和風のお家に住んでいて外壁塗装をお考えの方はいらっしゃいませんか?
和風のお家は洋風と違い、木の付帯部がかなり多いです。それだけに私たち塗装施工店は手間がかかってしまうのですが、その手間を惜しむと直ぐに塗膜が剥がれてしまったり、和風だからこそのせっかくの木部が腐ってしまったりしてしまうので和風の外壁塗装はキチンとした知識と正しい施工方法をしなければなりません。
その他に和風に合う色合いなど、様々な和風の外壁塗装について詳しく書いていきますので、長文になりますが、最後まで読んで頂ければ和風の外壁塗装について詳しくなりますので、最後までぜひ読んでください。
⑴和風の外壁塗装
私も和風のお家が昔から大好きだったので、20代の頃、車で走っている時に『家を建てる時はこんな家にしたいなぁ』など和風のカッコいいお家を見比べて見ていました。
しかし、しかし、家を建てる時に予算の都合から断念しました。汗
冒頭でも申したように和風のお家の外壁塗装というのは、使う塗料も限られてきますし、下地処理も洋風と比べて和風の方が断然に多いです。正しい知識と正しい施工方法が揃っていないと、せっかくの和風のお家に様々な不具合が出てしまいます。
ですので、洋風のお家を外壁塗装するより、和風のお家を外壁塗装する方が、より慎重に工程を進める必要があります。だからと言って不安になる必要はありません。キチンとした塗装会社に頼めば、素敵なお家にかわりますので。
⑵和風のお家に合う色
和風の人気色:ブラウン系
和風にも洋風にも合うオールラウンダーの色になります。サッシの色が黒や茶系ならブラウン系の色は失敗はありません。汚れが目立ちにくいという意味でも人気色になります。
和風の人気色:グレー系
このグレー色は最も汚れが目立ちにくい色という事でこちらも人気色の一つです。グレー色もどのお家にも大体合う色になります。「カビ苔の汚れが気になる」「道路沿いなどで汚れが目立ちにくい色がいい」という方はおすすめの色です。
和風の人気色:グリーン系
グリーン系の色も和風のお家にお住まいで外壁塗装をする際に選ばれる方が多い色になります。ポイントとしては、綺麗なグリーンではなく少しくすんだグリーンで外壁塗装すると、すこしカフェ風に仕上がります。
⑶和風のお家の下地処理
ケレン
和風のお家は下地処理がすごく大事になってきます。旧塗膜があるならしっかりとケレンして塗装しないと浮いている塗膜の上から塗装しても、まったく意味がありません。
鉄部においてもしっかりと錆を落として塗装するか、それでもサビが残ればサビ転換材を下塗りとして使用してから塗装します。
※注意
※ここで注意したいのは、サビている所に錆止めを塗装しても錆は出てきます。本来、サビ止めは錆ていない所に、錆がでない様に塗装するものであって、サビている所には錆転換材を塗装しましょう。
シミ抜き
そして予算の都合ですが、玄関周りや柱、木造りの軒天に多いですが、日焼けなどで黒くなってしまっている木部には、専用の薬品でシミ抜きして
キレイな木部に戻してから塗装する事も大事な下地処理の一つです。黒ずんでいる木部にいくら専用塗料で塗装しても、色が綺麗に出ないので、出来るだけ白木の状態まで
シミ抜きします。そうする事で上塗りで綺麗に色が入ります。
※注意
シミ抜きで注意しなければならないのは、塗布して、洗い流しを何回か繰り返すのですが、強い薬品になるため、洗い流した際に周りの草木が枯れてしまう恐れがある事です。
3-1塗膜が剥がれてしまう原因とは?
