外壁塗装は夏場でも大丈夫?松阪市の外壁塗装のプロが解説
「外壁塗装は夏場でも大丈夫?」
「窓は開けられないの?」
「洗濯物も干せないの?」
「エアコンは使える?」
外壁塗装で活用する塗料は、晴れた日の方がよく乾燥し、良さそうなイメージがあるものの、夏場だと暑すぎて逆に塗料には良くないようなイメージを持たれている方も少なくありません。
また、足場を組んで塗装作業することを考えると、窓が開けられなかったり、洗濯物が干せなかったり、エアコンの使用は可能なのかといった、日常生活を心配される方も多いのです。
基本的には、真夏のかなり暑い日であっても問題なく外壁塗装は可能です。
ただし、塗装作業中にはいくつかの注意点があります。
そこでここでは、夏場に行う外壁塗装について詳しくお伝えし、注意点なども含め、三重県津市、鈴鹿市、松阪市、亀山市、名張市、伊賀市の外壁塗装の職人直営店が詳しくお伝えしていきましょう。
目次
外壁塗装は夏場でも大丈夫?塗料の気象条件
外壁塗装は、住宅の外側である外壁に塗装を施していくために、一定の気象条件を満たしていないと塗装作業を行うことはできません。
近年の夏は30℃を超えるようなことは当たり前で、40℃に迫るような気温もあることから、イメージ的には「難しいのでは?」と感じていらっしゃるかもしれません。
外壁塗装の塗料には、いくつかの気象条件が定められており、その条件に該当しない場合には、施工不良やトラブルの原因になるために塗装作業はできないのです。
では、どのような気象条件があるのか、詳しくお伝えしていきましょう。
気温5℃以上35℃未満
塗料の気象条件には、『気温5℃以上』と定められています。
そのため、夏場においては気温に関してはまったく問題ではありません。
ただし、35℃を超え40℃近くにまで気温が上昇すると、塗膜に泡(ピンホール)が生じやすくなってしまい、性能が落ちると言われています。
特に、屋根塗装の場合には、実際の気温よりも下地が熱くなりやすいために、施工不良を起こさないように塗装を行うことが大切になります。
また、暑すぎると、塗装作業を行う職人にとっても、作業効率が落ちてしまうことになりますので、日よけ養生などを施し、直射日光を避けるようにしなければなりません。
ちなみに、冬場のように5℃以下になってしまうと、塗料が乾燥しにくくなってしまうために、塗装には適していないと言われています。
湿度85%以下
塗料の気象条件として、『湿度85%未満』と定められています。
これは空気中に含まれている水分によって、塗装しても乾燥しにくいことが理由として挙げられます。
夏場の場合であれば、基本的に雨が降っている時には、外壁塗装作業が行われることはありません。
外壁が濡れた状態のままでは、塗料に水分が混ざってしまうため、外壁の下地に塗料をしっかりと定着させることができなくなってしまいます。
また仮に塗装途中に夕立ちのように雨が降ってしまうと、雨水や異物などが塗料に混入してしまって、悪影響を及ぼすことが考えられます。
乾燥後の仕上がりが良くなかったり、耐久性が損なわれたりするリスクがあることから、湿度の高い雨の日は見送るようにしているのです。
晴れや曇りで穏やかな天気
上記において雨の日が塗装には適していないことをお伝えしましたが、晴れや雲りの穏やかな日であれば、塗装した塗料が乾燥しやすく、強固な塗膜を形成できます。
曇りでも雨が降っていなければ問題ありませんが、夏場においては急に夕立が降ってくることや、近年ではゲリラ豪雨のような激しい雨に襲われることには十分注意が必要です。
また、台風が接近しているような場合、雨が降っていないとしても強風に見舞われることがあります。
風が強い日には塗料が飛び散ってしまう可能性がありますし、また作業も危険ですので中止せざるを得ません。
外壁塗装を夏場におすすめするポイント
外壁塗装は一般的に春や秋が好まれる傾向にありますが、夏場にはいくつかおすすめするポイントがあります。
ご家庭の状況に合っているのであれば、夏場の外壁塗装を検討してみると良いでしょう。
予定が組みやすい
