
外壁塗装の相場を徹底比較!坪数・階数・塗料別に亀山市の塗装業者が徹底解説
外壁塗装を考えたとき、「相場がいくらなのか分からない」と不安になる方は多いのではないでしょうか。ネットで調べても「50万円〜150万円」など、価格に大きな幅があり、どれが自分の家に当てはまるのか判断しにくいのが現実です。
しかし、相場を正しく知っておくことで、不必要な高額請求を避けられ、安心して業者に依頼することができます。坪数・階数・塗料の種類など、条件に応じた価格帯を把握することは、賢いリフォームの第一歩です。
そこで本記事では、「外壁塗装の相場」をテーマに、様々な条件別の価格帯を徹底的に比較し、見積もり前に知っておくべきポイントをわかりやすく解説します。
目次
外壁塗装の相場とは?基礎知識を知っておこう
外壁塗装の相場を正しく理解するには、まず「何が価格を決めるのか」を知ることが重要です。ただ漠然と価格を比較しても、自宅の条件に合っていなければ意味がありません。
ここでは、相場の目安がどのように決まり、坪数や平米数とどう関係しているのか、さらに「安すぎる見積もり」が危険な理由まで、基礎的な知識を丁寧に解説していきます。
相場の目安はどのように決まるのか?
外壁塗装の相場は一律ではなく、さまざまな要素によって大きく変動します。その中心となるのが「施工面積」と「塗料の単価」です。一般的に、塗装費用は「1平米あたり○○円」という単価をベースに、建物全体の塗装面積を掛けて算出されます。
ただし、それだけでは終わりません。塗料の種類やグレード、足場の設置費、下地処理の有無、さらには外壁の形状や住宅の立地条件によっても費用は大きく上下します。例えば、同じ坪数の家でも、窓が多い・凹凸が多いといった構造の違いで作業工数が変わり、結果として価格も変動するのです。
また、業者によっても価格の考え方や施工内容に差があります。極端に安い業者では、必要な工程を省略していたり、質の低い塗料を使用していたりすることもあるため、単価だけに惑わされず、相場の仕組みそのものを理解しておくことが大切です。
外壁塗装の相場と坪数・平米数の関係
外壁塗装の相場を正確に把握するためには、「坪数」や「平米数(㎡)」といった面積の考え方を理解することが欠かせません。実際の塗装費用は、建物の大きさ=塗装面積に比例して増減するため、まずは自宅の外壁面積をある程度把握することが大切です。
例えば、一般的な住宅の目安としては、
- 30坪の家でおよそ100〜120㎡
- 40坪で約130〜150㎡
- 50坪で約160〜180㎡
- 60坪で約190〜220㎡
といったように、坪数に応じて外壁面積も増えていきます。
外壁塗装の単価は塗料の種類によって異なりますが、おおよそ「1㎡あたり1,500円〜5,000円」が相場とされています。たとえば、120㎡の外壁をシリコン塗料で塗装する場合、単価2,500円で計算すると約30万円(足場や下地処理等を除く)となります。
このように、坪数から外壁面積をおおよそ割り出し、使用する塗料の単価を掛け算することで、概算の塗装相場を知ることができます。見積もりを取る前の「基準値」として覚えておくと便利です。
外壁塗装で「安すぎる相場」に注意すべき理由
インターネットや広告で「格安外壁塗装」といった言葉を見かけることがありますが、相場よりも極端に安い金額には注意が必要です。一見、お得に見える価格でも、その裏には見落とせないリスクが潜んでいることがあります。
たとえば、工程の一部を省略していたり、グレードの低い塗料を使用していたりするケースがあります。塗装前の下地処理を省かれると、見た目はきれいでも数年で剥がれやヒビ割れが起こり、結局は再塗装が必要になります。結果的にトータルコストが高くついてしまうのです。
また、施工後の保証やアフターフォローがない、あるいは曖昧な場合も多く、「安かろう悪かろう」のリスクを抱えることになります。相場を大きく下回る見積もりが出た場合には、その内訳や施工内容をしっかり確認し、不明点があれば必ず質問することが大切です。
外壁塗装は「安さ」ではなく、「信頼性」と「施工品質」で選ぶべき工事。長期的な安心と資産価値を守るためにも、適正な相場感を持って、冷静に判断することが重要です。
坪数・階数別!外壁塗装の相場早見ガイド
外壁塗装の相場は、家の大きさや構造によって大きく異なります。たとえば、同じ塗料を使ったとしても、30坪の住宅と60坪の住宅では必要な塗料の量も作業時間も違いますし、2階建てと3階建てでは足場の高さや安全対策にも差が出ます。
この章では、30坪〜60坪までの坪数別相場、2階建て・3階建ての階数別相場、さらにはハウスメーカー住宅ならではの注意点まで、具体的な価格の目安をわかりやすく解説します。
「自分の家の場合はいくらくらいが妥当?」という疑問を、ここでスッキリ解消していきましょう。
