外壁の経年劣化とは?原因や症状など亀山市のプロが徹底解説!
外壁は時間が経過することによって劣化します。
そのため、塗装業者によって「劣化していますので塗装が必要です」というアドバイスを受けた方も多いのではないでしょうか。
ただ、劣化しているとはいえ、「これくらいなら大丈夫だろう」「まだ塗装しなくてもいいのでは」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
また、劣化するとどのような症状が現れるのか、劣化をそのままにしたらどうなるのか、知りたいという方もおられることでしょう。
そこでここでは、外壁の経年劣化を中心として、塗膜や外壁材の劣化、対処法などについて、三重県津市、鈴鹿市、松阪市、亀山市、名張市、伊賀市の外壁塗装の職人直営店が詳しくお伝えしていきましょう。
目次
外壁の経年劣化とは
外壁の経年劣化とは、外壁に塗装された塗料が劣化した状態や、外壁材そのものが劣化した状態のことを指しています。
塗装の劣化と言うと、単に美観を損なうだけのように感じている方も少なくありませんが、塗料には優れた機能を有していることから、劣化するとさまざまな不具合が生じるようになります。
その不具合が外壁そのものにまで悪影響を及ぼし、ついには外壁内部を腐食させ、耐久性や耐震性まで衰えさせてしまうものでもあるのです。
ここでは、外壁の経年劣化の概要についてご紹介していきましょう。
外壁の経年劣化はなぜ起きる?
外壁材にはモルタルやサイディングボード、外壁タイル、ガルバリウム鋼板など、さまざまなものがあります。
それらの素材は耐久性が高いものが多く、中には30年や50年といった長期にわたる耐用年数を持つものもあります。
ただ、頑丈な外壁材も、紫外線や風雨などから直接影響を受けるのは弱いものがあり、耐久性を維持するために塗装を施して保護しています。
塗料にも優れた機能を有しており、汚れを付着させにくく、苔や藻の発生を抑え、防水性を高めて外壁を守っているのです。
外壁に塗装される塗料には、さまざまなグレードがあり、そのグレードによって耐用年数は異なるのですが、一般的に活用ケースの多いシリコン塗料であれば10年程度、もっともグレードの高い無機塗料であれば15年から20年程度となっています。
つまり、グレードの高い塗料を用いたとしても、15年から20年程度が経過すると機能が失われてしまい、外壁材まで劣化や損傷させてしまうことに繋がるということです。
そのため、すでに新築から、あるいは前回の外壁塗装から、ある程度の期間が経過しているような場合には、外壁塗装での塗膜だけではなく、外壁そのものにまで損傷が生じている可能性があるのです。
外壁が経年劣化するとどうなる?
外壁塗装の塗膜が劣化すると、色褪せや手に白い粉の付くチョーキング現象といった症状が見られるようになり、そろそろ外壁の塗り直し時期だと判断することになります。
ただ、色褪せも長い年月をかけて生じるものですから、毎日住宅を見ているように感じても、意識して劣化症状を確認していないと気づかないものでもあります。
塗膜の劣化は、進行によってさまざまな症状が見られるようになり、ひび割れや剥がれ、浮きなど、塗料の機能を完全に失っている状態が見られるようになります。
そこまで劣化すると、外壁表面から雨水が内部に侵入するようになり、腐食が進んでしまうことになります。
腐食が進んでしまうと、雨漏りの原因になりますし、シロアリの原因になるとも言われています。
外壁の経年劣化を放置するのはダメ?
