外壁を一部だけ塗り替えるってアリ?松阪市の塗装業者が徹底解説
「外壁を一部だけ塗り替えるってアリ?」
外壁に色あせや汚れが目立つようになってくると、そろそろ塗り替えの時期が来たと判断できます。
ただ、色あせや汚れが部分的に生じている場合には、「その箇所だけ塗り替えれば良いのでは?」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、外壁の塗膜は太陽光や風雨の影響を受けやすい箇所とそうでない箇所では、劣化の進度が異なります。
劣化が感じられない箇所はそのままにして、劣化が進んでいる部分だけ塗装しようと考えるのも、費用負担を考えると当然のことのように感じます。
もちろん、一部だけ塗装することはでき、推奨できるようなケースもありますが、基本的には全面の塗り替えがおすすめです。
そこでこの記事では、外壁の一部だけの塗り替えについて、おすすめできない理由や推奨できるケース、全面塗り替えをおすすめする理由などを踏まえ、三重県津市、鈴鹿市、松阪市、亀山市、名張市、伊賀市の外壁塗装の職人直営店が詳しくお伝えしていきましょう。
目次
外壁を一部だけ塗り替えるってアリ?メリットや注意点、おすすめできる事例について
外壁の塗り替えは、一部だけでも可能です。
ただし基本的には全面塗り替えをおすすめしており、状況によっては一部だけの塗り替えを推奨できるケースもあると言えます。
そのため、一部だけの塗り替えを希望するのであれば、まずは塗装業者に相談してみて、さまざまな点から検討して決定することをおすすめします。
外壁を一部だけ塗り替える際に注意しなければならないポイントや推奨できるケースをまとめましたのでご紹介しましょう。
外壁を一部だけ塗り替えるメリット
外壁を一部だけ塗り替えることは可能で、そのようなご依頼を受けることも少なくありません。
一部だけ塗り替えるメリットとして、
- 劣化や損傷が激しい部分だけ修繕できる
- コストを抑えることができる
- 増築やリフォームなどに対応できる
といったものが挙げられます。
例えば、何らかの原因によって、一部だけ著しく劣化や損傷が生じているような場合、部分的に塗り替えれば修繕することができます。
その箇所の損傷を放置したままでは、紫外線や風雨などの影響を受け、外壁材そのものまで劣化を生じさせてしまう可能性があります。
そうなる前に、一部だけの塗り替えはとても有効なのです。
また、全面塗り替えと比較すると、コストを抑えることができます。
外壁の塗り替えは、塗り替えた面積によって塗料の費用が算定されるからです。
さらに、増築やリフォームなどによって、新しくなった部分にあわせて、古い外壁を塗装すれば、外観すべてを綺麗にすることができます。
もし、増築やリフォームの計画があるのなら、外壁の塗り替えも計画すれば、外観イメージを一新することができますのでおすすめです。
外壁一部だけの塗り替えは注意点が多い
上記において、外壁を一部だけ塗り替えするメリットについてご紹介しましたが、いくつか注意点があります。
次の章でおすすめできない理由についてご紹介しますが、一部だけ塗り替えすることによって懸念される点もあるからです。
確かに、劣化や損傷部分を修繕できるメリットはあるのですが、その部分だけ修繕してしまうと、残りの外壁部分に劣化が生じると、また塗り替えに取り組まねばなりません。
外壁は10年から15年程度で塗り替えが必要であるために、部分的な補修を続けると、経年によってどんどん補修しなければならない箇所が生まれてしまうのです。
そのため、一部の塗り替えでは一時的なコストを抑えられる効果はありますが、長い目で見たトータルコストでは高くなる傾向があります。
また、新しく塗り替えた箇所とそのままの箇所では色むらが出やすくなってしまいますので、悪目立ちしてしまう可能性がある点にも注意が必要です。
そのため、塗装業者の意見も踏まえながら、最終的に一部だけにするのか、全面塗り替えするのか決定するといいでしょう。
外壁一部だけの塗り替えをおすすめできる事例
- 早急に劣化や損傷部分だけ修繕したい
- 増改築やリフォームなどに対応したい
