塗り替えの必要性ですが、外壁や屋根をメンテナンスせずに、放っておくのは『百害あって一利なし』です。
その意味は害がたくさんあるばかりで、よいところは一つもないことを意味しますが、おうちの手入れがまさにそれです。
お父さんやお母さんが久々の休日に、ほっと、気をぬいて家でゆっくりしていると、意味もないくらい元気な姿で声を上げてくる営業マン。
休みの日のは多いときで五人~ぐらい来るほどです。昼寝していてもチャイムで起こされ、近隣の方だと思って出たら、リフォームの営業マンだったり…。
結局、休みの日でも家にいても落ち着かず、ドライブや訳もなく買い物へ…。心を疲れさせ人生にとっても大きな損失です。外壁塗り替えの時期は一般的には営業マンが頻繁に来るようになったらと言われていますが、あまりしつこい営業マンには、頼みたくないのも事実です。
しかし…。
この時期を放っておくと防水性が切れた外壁から雨漏りがしたり、重要な木材が傷んでしまいます。屋根も外壁よりも紫外線が多く当たる分傷みも外壁よりも早いです。
そして、当初、予定していた外壁の塗り替え代金より、大幅に予算が上がってしまい、行きたい家族旅行の予算も削って、家の補修代にまわし、余計な夫婦喧嘩が起きたりと、はっきり言って、いいことはありませんね。
(津市内で聞いた話に基づいた例です。)
ここでは、外壁の塗り替えをする必要性・タイミングなどについて詳しく書いていければと思います。最後まで読んで頂ければ外壁の塗り替えの必要性・タイミングに関して全て分かっていただけるように詳しくお書きしますので、最後まで読んで頂ければ幸いです。
では外壁の塗り替えをする必要性やタイミングについて詳しくお話をしていきます。
⑴高いお金を払って外壁塗装をする意味・必要性・タイミングとは?
・外壁の保護
外壁の保護についてですが、もう少し具体的にいうと『外壁の防水性』です。
新築時や塗り替えをした、すぐは防水効果もしっかりとしていますが、時間が経つにつれて経年劣化と共に艶が消えていき防水機能が徐々に失われて、やがて外壁に湿気を帯びたりするようになってきます。
そして湿気を帯びた外壁が濡れたり、乾いたりを繰り返していくうちに、ひび割れ(クラック)が出てきます。クラックにも「ヘアークラック」「構造クラック」ものがあります。
「ヘアークラック」というのは小さなひび割れの事で「構造クラック」というのは、構造に支障をきたすようなひび割れの事を指します。
またこの頃には、サイディングであればコーキングも破断や剥離などが起きていると思います。この様に、外壁の塗り替えには大変大事な躯体の維持という意味がありますので、『事前対応』しましょう。
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・外観を保つ
外壁の塗り替えには、先ほど申した外壁の保護の他にも大事な外壁の美観を保つという意味もあります。先ほどはどちらかというとネガティブな話でしたが、こちらは、ワクワクするような意味になります。
外壁の塗り替えをする際はご夫婦で色々とご近所を散歩したりして『こういう色が合うかな』『こんな色で塗り変えしたい』など話も盛り上がり楽しい時間になると思います。
外壁を塗り替える際は、色決めや塗料の選定なども大事なポイントになりますので、ぜひ押さえておきましょう。
・外壁塗装は色が超肝心!?絶対に満足できる6つのチェックポイント ↑↑詳しくはクリック↑↑ |
・長く住める
長く住見続けるには先ほど申した、外壁の保護と外観を保つという事が非常に大事になってきます。
どちらもかけてはいけません。外壁の保護だけですと長く住み続ける事に飽きが来てしまうかも知れませんし、美観の維持だけでもいけません。どうせ外壁の塗り替えをするのでしたら、大きく分け、この外壁の保護と美観の維持を意識して塗り替えすることをおすすめします。
⑵外壁の塗り替え相場
外壁の塗り替えの相場というのは、お家の作りや外壁の素材、傷み具合などで、100件あれば100通りございますので、一概に〇〇万で出来ますとは言いずらいものですが、35坪ほどで一般的に多く使われている塗料のシリコン塗料で60万円~70万円ほどではないかと思います。
(足場代金・高圧洗浄・外壁の塗り替え・付帯部全ての塗装含む)コーキングの打ち替え工事を入れて70万円~80万円ほどではないかと思います。※一般的な相場とお考え下さい。
外壁塗装の本当の相場っていくら?適正価格と正確に見積もりする方法とは? ↑↑詳しくはクリック↑↑ |
・外壁の塗り替え時期・タイミング
結論から申しますと、早めに外壁の塗り変えやコーキングした方がいいことに越したことはありません。ただ、どうしてもお金がかかるものですから、外壁や目地の傷みが進んでからご相談される方がほとんどです。