上記でご説明した通り、外壁の経年劣化は、塗装されている塗膜の劣化から始まり、そのまま放置してしまうことによって、外壁材そのものまで損傷させてしまうことになります。
塗膜の劣化にいち早く察知して、外壁塗装に取り組むことによって、外壁材はもちろん、住宅そのものを守ることができるのです。
塗料の耐用年数は塗料のグレードによっても異なり、シリコン塗料なら10年から15年、無機塗料なら15年から20年と言われていますが、
- 劣化症状に早めに気づく
- 定期的に塗装業者に点検してもらう
などといった工夫によって、外壁材そのものを守ることに繋がります。
仮に、塗膜の劣化症状をそのままにしていて、外壁材が劣化してしまった場合には、カバー工法や張り替えといった、大きな工事が必要になります。
工事にはある程度の期間が必要となり、費用も外壁塗装よりも高くなってしまうために、メンテナンスが塗装だけで済むように意識して対応することが大切です。
外壁塗装の経年劣化の具体的な症状
外壁材を劣化させないようにするには、外壁塗装に小まめに取り組み、外壁材を保護してしまうことが大切です。
上記でもお伝えした通り、新築や前回の塗装からおおむね10年程度が塗り替えするタイミングといわれますが、塗料のグレードによっても異なります。
そのため、外壁塗装の塗膜が、どの程度劣化しているかどうかによって、適切なタイミングを見極めることが大切です。
ここでは、外壁塗装の塗膜が劣化すると、どのような症状が現れるのか、ご紹介いたしましょう。
色褪せ
新築時や塗装時には綺麗だった外壁も、5年が経過する頃くらいから少しずつ色褪せが見られるようになります。
色褪せとは、塗装時よりも色が薄くなっている状態のことを指しており、汚れではありませんので、洗浄しても落とすことはできません。
色褪せは紫外線の影響によって生じると考えられており、塗料の防水性や防汚性が衰えてきたサインであると言えます。
チョーキング
チョーキングとは、外壁に手を触れると白い粉が付く症状です。
白いガードレールを触って手が白くなった経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、それがまさにチョーキング現象です。
上記の色褪せよりもさらに劣化が進んでおり、塗料の成分が分離して浮き上がっている状態になっています。
そのため、すでに塗料としての機能は失っている状態であるとも言えます。
ひび割れ・剥がれ・浮き
外壁の塗膜がさらに劣化すると、塗膜そのものにひび割れが生じることや、剥がれ、浮きなどの症状が現れることがあります。
ひび割れは髪の毛程度の極わずかなものから、はっきりと認識できるようなものまであり、そのまま放置していると、剥がれや浮きなどが生じるようになります。
いずれにおいても、塗料の持つ機能は完全に失われている状態で、最悪の場合にはその箇所から雨水が侵入し、外壁材を損傷させてしまう可能性があります。
錆びの発生
外壁に付着している錆びは、『もらい錆び』といって外壁近くにあるベランダの手すりや雨樋の金具などの錆びであることがほとんどです。
ただし、近年増えている金属製の外壁の場合、塗膜が劣化してしまうことによって金属がむき出しになってしまい、そこから錆びが生じているケースも存在します。
最初は部分的に生じていても、どんどん広がっていき、そのまま放置していると穴が開いてしまうこともありますので注意が必要です。
カビ・苔・藻の発生
外壁の日あたりの良くない箇所や北側のジメジメしている箇所などにおいて、カビや苔、藻が発生していることがあります。
かなり悪目立ちしてしまうのはもちろん、健康に対する悪影響もあるので、速やかに対処する必要があります。
そもそも塗装には防カビ性、防藻性などといった機能を有していますので、このような菌が付着して繁殖するリスクを低減させています。
それでも発生してカビによる黒ずみなどを生じさせてしまうのは、やはり塗料の劣化によるものだと理解しておかねばなりません。
外壁材の劣化の具体的な症状
外壁塗装の塗膜が劣化したまま放置していると、ついには外壁そのものまで劣化してしまうことになります。
場合によっては、カバー工法や張り替えといった、大がかりな工事が必要なケースもありますから注意が必要です。
ひび割れ
塗膜ではなく、外壁材にひび割れが生じるケースがあり、深刻な場合には外壁内部に雨水が侵入し、雨漏りや腐食の原因になってしまいます。