一般的には外壁塗装の人気のシーズンと言うと『春』もしくは『秋』になり、夏場は人気のシーズンではありませんので、希望する日に合わせやすいと言えます。
春や秋の人気が高いのは、陽気に包まれる日が多く、それほど気温も高くないことから、塗装作業期間に窓が開けられなかったとしても、それほど苦痛になることがないからです。
ただし、夏場においても梅雨時期が過ぎれば晴れの日が多くなり、外壁塗装に適している日が続きますので、そのあたりを狙えば、スムーズに取り組むことができるのです。
日照時間が長いために作業時間もしっかり確保できる
ご存じの通り、夏場は日が長くなり、朝は早くから明るく、18時を超えてもまだまだ昼間と同じように明るいです。
もちろん、日照時間が長いからといって、朝早くから夜遅くまで作業するという訳ではありません。
ただ、冬場に塗装作業を行うとなると、17時くらいでも暗くなるため、早々に作業を中断して持ち越ししなければならないような場面が生じます。
夏場にはそのようなことなく、作業時間を目いっぱい使って作業ができますので、スケジュール通りに工程を進めることができるのです。
塗料がしっかりと乾燥して強固な塗膜を作りやすい
夏場の外壁塗装は、気温が高く、塗料が乾燥しやすいために、塗料の機能をしっかりと引き出すことができます。
下地に定着させると早期に剥がれてくるようなことはなくなり、上塗りをしっかりと乾燥させると仕上がりもよく、耐久性も高くなります。
外壁塗装は三度塗りを基本としており、『下塗り』『中塗り』『上塗り』と工程を進めていくことになります。
それぞれにしっかりと乾燥させてから重ね塗りしていくのですが、夏場だと乾燥しやすいために、次の工程に移りやすいのです。
外壁塗装を夏場に行う際の注意点
夏場の外壁塗装は、夏特有の注意点がいくつか存在します。
ポイントをまとめてみましたので、詳しくご紹介していきましょう。
夕立によって作業が中断する可能性が
夏場は急な夕立に見舞われることが多いために、どうしても塗装作業を中断しなければならない場面が増えてきます。
あまりにも夕立が多い場合には、スケジュール通りに工程を進ませることができなくなり、予定通りに作業を完了させることができない可能性があります。
冒頭からもお伝えしている通り、雨が降ると塗装作業ができなくなるために、夏場の外壁塗装においては天気予報もしっかりとチェックし、雲行きをみながら進めていくことになります。
そのため、雲行きが怪しくなり、雨が降りそうな雰囲気になってくれば、作業をストップさせるようなこともあるのです。
室内の換気が悪くなり塗料のニオイが充満することが
外壁塗装の塗装作業中には窓が開けられず、換気が悪くなってしまうことがあり、特有のニオイが室内に立ち込めてしまうことがあります。
特に夏場においては、暑さも加わることから、気分が悪くなってしまう方もいらっしゃいます。
もちろん、春や秋ならニオイが少なくなるというものではないのですが、夏だからこそ辛く感じる方も多いのです。
特に、夏場の外壁塗装においては、「窓が開けられないの?」「エアコンは使えないの?」「洗濯物は外に干せないの?」といったご質問をよく頂戴します。
そのため、次の章でこの点について詳しくお伝えしていきます。
お盆期間には塗装業者が休んでしまう可能性が
世間一般的にはお盆期間には会社は休みになることが多いですが、同様に塗装業者においてもお盆期間には休暇にしていることがあります。
そのため、塗装工事の日程によっては、お盆をはさんでしまうことになり、それだけ塗装工事のスケジュールが長くなってしまいます。
もちろん、お盆をはさんだからといって、料金が加算されるようなことはないのですが、自宅に足場が組まれたままになってしまい、お盆に親戚などが集まるような機会があるときに困ってしまう可能性があります。
お盆までには終わらせたいというご家庭も多いと思いますが、前述のように夕立の日が多くなることや、台風が来るようなことがあると、たちまち工期が延びてしまうのです。
夏場の外壁塗装によくある質問
夏場に外壁塗装を行う際に、よくお聞きするご質問があります。
いくつかにまとめてみましたのでご紹介いたしましょう。
塗装作業中は窓を開けられないのですか?
