外壁塗装の塗料メーカー『関西ペイント』とは~塗料の特徴や代表的な塗料を徹底解説
日本を代表する塗料メーカーである『関西ペイント』について詳しく見ていきましょう。その経歴、塗料の特徴、主要な商品について解説します。
関西ペイントとは
引用:https://www.kansai.co.jp/incredible/
関西ペイントは、日本を代表する塗料メーカーのひとつで、他の2大メーカーである日本ペイント、エスケー化研と並ぶ存在として知られています。
1918年の設立以来、関西ペイントは塗料業界の一翼を担い、その技術力と製品の品質で国内外から高い評価を受けています。
関西ペイントは、国内市場だけでなく海外市場にも積極的に進出しており、特にアジア地域では高いシェアを誇っています。
その理由として、耐候性や遮熱性に優れた塗料が注目され、多くの建築物や産業用途に使用されていることが挙げられます。
関西ペイントの塗料の特徴
関西ペイントの塗料はその開発力が特筆されます。
一貫して最先端の研究開発を進め、その結果として新たな性能を持つ塗料を次々と世に送り出しています。
特に、環境に優しい水性塗料の開発には力を入れており、それが多くの評価を得ています。
また、関西ペイントの塗料は高耐候性を持ち、樹脂性能を最大限に引き出すラジカル制御形塗料として注目を浴びています。
さらに、塗膜に親水性を持つため、汚れを浮かして落とす親水性塗料も提供しており、これらの機能性を持つ製品群は多くの現場で活用されています。
関西ペイントの主な外壁用塗料
引用:https://www.kansai.co.jp/alesdynamic/
関西ペイントの製品群の中でも、特に注目されるのが、アレスクールプラスウォール水性シリコン、アレスダイナミックTOP、アレスアクアセラフッソⅡといった外壁・屋根用塗料です。
アレスクールプラスウォール水性シリコンは、アクリルシリコン樹脂タイプの塗料であり、その耐候性、防カビ性・防藻性、遮熱・断熱性に優れています。
一方、アレスダイナミックTOPは、紫外線に強く、塗膜劣化の原因物質である「ラジカル」の発生を抑えることができます。
そして、アレスアクアセラフッソⅡは、水性フッ素樹脂塗料であり、低汚染機能に優れており長期間美観を維持することができます。
外壁用塗料は上塗り塗料だけではなく下塗り塗料も
関西ペイントのアレスダイナミックシリーズでは、外壁用塗料は上塗り塗料だけでなく、下塗り塗料も提供しています。
アレスダイナミックTOPは上塗り塗料であり、紫外線に強く、塗膜劣化の原因物質である「ラジカル」の発生を抑える機能に優れています。
下塗り塗料には、アレスダイナミックプラサフ、アレスダイナミックシーラーアクア、アレスダイナミックシーラーマイルド、アレスダイナミックプライマーといった製品があり、これらを適切に組み合わせて使用することで最大限の性能を引き出すことが可能です。
ラジカル制御形技術で耐候性に優れている
関西ペイントの塗料には、ラジカル制御型技術が取り入れられています。
「ラジカル」とは、「酸化チタン」に紫外線が当たることにより発生する物質で、これが塗膜を破壊し、劣化を促進させます。
関西ペイントはこのラジカルの発生を抑える技術を開発し、塗料の耐久性を飛躍的に向上させています。
また、地球規模での環境問題として、オゾン層の破壊により紫外線の量が増え続けています。
この影響から人も建物も守るためには、紫外線から護る塗料が求められます。その一端を担うのが、関西ペイントの塗料であり、これらの製品を通じて建物の保護と美観の維持を可能にしています。
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『外壁塗装の塗料メーカー『関西ペイント』とは~塗料の特徴や代表的な塗料を徹底解説』