実際のお話ですと、「塗り替えしないとダメです、と言われたので一度見積もりしてください」とお聞きし、私がお客様のお家にお伺いすると築10年ではあるけど、まったく問題ない場合があります。
その場合は「今、急いで外壁塗り替えをする必要はないですよ」とお話して安心して頂く場合もございます。
何が言いたいのかといいますと、築10年でも外壁の塗り替えの必要のないお家もありますし、築6年くらいで、コーキングが傷んできてしまっていて、メンテナンスをするお家もあります。
周辺状況や建てた工務店の仕様などなどの状況により一軒、一軒変わってくるのです。
築10年だからといって焦る必要もありませんし、お家の状況を信頼できる業者さんにキチンと見てもらい適切なタイミングで工事致しましょう。外壁工事の場合、早めにメンテナンスをするに事に越したことはありません。
ただどうしても費用がつきものとなりますので、現実には傷みが進行してから依頼する方が多いです。だから早く塗り替えをしましょう、というお話をしたいのではありません。
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・外壁を触ると粉が付着する
外壁自体の防水性や耐久性がなくなり、顔料が粉状にでてしまっている状態になります。この状態ですと湿気も帯びやすく、紫外線などで傷みが著しく早くなります。
そして、乾いたり、濡れたりを繰り返す中でひび割れが発生しますので、早めの無料診断をおすすめします。
・カビが生えている
北面や日陰面に多いのが特徴ですが、なぜ、日陰に多いのかといいますと、日光を遮られている外壁には、湿気が溜まりやすく、カビが繁殖しやすくなります。また集合住宅などで、風通しが悪いと雨や湿気が逃げにくくなり、カビが増えていきます。
あと、植木や雑草が多い所にカビが生えやすいのも特徴です。ご自身で定期的に洗浄するか、業者の方にキレイにしてもらう事をオススメいたします。
カビや苔が外壁の劣化と関係あるかといえば、関係あります。外壁の劣化を進行させますので、あまり気になるようでしたら相談して見る事がオススメです。
・ひびが割れている
先ほど申したように、チョーキングが起きているのを放っておくと多くあらわれてくる現象です。ひび割れと一言でいっても、大きく目立つ致命的な「構造クラック」と呼ばれるひび割れから「ヘアークラック」と呼ばれる表面だけのひび割れまであります。雨漏りなどの恐れもありますし、そこから雨水が侵入し、
外壁の下地の大事な木材まで傷んでしまったり、シロアリなど2次災害の恐れもあるため、状況によっては、早めの無料診断をオススメいたします。
⑶外壁塗料の種類
※注意したいOEM塗料の動画
アクリル
非常に安く、DIYで使用される方も多いので、ホームセンターなどでは見ますが、私たちには今は使われることのない塗料です。デメリットは、劣化が早い、ひび割れが起きやすい、DIYでも塗り替えサイクルが早いなどが特徴的なデメリットです。
ウレタン
こちらも私たちは最近は使用しなくなった塗料になりますが、特徴的には、追従性があり、ひび割れしにくいという特徴があります。ウレタンの耐用年数は6年~8年程度ですが費用が安いこともあり、選ばれる方も見えます。
「とにかく施工費を安くしたい」「とりあえず塗装の剥がれが気になって補修したい」という方にウレタンはおすすめなのかも知れません。しかし、今はランクが高いラジカルやシリコンの価格が安く機能性が高くなっていることもあり、ウレタン塗料でわざわざ塗り替えする理由はないと思います。
シリコン
コチラは2020年現在で、とても人気の塗料になります。当社でも2018年~2019年の一年間で一番多く選ばれた塗料になります。シリコン塗料と一言でいっても大きく分けて3種類ほどのシリコン塗料があります。
1.通常のシリコン塗料
何の特徴もないいたって普通のシリコン塗料です。
8年~10年
2.ラジカル制御型シリコン
チョーキングなどを押さえられるシリコン塗料になります。
10年~15年
3.無機ハイブリットシリコン
無機の樹脂が配合されえたシリコン塗料になります。
15年~18年
主な人気の理由は価格に対して耐久性などのバランスの良いという点です。上記の様に全国的にも人気が高い塗料は各塗料メーカーがこぞって色々なシリコン塗料を開発しています。この様なバリエーションの豊富さからも人気が
高まっているのかもしれません。
フッ素塗料
フッ素塗料は耐久性・親水性などが優れている所が人気の理由です。数年前までは高くて中々、手が出しづらい塗料ではありましたが、2020年現在では、色々な塗料メーカーの参入などもあり、塗料メーカーの中でも競争があり、比較的安くなっていますので、当社では今年はシリコンと同じくらい売れている塗料になります。
ちなみに当社では、雨樋、雨戸、戸袋、小庇などの付帯部、外壁よりも傷みが早い部分に関しては、全てこのフッ素塗料で塗り替えをさせて頂いています。