結構な割合で木部の破風などに普通の溶剤塗料が塗装してあったりするのですが、3年~5年ほどで剥がれてしまいますし、しっかり塗りこんであると中の木部が湿気などで腐ってしまう事が多いです。
その場合は、板金を被せたりと色々な処置をするのですが、基本的に木部には浸透するタイプの木部専用塗料を塗装するようにしましょう。
私達がお邪魔した時に、破風などの本来専用塗料を使う部位に普通の塗料で前回塗装していた場合は、予算の都合を聞きながら2択の選択をします。
①浮いている塗膜を剥がして、もう一度再塗装する
このやり方が一番安く済みます。しかし耐久性としてはあまり見込めません。
②旧塗膜を電動工具なども使いながら全て綺麗に剥がして、専用塗料で塗装する
このやり方は、手間が非常にかかりますので、予算的には費用が増えてしまいます。
この様に和風のお家は一度目の外壁塗装をどのようにしているかが、すごく大事になりますので、2回目の外壁塗装がスムーズにいくように1回目の外壁塗装はキチンと施工しなければなりません。
3-2木部に普通の塗料を塗装する場合、専用の下塗り材を使用しましょう
SK木部用下塗材
特徴
・肉持ちが良く、木の目止めにも有効です。上塗りの仕上がりにも影響のある下塗りとして、役割を十分発揮します。
・わずか3時間で弱溶剤の上塗りを塗り重ねることができ、工期短縮につながります。
・レオロジーコントロールによる塗りやすい粘性を実現し、作業効率を向上させます。
・塗り替えの場合、塗装されている木部に幅広い旧塗膜適性を示します。(エスケー化研様より引用)
⑷専用塗料キシラデコール
木部専用の塗料で一番有名なのは、歴史も長く、文化財から新築住宅とあらゆる建物で使われているキシラデコールではないでしょうか?ホームセンターなどでも販売されているので目にする方も多いと思います。
また着色性を強調した塗料から、クリヤーの塗料、内部専用の塗料、水性、溶剤と様々な用途に応じて塗装できる種類の多さも私達が愛用する要因だと思います。
キシラデコール
従来のキシラデコールです。ホームセンターでよく見る塗料ですね。
①色持ちのいい優れた耐久性
②木部を生かした自然な仕上がり
②内部から防腐・防カビ・防虫効果
キシラデコールフォレステージ
臭いを少しでも抑えたい方におすすめ。
特徴
①通常のキシラデコールの良さを生かして「乾燥性」「低臭性」
②色持ちのいい優れた耐久性
③木部を生かした自然な仕上がり
④内部から防腐・防カビ・防虫効果
キシラデコール アクオステージ
要するに着色力が高いという事です。木部を濃い色で塗装したい時におすすめ。
①色持ちの良い耐久性に優れた高濃度の顔料配合
②内部から防腐・防カビ・防虫効果
③木部を生かした自然な仕上がり
キシラデコール コンゾラン
造膜型の水性キシラデコールです。膜をキチンと作られ仕上がりがとてもきれいに仕上がります。
塗り替えに最適です。
①塗膜に柔軟性があって割れにくい
②造膜型ですが、通気性が良く下地が傷みにくい
③防腐・防カビ・防虫効果
他にも内装専用の水性で出来たクリヤーや着色できる塗料も数多くあります。
カラーバリエーション
⑸木部傷んでしまっている場合は?
傷んでしまっている木部は、破風や鼻隠しなどであれば板金保護する事が可能です。
板金は基本釘止めなのですが、その釘すら効かないほど傷んでいたら、軒樋などを一度外したりしながら木材を交換いたします。
「そんな事したらすごく高くなるのでは?」と心配になられる方も居ると思いますが、リペイント匠では、木材製作所から直接、
木材を仕入れして塗装専門の職人で取付しますので、そこまで高くはないと思います。腐ったまま放っておくのが一番ダメなので
心配なさらずまずは一度、0120-804-902(8:00~20:00)『ホームページみました』と相談してください。
⑹和風に良くある木部プリントの軒天の場合は?
⑺和風屋根のメンテナンスのやり方
和風の屋根のメンテナンスですが、和風の場合は基本的にメンテナンスと言っても「漆喰」を直す程度だと思います。
どうしても色合いが気になるという方は、塗装が出来る瓦もありますので、一度、お気軽にお問合せしてください。塗装できる瓦で屋根塗装をしたら新品の様に綺麗になりますので。
※注意点
よく瓦にラバー工法と言ってコーキングで全ての瓦を施工して、ズレが無いようにしているお家を見かけますがやめたほうがいいです。瓦というのは、基本的に地震などが起きた場合は下に瓦が落ちるようになっています。
そうしなければ、瓦の重みで建物が潰れてしまうからです。
しかし、コーキングで全てくっついていると地震などの際に、瓦は下に落ちる事がなく、建物が潰れてしまいます。悪質な訪問販売が良く打っていますが、絶対に話を聞かないようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?和風のお家を外壁塗装する際の注意点やアドバイスなどをできるだけ詳しくまとめました。覚えておいていただきたいのは、洋風よりも和風のお家を外壁塗装する方が難しく、手間がかかるという事とその手間暇を惜しむと良くないということです。
また分からない事や疑問、ご相談、見積もりは0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページみたよ」とお問合せしてください。