住宅の外壁は常にどの箇所も均等に劣化が生じる訳ではなく、部分的に激しく損傷が発生してしまうようなケースも存在します。
早急に劣化や損傷部分を修繕したい場合には、一部だけ塗り替えしておくといいでしょう。
ただし、上記でご説明した注意点について把握しておくことや、次の章でご紹介するおすすめできない理由についても理解しておかねばなりません。
劣化や損傷を修繕することはできるのですが、デメリットも存在するからです。
増改築やリフォームによって、新しくなった箇所にあわせて、古い箇所の外壁の塗り替えをしておくと、住宅を一新できますのでおすすめの方法だと言えます。
これから増改築の予定なのであれば、増改築部分の外壁色も検討しておき、古い部分の外壁塗装も並行して計画すれば、こだわりの外観イメージにもできます。
外壁一部だけの塗り替えをおすすめできない理由
外壁の一部だけの塗り替えは可能です。
ただ、色あせや汚れなど、劣化や損傷がみられる箇所だけ塗り替えするよりも、全面塗り替えをおすすめしています。
それは長い目で見た場合に、一部だけを塗り替えるよりも、全面塗り替えの方がコストパフォーマンスは良いからです。
ではなぜおすすめできないのか、その理由について詳しくご紹介しましょう。
塗り替えしない箇所の劣化が進む
外壁の塗膜は紫外線や風雨など自然環境の影響を受けて、少しずつ劣化が進んでいくことになります。
そのため、太陽光の当たりやすい箇所とそうでない箇所では、劣化の進行度合いがどうしても異なります。
ただ、一般的に外壁の塗膜は10年に一度程度塗り替えが必要になると言われていることから、劣化が生じる箇所だけ塗り替えすると、そうでない箇所の劣化がどんどん進んでいくことになります。
そのため、一部だけ塗り替えした場合には、その直後から塗り替えしていない箇所との劣化の割合が大きく異なってきます。
結局は塗り替えしていない箇所も塗り替えが必要になってくるのです。
色や艶にムラが出てしまう
劣化していないと感じていても、どうしても塗り替えした箇所と比較すると劣化を感じることになり、色や艶が同じようにはならずムラになってしまいます。
一般的に活用されているシリコン塗料の場合には、10年前後で塗り替えが必要になると考えられています。
すでにある程度の期間が経過している場合、劣化していないようにみえたとしても、塗り替え当初と比較すると、かなり劣化しているものなのです。
技術力の高い塗装職人が塗装したとしても、同じ色や艶に揃えることはできません。
場合によっては浮いたように見えてしまうこともあることから、美観の観点からしても一部だけの塗装はおすすめできないのです。
長期的なトータルコストは高くなる
先ほどもお伝えしている通り、一般的なシリコン塗料では10年前後で塗り替えが必要になることから、一部だけ塗り替えしても、またすぐにそれ以外の箇所で塗り替えしなければならない可能性があります。
「塗り替えしていない箇所をまた塗装すればいいのだから、トータルコストは同じだろう」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、次の2点が懸念材料になります。
- 塗り替え頻度が多くなる
- 足場を毎回設置しなければならない
劣化している箇所だけ塗り替えした場合、それ以外の箇所を数年程度で塗り替えしなければならない可能性があります。
その繰り返しとなって、塗り替え頻度が多くなり、それだけ手間や負担が大きくなってしまいます。
また、毎回足場を設置することとなり、そのコストが負担となってしまいます。
どれだけ一部の塗り替えだとしても、住宅周りに足場を組まねばなりません。
住宅の規模にもよりますが、足場費用は15万円から30万円程度になることから、塗り替え頻度が多くなると、それだけ余計なコストが増えることになるのです。
塗り替え計画が立てにくくなる
何度も言うように、外壁の塗膜は10年程度で劣化が生じることから、一部だけを塗り替えしてしまうと、今後の塗り替え計画が立てにくくなってしまいます。
劣化した箇所だけ塗り替えするようにしていると、その都度、足場費用が負担になることから、コストパフォーマンスが悪くなってしまいます。
場合によっては、目の届かない箇所に劣化が生じて、外壁材まで損傷して雨漏りしてしまうようなケースも起きています。
