外壁塗装でおすすめの塗料や種類について松阪市の塗装業者が徹底解説【解説動画あり】
お疲れ様です、リペイント匠の久保です。
今日は「塗料の種類について」お話しします。
外壁塗装を検討している方にとって、塗料選びは非常に重要なポイントです。塗料にはさまざまな種類があり、それぞれの特徴や耐久性、コストなどを理解することが、理想的な塗装を実現するための第一歩となります。
この記事では、塗料の種類や特徴、機能性について分かりやすく解説し、皆様の塗料選びに役立つ情報をお届けします。これから外壁塗装を検討している方にとって、塗料の選定が少しでも簡単になるよう、是非参考にしてください。
目次
外壁塗装で活用する塗料の種類(グレード)について
塗料にはグレードが存在し、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、無機などがありますが、アクリル、ウレタンについては耐用年数が10年未満となっていますので、採用されるケースが少なくなっています。
ここでは、「シリコン塗料」「フッ素塗料」「無機塗料」をご紹介します。
シリコン塗料
シリコン塗料は、外壁塗装において非常に人気が高い塗料の一つです。その理由は、コストパフォーマンスの良さと、適度な耐久性がバランスよく備わっている点にあります。外壁塗装を検討する際、多くの方がこのシリコン塗料を選ぶ傾向にありますが、実はシリコン塗料にはいくつかの種類が存在します。それぞれの特性を理解することで、より最適な選択ができるでしょう。
①普通のシリコン塗料(耐用年数:8~10年)
「普通のシリコン塗料」は、最も一般的であり、昔から広く使われている塗料です。耐久年数は約8年から10年程度で、適度な耐久性を持ちながら、コストも比較的抑えられるのが特徴です。この塗料は、長期的な保護が必須ではない家や、コスト重視で塗装をしたい方に向いています。塗料の種類の中ではスタンダードな存在であり、多くの塗装業者が使用しています。
②ラジカル制御型シリコン塗料(耐用年数:10~13年)
「ラジカル制御型シリコン塗料」は、通常のシリコン塗料に比べ、耐久性が向上したバージョンです。この塗料の大きな特徴は、紫外線や雨風によって引き起こされる塗膜の劣化を抑制する「ラジカル制御」という技術が組み込まれている点です。これにより、塗装の表面がチョーキング現象(白く粉を吹いたようになる現象)を起こすことを防ぎ、美しい仕上がりを長期間維持することが可能です。
③無機ハイブリッドシリコン塗料(耐用年数:15~18年)
「無機ハイブリッドシリコン塗料」は、シリコン塗料の中でも最も耐久性に優れた製品です。この塗料には無機の成分が含まれており、一般的なシリコン塗料に比べて耐久性が飛躍的に向上しています。無機成分とは、石やガラスなど、炭素を含まない物質のことです。これらを塗料に配合することで、耐候性が増し、紫外線や酸性雨などの外的要因による劣化が大幅に抑えられます。
フッ素塗料(耐用年数:15~18年)
フッ素塗料は、シリコン塗料と並んで人気の高い塗料で、特に耐久性を求める方に選ばれることが多いです。
シリコン塗料よりもさらに耐久性が高く、耐用年数は15年から18年と、非常に長持ちするのが特徴です。外壁塗装を一度行うと、次に塗り替えが必要になるまでの期間が長くなるため、メンテナンスの手間やコストを減らしたい方にとって、非常に魅力的な選択肢となります。
外壁が常に紫外線や雨風にさらされる環境下でも、長期間にわたって劣化を防ぐことができます。特に、紫外線による塗膜の劣化を防ぐ効果が高いため、太陽が強く当たる場所に最適です。
また、汚れが付きにくいという特性もあります。これは、塗料の表面が非常に滑らかで、汚れや水分が定着しにくい構造になっているためです。雨が降った際には、塗装表面に付着した汚れが洗い流され、きれいな状態を保つことができます。これにより、定期的な洗浄の手間も省けます。