メリットとしては、高耐久の塗料になりますので、外壁の塗り替えするタイミングが長くなり、塗り替え回数を減らす事が出来る点が大きなメリットになります。
デメリットといたしましては、数年前までは価格という点でもデメリットになっていましたが、今考えられるデメリットはあまり艶々した感じが嫌いな方には向いていないかも知れません。
他の塗料に比べて艶が出てピカピカになりますので、落ち着いた感じが好きな方は、業者に艶を調整してもらいましょう。※艶で耐久性を維持している部分がありますので、艶を落とすのは個人的にはおすすめしません。
光触媒
こちらは、美観にこだわった塗料になります。雨水を利用して外壁を長期的に綺麗に維持しようという塗料になります。ですので、セルフクリーニング塗料などと呼ばれたりしています。しかし、全国的にこの光触媒はトラブルが多く、価格に対して耐久性も15年程度です。個人的には光触媒で外壁の塗り替えするなら、フッ素をおすすめしますが、全国的には人気な塗料です。
その他、ガイナなどの機能性塗料
その他に当社でも人気な遮熱性や断熱性、遮音性のあるガイナなどの機能性を重視した塗料も人気です。
塗料の選び方
塗料を選ぶ際に考えて頂きたいのは、「外壁の塗り替えを通して自分が何を得たいのか?」だと思います。ここには書ききれないほど、塗料には色々な種類がありますので
『耐久性がいい塗料か?』『汚れにくい塗料なのか?』『機能性を重視した塗料なのか?』どこに重きを置くかで塗料選びは変わってきます。
ですので、塗り替え業者さんに無料診断して頂く際に、しっかりと自分が塗り替えを通して何を実現させたいかをお伝え頂く事をおすすめします。
「2020年」外壁塗装で使う塗料の選び方/津市の方からのご質問 ↑↑もっと詳しく知りたい方はクリック↑↑ |
⑷外壁の適切な塗り替え季節
結論から申しますと、どの時期でもやり方や乾燥時間、作業時間を変えて塗装するだけで、
年中いつでも塗装は出来ます。
しかし、人気な季節といたしましては、やはり、春と秋になります。理由としましては、気候も安定しており
施工もしやすく、お客様も工事の進捗などの確認もしやすいためです。
他の夏でも冬でも施工は出来ますし、品質に問題は全く変わりありません。ただ、季節によってやり方が変わったり、工事期間が長くなったりするというだけです。
例えば夏場なら塗料の乾きが早いので、塗りムラにならないように、完全に乾燥するまでに塗料を継いでいき一面ずつ仕上げていきます。
冬場であれば、塗り替えをする時間を9:00~15:00くらいまでにして、霜が降りている朝方などは違う作業をしたり、冬場にあまり遅くまで塗り物をしていると艶が飛んだりしますので、ここでも違う作業をするようにします。
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⑸外壁を塗り替える工程について
では、今度は、実際に外壁の塗り替えの工程について書いていければと思います。最後に外壁の塗り替えの工程ややり方に関してもっと詳しく書いてある記事がありますので、クリック出来るようにしておきますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.色の打ち合わせ
まずは、色の打ち合わせ前、工事着工1か月前くらいから、近所を散歩したり、施工事例などをたくさん見て、自分の家の仕上がりのイメージをしておきましょう。
そして、完成後『やってよかった』となるように入念に色の打ち合わせをします。
イメージとなんか違ったとならないように、カタログだけで決めずに、試し塗りやA4サイズの塗り板などを用意してもらうようにしましょう。
外壁塗装は色が超肝心!?絶対に満足できる6つのチェックポイント ↑↑もっと詳しく知りたい方はクリック↑↑ |
2.足場組立
着工前に近隣さんへのあいさつ回りをして、工事着工の時に初めてする仕事がこの足場の組立です。
この足場工事というのは後には残らないものだからと軽視されがちでが、私たち職人から言わせればこの足場がキチンと組立されているか?で作業効率がかなり変わってきますので、どんな身長の職人がどの辺りを仕事するのか?をしっかりと考えて組んでいきます。
例えば塗装工事の足場の高さと雨樋を交換する際の足場の高さ、屋根をリフォームする際の足場の高さは全て変わってきます。ですので、足場を組み立てる職人が、『この足場を使って何をするのか?』という事が非常に大事になります。
その様な事から、当社では、自社での職人で足場を組み立てをすることで作業効率を上げています。
3.高圧洗浄(抗菌剤塗布・バイオ洗浄)
ここでは、カビや苔、その他の汚れをしっかりとバイオ洗浄で洗い流します。バイオ洗浄と聞くと薬品で危ないの?とか気になると思いますが、みかんやレモンが殺菌作用があると聞いた事はありませんか?