30坪・40坪・50坪・60坪の相場比較
外壁塗装の費用は、家の大きさ=塗装面積によって大きく左右されます。ここでは、戸建て住宅でよく見られる「30坪・40坪・50坪・60坪」それぞれのケースについて、一般的な相場感をご紹介します。
まず、外壁面積は住宅の延べ床面積とは異なり、屋根の出やベランダ、窓の有無などによっても変わりますが、ざっくりとした目安は以下の通りです。
- 30坪の家:外壁面積 約100〜120㎡、相場 約60万〜80万円
- 40坪の家:外壁面積 約130〜150㎡、相場 約80万〜100万円
- 50坪の家:外壁面積 約160〜180㎡、相場 約100万〜120万円
- 60坪の家:外壁面積 約190〜220㎡、相場 約120万〜150万円
上記はあくまで「シリコン塗料を使用した場合」の目安であり、使用する塗料のグレード(フッ素・無機など)や、足場代・下地補修・付帯部塗装などを含めると、さらに価格が上下する可能性があります。
また、家の形状や外壁の素材、塗装の難易度(凹凸が多い・高所が多いなど)によっても費用は変動します。正確な金額を知るには見積もりが必要ですが、このように坪数ごとの相場感を知っておくことで、提示された価格が高すぎるのか妥当なのか判断しやすくなります。
※30坪・40坪の相場について詳しく知りたい方は『外壁塗装30坪・40坪の相場は?内訳と構成内容、注意点について亀山市の塗装業者が徹底解説』をご覧ください。
2階建て・3階建てでどう変わる?
外壁塗装の相場は、建物の階数によっても大きく変わります。特に影響が大きいのが「足場代」です。高くなるほど足場の設置が複雑になり、作業の安全確保にもコストがかかるため、階数が増えるごとに全体の塗装費用も上がる傾向があります。
例えば、2階建ての一般住宅であれば足場代はおおよそ15万〜25万円前後。一方で、3階建てになると足場代だけで30万円以上かかるケースもあります。これは高さによるリスク増大に加え、足場材の量や設置時間が増えるためです。
また、3階建て以上の住宅では、作業員の安全確保のための人員増加や、高所専用の機材を使うこともあり、全体の施工費用が10万〜30万円程度高くなることも珍しくありません。
つまり、同じ延べ床面積でも、階数が多いほどコストは上がる傾向にあります。階数別の相場差を把握しておくことで、見積もり時に「なぜ高いのか」を冷静に判断できるようになります。
ハウスメーカー住宅の外壁塗装相場
ハウスメーカーで建てた住宅の外壁塗装は、一般の住宅とは異なる仕様が多く、相場にも違いが出てきます。
まず、ハウスメーカー住宅には「特殊な外壁材」や「独自設計の仕様」が使われていることが多く、それに対応する塗料や工法が限られているケースがあります。加えて、部材ごとに細かい施工ルールが設定されていることもあり、一般の外壁塗装と比べて手間がかかることが多いのです。
そのため、ハウスメーカーに直接塗装を依頼した場合、相場よりも3割〜5割ほど高くなる傾向があります。これは、塗装自体は下請け業者が行っていることが多いため、中間マージン(紹介手数料など)が上乗せされるからです。
「大手だから安心」と思いがちですが、実際にはハウスメーカーが塗装専門の職人で施工するわけではなく、提携している外注業者が作業を担当しているケースが大半です。この中間構造を知らずに契約してしまうと、品質は変わらないのに高額な費用だけがかかってしまう可能性があります。
一方で、地元の塗装業者でもハウスメーカー住宅に対応できる会社は多く存在します。過去に同メーカーの住宅を施工した実績があるかどうかを確認すれば、品質とコストの両立が期待できます。依頼前には複数社に相見積もりを取り、施工内容と費用のバランスをしっかり見極めることが大切です。
塗料・付帯工事別に見る外壁塗装の相場
外壁塗装の相場を語るうえで見逃せないのが、使用する「塗料の種類」と、塗装以外に必要となる「付帯工事」の費用です。見積書には「塗装工事費」と並んで、シーリング工事や屋根塗装など、さまざまな項目が含まれていますが、それぞれの価格帯や特徴を知っておくことで、見積もりの妥当性を判断しやすくなります。
この章では、人気の高いシリコン・フッ素・無機塗料の価格や特徴を比較しながら、さらに見落とされがちなシーリングの相場や、屋根と外壁を同時に施工する場合の費用についても詳しくご紹介します。
塗料選びや追加工事の選択で費用に大きな差が出るため、正しい知識をもとに「自分に合った塗装プラン」を見つけていきましょう。
主要塗料(シリコン・フッ素・無機)の相場比較と特徴
外壁塗装の費用に大きく影響するのが「塗料の種類」です。選ぶ塗料によって、1平米あたりの単価や耐久年数が異なり、最終的なコストパフォーマンスにも差が出ます。ここでは、住宅塗装で主に使用される「シリコン」「フッ素」「無機」の3種類について、それぞれの特徴と相場を比較します。