最悪の場合には、耐震性にまで影響を及ぼすようになりますので、都度の塗り替えは、それだけリスクも大きいのです。
その点、全面塗り替えをしておくと、次は10年目とか、15年目とか、塗料のグレードに合わせて塗り替え計画が立てられますので安心して過ごせます。
外壁には全面塗り替えをおすすめする理由
冒頭からお伝えしている通り、外壁は一部だけ塗り替えすることができますが、基本的には全面塗り替えをおすすめしています。
その大きな理由をいくつかにまとめてみましたのでご紹介しましょう。
住宅を長く守り快適に過ごすことができる
外壁の塗り替えは、美観を目的にするだけではなく、防水性を高め住宅を守ることが大きな目的となっています。
外壁で活用する塗料には、防水性はもちろんのこと、防汚性、親水性、防藻性、断熱性、遮熱性など、さまざまな機能を有しています。
防水性は基本的な機能であり、外壁材を長く守ることができます。
塗膜の防水機能が劣化してしまうと、外壁に雨水が侵入することになり、外壁内部で腐食を生じさせてしまう原因になります。
すると雨漏りを起こすようになり、そのまま劣化が進行すると耐震性にまで影響を及ぼすことにもなるのです。
断熱性や遮熱性の機能が衰えると、エアコンの効きが悪くなり、快適性が保てなくなり、さらには電気代が高くなってしまう可能性が高くなります。
屋根塗装を含めるとさらにコストパフォーマンスが良い
外壁の塗り替えは、屋根塗装と同時に取り組まれるケースが多くなっています。
その理由として、
- 外壁と屋根の塗り替えのタイミングが同じ
- 塗り替えの頻度を少なくできる
- 足場を設置する費用を抑えられる
といった点にあります。
外壁と屋根の塗膜の劣化のスピードは異なるものの、屋根には外壁よりも耐久性の高い塗料が活用されるケースが多いので、塗り替えのタイミングはほぼ同じ頃であると言ってもいいでしょう。
そのため、同じ時期に外壁と屋根の全面塗り替えを同時に取り組む方が、塗り替え頻度を少なくでき効率が良いのです。
塗り替え頻度を少なくすると、足場を設置する頻度も少なくなることから、長い目で見るとトータルコストを抑えることに繋がります。
仮に外壁の一部だけを塗り替える場合でも、全面塗り替えと同じように足場を設置しなければならないケースも多いからです。
美観だけではなくこだわりの外観イメージに
外壁の塗り替えは、こだわりの外観イメージにする目的のために取り組まれることも多くなっています。
今までのイメージを一掃し、重厚感や高級感、スタイリッシュなど、好みのイメージに変換できるのが外壁塗装の魅力でもあります。
外壁色にこだわりを持って取り組めば、完了後には今までとはまったく異なる外観イメージに仕上げることができるのです。
もちろん、2色や3色を活用することも可能で、外観イメージをシミュレーションすることも可能です。
塗装業者に相談してみて、自分好みの外観に仕上げてみてはいかがでしょうか。
まとめ
外壁の一部だけの塗り替えについて、おすすめできない理由や推奨できるケース、全面塗り替えをおすすめする理由などについて、詳しくご紹介しました。
劣化や損傷が激しい場合、その箇所だけ塗り替えすることによって、修繕が可能です。
また、増改築やリフォームによって、新しくなった箇所にあわせて、古い箇所の外壁の塗り替えをしておくと、外観を新築のようなイメージに仕上げることができます。
ただ、部分的な塗り替えは、塗り替えしていない部分の劣化を考えると、おすすめできないケースもあります。
一部の塗り替えによって色や艶のムラができてしまうことや、塗り替えしていない部分をすぐに塗り替えが必要になるケースがあります。
長い目でみた場合のトータルコストはむしろ全面塗り替えの方が安くなるケースがありますので、塗装業者に相談しながら決定することをおすすめします。
疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
津市・松阪市・鈴鹿市・亀山市・名張市・いなべ市を中心に三重県全域が施工範囲です。
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