そのように植物系の薬品なので人体の影響もなく外壁を綺麗にします。そして屋根はトルネード洗浄いい通常よりも水圧の強い洗浄で頑固な汚れを落としていきます。
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4.養生
ここでは、サッシや勝手口、玄関ドアなど塗料がついてはいけない部分をビニールで全て覆い隠します。その際に『ここのドアや窓を開け閉めできるようにしてほしい』などございましたら、職人に伝えて頂ければ、そのように養生いたしますので、お気軽にご相談してください。
特に夏場とかですと外の風を入れたい、空気の入れ替えをしたい、などあると思います。
5.コーキング
コーキングは、基本的に窯業系のサイディングに多いのですが、目地の部分のコーキングを打ち換えたり、サッシ廻りのコーキングを打ち換えたりします。
よく「打ち替えが良くて増し打ちは手抜き」という記事などもインターネットを見ていると書いてある場合がございますが、決してそんなことはなく、サッシを傷つけたり、キチンと撤去出来ないと判断した場合は打ち替えできません。
※サッシ廻りは形状や建物によっては三角シールという方法でコーキングする場合もございます。
打ち替えというのは、20%~30%程度撤去して、打ち込んだものを「打ち替え」とは言いません。完全にコーキングのカスまで取り切って、初めて打ち替えと呼ぶのです。
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6.軒天塗装
次に軒天と呼ばれる、屋根裏を塗装していきます。
7.外壁下塗り
次に外壁の下塗りをします。外壁の塗り替えでは、コーキング工事やここの外壁の下塗りが非常に大事な工程になります。
女性の方ならイメージがつくと思いますが、いくらいい上塗りをしても下地がしっかりと作られていないと上塗りの本来の力を最大限に発揮する事は出来ません。
良く勉強されているお客様ですと「どの様な塗料で、どの様な工程になりますか?3回塗りですよね?」と質問を多く頂く事がございますが、外壁のガイナや屋根などに関しては、3回塗りでキッチリと終わりますと断言できない場合があります。
というのは、高圧洗浄をした後の屋根の傷み具合を見て、下塗りが1回で不十分だなと感じれば2回も3回も塗り、飴色になるまでしっかりと塗装して、キチンと下地が作れたという段階で中塗り→上塗りと進めていくからです。この様に仕上げると耐久性も美観性・艶などが同じ上塗りを使っても格段に変わります。
外壁で工程が増える場合。外壁をガイナで塗り替えする際に、よくあるケースです。薄い色で塗り替えをすると、上塗り2回ではキチンと色が止まらない場合がございます。(まだ下地が透けている)
その場合は、上塗りで3回、4回と何度も塗り重ねます。
8.外壁中塗り・上塗り
外壁の中塗りです。ここでは、しっかりと色を止めていくことを意識しながら外壁の塗り替えをしていきます。次に上塗りの仕上げ塗りです。塗り残しが無いようにチェックしながら進めていきます。
9.付帯部の塗装
付帯部の塗装。外壁が仕上がったら雨樋や雨戸、戸袋、小庇、水切りなど細かな部分を塗り替えしていきます。
⑹外壁塗り替えのまとめ
外壁の塗り替えについて詳しく書かせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
外壁の塗り替えには、事前対応が大切で、「外壁の保護」「外観の再生」という2つの大きな意味があるのがお分かり頂けましたでしょうか?
その他の注意点として、塗り替えのサインを見逃すと余計に工事金額が高くなる。外壁の塗り替えを通して何を実現したいのか?を明確にしておく。色選びでは、事前に色々な事例やご近所を散歩してみる。まとめるとこの辺りが大まかな注意点になります。上にも外壁塗装の工程ややり方について詳しく書いてありますので、併せて見てください。また分からない事や疑問、ご相談、見積もりは(0120-804-902)まで「ホームページみたよ」とお問合せしてください。