ひび割れの程度は、髪の毛程度の『ヘアクラック』、下地層までひび割れしている『構造クラック』に分けることができます。
ヘアクラックの場合には、ひび割れに柔軟に追随できる微弾性フィラーと呼ばれる下塗り材で対応するケースがありますが、構造クラックの場合には下地調整によってひび割れを埋めておかねばなりません。
ALCボードでひび割れが生じた場合、コンクリート内部にある鉄骨やボルトが錆びてしまい、錆びによってコンクリートが押し出され、『爆裂』と呼ばれる損傷を引き起こす可能性もあります。
サイディングボードの反り
戸建て住宅では、外壁材にサイディングボードを採用しているケースが多いですが、湿気によって反ってしまうケースがあります。
ほとんどが塗装の防水機能が切れているのが原因であり、サイディングボードが水を吸ってしまい、膨張と収縮を繰り返すことによって生じます。
反りが軽度である場合にはビス打ちによって対処可能ですが、重度の場合には張り替えが必要になるケースもあります。
いずれにおいても、浮きの部分から雨水が侵入してしまいますので、早急に対処する必要があります。
シーリングのひび割れ・痩せ
外壁のシーリングとは、外壁材と外壁材の隙間を埋めている、ゴム状の素材のことを言います。
外壁材は頑丈でも、このシーリング材は耐用年数が10年程度であると言われており、劣化が生じるとひび割れや痩せが生じます。
その箇所から雨水が侵入し、外壁材を腐食させることや、損傷させてしまうこともありますので注意が必要です。
外壁の経年劣化の解決方法
冒頭からお伝えしている通り、外壁に塗装されている塗膜は10年程度で劣化が生じ、そのまま放置していると外壁材そのものまで劣化させてしまうことになります。
建物を守るためには、紫外線や風雨の影響を受けやすい外壁に対して、意識的にメンテナンスに取り組んでおくことが重要です。
外壁の状態を意識しておくこと
外壁の塗膜、また外壁材そのものに劣化が生じていないか、意識して観察しておくことが重要です。
住宅の外壁は、見ているようで劣化症状まで気づかないことが多く、意識して観察することによって、塗膜の劣化に気づけるようになります。
また、外壁を意識して見るようになると、屋根や付帯部、鉄部、外溝など、あらゆるものまでみえるようになりますので、住宅を大切にするようになるのです。
また、定期的に塗装業者に点検してもらうのも有効です。
なかなか見えにくい、高い位置にある外壁や屋根の状態なども点検して、必要に応じてアドバイスを受けることもできます。
優良な塗装業者に相談すること
塗装業者に相談する場合は、地元で営業活動を行っている経験豊富な業者を選びましょう。
塗装業者には、残念ながら悪徳業者も存在し、「無料点検する」といって不必要な工事をすすめてくることや、高額な費用の請求、手抜き工事などが報告されています。
特に、飛び込み営業で知らない塗装業者に相談することはおすすめできません。
地元で経験豊富な塗装業者であれば、今回だけではなく、今後も身近な存在として相談できますし、早急に対応が必要な場合でもすぐに対処できます。
この機会に、住まいのかかりつけ医として、気軽に相談できる塗装業者を見つけておきましょう。
まとめ~亀山市の外壁塗装なら
外壁の経年劣化を中心として、塗膜や外壁材の劣化、対処法などについて詳しくご紹介しました。
外壁は時間が経過することによって劣化が生じ、そのまま放置していると雨漏りや腐食が進み、ついには外壁材の耐久性や耐震性にまで影響を及ぼします。
もし、修繕のタイミングを間違ってしまうと、大きな工事が必要になり、工事期間が長くなり、費用負担も大きくなってしまう可能性があります。
そのため、日ごろから外壁の状態を意識し、もし劣化症状を発見した際には「これくらい大丈夫だろう」と安易に済まさないようにするのが大切です。
もし、外壁の劣化症状を見つけた場合には、経験豊富な塗装業者に相談し、どのように対処すれば良いのかアドバイスを受けるといいでしょう。
疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
津市・松阪市・鈴鹿市・亀山市・名張市・いなべ市を中心に三重県全域が施工範囲です。
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