ただし耐久性や性能が高い分、フッ素塗料は他の塗料に比べてコストが高くなります。初期費用としては高めですが、耐久年数が長いため、長期的に見れば再塗装の頻度が少なくなり、結果的にはコストパフォーマンスが良い選択となることが多いです。
無機塗料(耐用年数:20年以上)
無機塗料は、外壁塗装において最も高耐久な塗料の一つで、耐用年数が20年以上と非常に長いのが特徴です。
無機塗料は、その名の通り「無機物」を主成分としており、これは一般的に石やガラス、レンガなどの炭素を含まない物質を指します。無機物は非常に劣化しにくい性質を持っているため、紫外線や酸性雨、排気ガスなど、外部環境の影響を受けにくいという強みがあります。
また、無機塗料はフッ素塗料以上の耐久性を持ち、耐候性や防汚性にも優れています。そのため、非常に長期間にわたって外壁を美しく保つことができ、塗り替えの頻度を大幅に減らすことが可能です。そのため、長期間外壁のメンテナンスを行いたくない方や、大規模な建物を管理する場合に最適な塗料です。
機能性を重視した塗料
塗料選びにおいて、耐久性はもちろん重要ですが、それ以外にも機能性が求められることがあります。特に、汚れに対する耐性や暑さを軽減する断熱性能など、家の立地や周辺環境によって必要となる機能は異なります。機能性を重視した塗料を選ぶことで、外壁の美観や住環境の快適性をさらに向上させることができます。
汚れに強い塗料(セルフクリーニング機能)
セルフクリーニング機能を持つ塗料は、親水性が高く、雨が降った際に外壁に付着した汚れを自然に洗い流す仕組みになっています。この機能は、特に道路沿いや工場近くなど、空気中の粉塵や排気ガスなどが多い場所に住んでいる場合に非常に役立ちます。
外壁の汚れは、建物全体の印象を大きく左右します。セルフクリーニング機能を持つ塗料を使用することで、外壁が常に清潔で美しい状態を保つことができ、家の価値も維持されます。
暑さに強い塗料(断熱塗料)
次に、暑さを軽減する機能を持った塗料について説明します。
断熱塗料は、建物の外壁に塗ることで外部からの熱を遮断し、室内の温度上昇を防ぐことができます。特に、夏場の厳しい日差しによる室温の上昇を抑える効果が期待できるため、冷房の使用を減らし、エネルギー効率を向上させることが可能です。
夏場、直射日光が強く当たる場所や、南向きの住宅では断熱塗料が非常に効果を発揮します。外壁が太陽熱を吸収せず、室内の温度上昇を抑えるため、快適な室内環境が保たれます。
塗料の種類~「1液」「2液」の違い
塗料には「1液塗料」と「2液塗料」という2つのタイプがあります。これらは使用方法や効果が異なるため、適切な選択が重要です。それぞれの特徴を理解し、適切な塗料を選ぶことが、外壁塗装の耐久性や美観を保つために欠かせません。
1液塗料とは?
「1液塗料」は、塗料が缶の中に完成した状態で入っており、そのまま塗ることができる塗料です。硬化剤を混ぜる必要がないため、施工が簡単で手軽に使えることが特徴です。
1液塗料は硬化剤を使用しないため、2液塗料に比べてコストを抑えられることが多いです。また、作業が簡単な分、施工の人件費も節約できることがあります。
2液塗料とは?
「2液塗料」は、塗料に硬化剤を混ぜて使用するタイプの塗料です。硬化剤を混ぜることで、塗料が硬化し、非常に強固な塗膜を形成します。2液塗料は、主にプロの塗装業者が使用し、耐久性や美観を高めたいときに適しています。
これにより、外壁が長期間にわたって紫外線や雨風にさらされても、塗膜が剥がれたり劣化したりしにくくなります。外壁塗装の品質を最優先する場合に選ばれることが多いです。
塗料の種類~「水性」「溶剤(油性)」の違い
塗料は「水性塗料」と「溶剤(油性)塗料」の2つに大別されます。それぞれの塗料には異なる特徴があり、環境や健康、耐久性などを考慮しながら選ぶことが大切です。塗装する場所やお客様のニーズに応じて、最適な塗料を選ぶポイントを解説していきます。
水性塗料とは?