まずシリコン塗料は、最も一般的でコストと耐久性のバランスが良く、相場は1㎡あたり2,300〜3,000円程度です。耐用年数は10〜13年ほど。予算を抑えつつ一定の耐久性を求める方に適しています。
次にフッ素塗料は、耐候性が非常に高く、相場は1㎡あたり3,500〜4,500円程度。耐用年数は15〜18年が目安です。初期費用は高めですが、長期的な塗り替え頻度を抑えられるため、トータルで見るとコストパフォーマンスに優れています。
最後に無機塗料は、最も耐久性が高く、汚れにも強いためメンテナンスの手間が少ないのが特長。相場は1㎡あたり4,000〜5,500円程度で、耐用年数は20年以上とも言われています。費用は最も高い部類に入りますが、長期的に考えれば経済的な選択とも言えるでしょう。
それぞれの塗料にはメリット・デメリットがあり、家の立地環境や予算、将来的な住み替え予定の有無などによって最適な選択肢は変わってきます。見積もりを比較する際は、単なる金額だけでなく、塗料の性能や耐久年数にも目を向けることが大切です。
シーリング(コーキング)の施工相場
外壁塗装とあわせて行われることの多い「シーリング(コーキング)工事」は、外壁材の継ぎ目や窓まわりなどの隙間を埋める重要な作業です。劣化したまま放置してしまうと、そこから雨水が浸入し、内部構造の腐食やカビの原因になることもあります。
シーリング工事の費用は、「打ち増し」と「打ち替え」のどちらを行うかで相場が変わります。
- 打ち増し:既存のシーリング材の上から新しい材料を足す工法。1mあたり500円〜900円前後
- 打ち替え:古いシーリング材をすべて撤去し、新しく充填し直す工法。1mあたり900円〜1,500円前後
打ち増しは一時的な補修として使われることが多く、耐久性はやや劣ります。一方、打ち替えは費用がかかりますが、仕上がりや耐用年数に優れているため、10年以上しっかりと保ちたい場合は打ち替えを選ぶのが基本です。
シーリング工事は、塗装工事の「付帯項目」として軽視されがちですが、建物の防水性能を支える非常に大切な工程です。見積書に含まれているか、工法の違いが説明されているかなど、しっかりと確認しておきましょう。
「外壁塗装+屋根塗装」の相場は?
外壁塗装を検討する際、「屋根も一緒に塗装した方がいいの?」という疑問を持つ方は少なくありません。実際、外壁と屋根を同時に塗装することで、工事費用を抑えつつ、家全体のメンテナンスを効率的に行うことができます。
まず、外壁と屋根を別々に施工する場合、それぞれに足場代がかかるため、結果的に費用が割高になります。これに対し、同時施工であれば足場の設置は1回で済むため、足場費用の節約が可能です。一般的には、別々に施工するよりも10万円〜20万円程度のコストダウンになることがあります。
気になる相場ですが、屋根の形状や塗料の種類によって異なりますが、
- スレート屋根(一般的なコロニアルなど):1㎡あたり2,000〜3,500円前後
- 金属屋根(ガルバリウムなど):1㎡あたり2,500〜4,000円前後
これを外壁と合わせて施工した場合、全体の相場は100万〜150万円前後が一つの目安となります(シリコン系塗料使用・30〜40坪の住宅を想定)。
外壁と屋根の塗装時期が近いのであれば、セットで依頼する方が経済的かつ効率的です。美観の統一感が出るだけでなく、建物全体の保護性能も高まり、長期的なメンテナンスの計画も立てやすくなります。
まとめ~亀山市の外壁塗装・屋根塗装なら
本記事では、「外壁塗装の相場」について、坪数・階数・塗料の種類、さらにはシーリングや屋根塗装まで、あらゆる角度から詳しくお伝えしました。
外壁塗装の相場は一律ではなく、建物の大きさや階数、使用する塗料、施工範囲によって大きく変動します。さらに、ハウスメーカー住宅のように特殊な条件がある場合には、相場よりも高くなるケースもあります。
とはいえ、相場の目安や費用の構成をしっかり理解しておけば、見積もりの妥当性を冷静に判断でき、業者選びにも迷いがなくなります。
これから外壁塗装を検討されている方は、まずは信頼できる複数の業者に相見積もりを取り、条件に合った最適なプランを比較することから始めてみてください。「適正な価格で、質の高い塗装工事」を実現するために、本記事の情報をぜひお役立てください。
疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00〜20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
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