外壁塗装において塗装作業中には、基本的に窓を閉めなければなりません。
ただし、塗装業者との相談によって開けられる窓やドアを用意することや、工事中でも日によって開けてもいい窓を準備してもらうことが可能です。
基本的に窓を閉めなければならないのは、塗料がガラスやサッシなどに付着しないように、窓全体をシートで養生するためです。
また、塗装作業時だけではなく、足場の設置、高圧洗浄、養生シートの設置などにも窓を閉めておく必要があるため、工事期間中には大半が窓を開けられなくなってしまうのです。
ただ、この養生については、塗装業者によってやり方が異なり、必ずしもすべての窓が開けられない訳ではありません。
事前に換気などのために窓を開けるようにしたいと伝えておけば、塗装している外壁面の反対側の窓を開けてもいいようにしてもらうことも可能です。
また、換気を想定した養生してもらうこともできますので、必要最低限の換気は確保できるのです。
エアコンは付けられないのですか?
近年の夏は暑すぎるために、室内で過ごすためにはエアコンの使用は欠かせません。
ただ、一般的に外壁塗装においては、塗料が室外機に飛散して付着してしまわないように、室外機を丸ごと養生したり、いったん撤去したりされることになります。
とは言え、夏場でエアコンを使用しないことは考えられないことから、打ち合わせ段階でエアコンの使用を想定した進め方を提案することができます。
例えば、エアコンの室外機周辺の塗装から行うことによって、問題なく使用することができますし、『何時から使用しても大丈夫』と決められているケースも多いです。
また、養生をメッシュ素材のものを使用し、塗装作業中でもエアコンを使用できるように工夫されている塗装業者も存在します。
しかし、これらの対応については一律に決められているものではなく、塗装業者によっても対応が異なります。
そのため、夏場のエアコンの使用については、外壁塗装を相談している段階でどのような対応をしてもらえるのか聞いておくようにしましょう。
洗濯物は外に干せないのですか?
夏場の天気の良い日であれば洗濯物が乾きやすいので、外に干したいという方は多いでしょう。
ただ、外壁塗装の工事中において一般的には、足場を設置し、飛散防止シートを張り巡らした状態であることから、ベランダや庭に洗濯物を干すことは難しくなります。
もし、期間中にうっかり外に干してしまった場合、高圧洗浄時には泥水がはねてしまって、汚れてしまうことになります。
また、塗装時においても塗料が飛散して、塗料が衣類に付着し、再度洗濯しても取れなくなってしまうことがあります。
さらに塗料に含まれているシンナーの臭いが付着してしまう可能性もあります。
ただ、自宅に乾燥器がないために、どうしても外に干したいというご家庭も存在します。
そのような場合には配慮して、ローラーを使った塗装を行い、塗料が飛散しないようにすることによって、洗濯物を外に干せる場合があります。
また、高圧洗浄や塗装時には干すことを避けるようにし、問題のない工程の際に干すことができる場合もあります。
さらには、塗装していない側のベランダや庭に干すようなことも可能です。
このような対処も可能ですから、まずは外壁塗装が始まる前に、相談しておくと良いでしょう。
まとめ
夏場の外壁塗装について、特徴やおすすめできる点、注意すべきポイント、よくあるご質問などを詳しくお伝えしました。
外壁塗装は夏場においても問題なく施工することができ、晴れた日が多く、塗料がしっかりと乾燥し、強固な塗膜を作り出すことができます。
ただ、急な夕立によって作業を中断しなければならないケースや、近年のように35℃以上にもなる暑さの場合には、塗膜の機能を十分に引き出せない可能性があります。
そのため、塗装業者では天候には十分配慮して塗装作業に取り組むことになります。
室内の換気やエアコンの使用、洗濯物を外に干せないなどのご心配をなさるご家庭も多いですが、事前にご相談のうえで対応することが可能です。
そのようなことから、夏場に外壁塗装を検討しているのであれば、経験豊富な塗装業者に相談するようにしましょう。
疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
津市・松阪市・鈴鹿市・亀山市・名張市・いなべ市を中心に三重県全域が施工範囲です。
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