水性塗料は、塗料の溶媒が水であるタイプの塗料です。
水がベースとなっているため、施工時に発生する臭いが少なく、揮発性有機化合物(VOC)の排出も少ないことが特徴です。そのため、環境に優しく、室内や人のいる場所でも安心して使用できる塗料として注目されています。
特に、妊婦さんや小さな子供がいる家庭では、安全性の面からも水性塗料が推奨されます。
溶剤(油性)塗料とは?
溶剤塗料は、塗料の溶媒として有機溶剤(油性)が使用されている塗料です。
このタイプの塗料は、耐久性が高く、特に屋外の過酷な環境に対して強い耐候性を発揮します。外壁や鉄部、付帯部などに使用されることが多く、雨風にさらされる環境に適しています。塗膜が剥がれにくく、長期間にわたり美観を保つことができるため、メンテナンスの頻度も抑えられます。
また湿気に強く、施工時の乾燥速度が速いことが特徴です。そのため、湿度が高い環境や低温の状況でも施工が可能です。また、乾燥後の塗膜が強固で、外的要因に対する抵抗力が高いため、長期間にわたって外壁を保護することができます。
水性塗料と溶剤塗料の選び方
水性塗料と溶剤塗料の選択は、塗装する場所や用途によって変わります。
環境や健康を重視したい場合や、室内での塗装には水性塗料が適しています。一方で、外壁や屋根など、耐久性や防汚性が求められる場所には溶剤塗料が効果的です。特に付帯部や鉄部には、剥がれにくい溶剤塗料の使用が推奨されます。
お客様のニーズに応じた選択を行うことで、より満足度の高い塗装が実現します。
リペイント匠 久保が個人的に好きな塗料
これまでご紹介してきたシリコン塗料、フッ素塗料、無機塗料などは、それぞれに強みがありますが、私が特に気に入っているのは、『GAINA(ガイナ)』という断熱塗料です。この塗料は、断熱性に優れており、外壁に塗ることで建物内部の温度を調整し、快適な住環境を作り出す効果があります。
GAINAとは、宇宙技術から生まれた断熱塗料であり、塗るだけで建物全体の断熱性を向上させることができます。熱を反射・遮断することで、夏の暑さや冬の寒さを和らげる効果があるからです。これにより、エアコンの使用を減らし、光熱費の削減や環境負荷の軽減につながります。
さらに、断熱効果だけでなく、防音効果も兼ね備えています。塗膜が厚いため、外部からの騒音を遮断し、静かな環境を作り出すことができます。特に、交通量の多い道路沿いや、工場などの騒音が気になる場所に住んでいる方には、非常に大きなメリットとなるでしょう。
艶なし塗料なので、付帯部に艶有り塗料を採用するとメリハリが効いて、かっこよく仕上がります。
まとめ~松阪市の外壁塗装・屋根塗装なら
この記事では、外壁塗装で使用される塗料の種類と、それぞれの特徴について詳しく解説しました。塗料選びは、外壁塗装の成功を左右する非常に重要な要素であり、耐久性やコストパフォーマンス、機能性などを考慮した適切な選定が必要です。
それぞれの塗料の特徴やメリット・デメリットを理解し、お客様のニーズに合った最適な塗料を選ぶことで、長期にわたり満足のいく外壁塗装が実現できるでしょう。リペイント匠では、専門的な知識を活かして、最適な塗料の提案と確実な施工を行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
外壁塗装や屋根塗装に関する疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00〜20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
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