屋根塗装ではなく工事に向いている屋根を鈴鹿市の塗装業者が解説
屋根塗装をお考えの方で、屋根カバー工事や屋根の葺き替え工事を選ばれる方が多いです。
屋根カバー工事というのは、まだ新しい工事方法になるのですが、皆様に浸透してきたのか?
最近は屋根塗装を考えられている多くの方から
「屋根カバー工事、屋根葺き替え工事」
に関しての質問が増えました。
この記事を最後まで読んで頂ければ屋根カバー、屋根葺き替え工事について詳しくなりますので、長文になりますが、最後まで読んで頂ければ幸いです。
リペイント匠の公式YouTubeチャンネルでも多くの動画をのせていますので、合わせてご覧ください。
この記事を最後まで読むのにかかる時間は約8分です。
この他に、疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
上でもお話したように最近は屋根カバー工事や屋根葺き替え工事を検討される方が増えました。
では、
「どんな方が屋根カバーや葺き替えを選ばれ、どんな方が向いているか?」
プロ目線で解説していきたいと重います。
・築25年以上の建物
なぜ、築25年以上の建物の方に選ばれるか?という事ですが、屋根材の下にはルーフィングという防水シートが貼られています。
その防水シートも今は、厚みがしっかりされているものや粘着性など様々なメーカーから色々なルーフィング(防水シート)が販売されています。
しかし、築25年以上前の建物のルーフィングを見ると
「ペラペラの薄い紙の様なルーフィングばかり…」
少し触っただけで破れてしまうほど脆いものばかりです。
理由として、ルーフィングの寿命という事が大きな要因のひとつです。物によりますが、ルーフィングの寿命は20年~30年言われています。
そして屋根材というのは、瓦と瓦の隙間から雨水が侵入しています。
これはコロニアルやカラーベスト、その他の屋根材も一緒です。
そこで、屋根の下地に「水抜き」や「捨て水切り板金」などを付け雨水を雨樋に流すのですが、
屋根材の下に敷いてあるルーフィングがボロボロだとどうなるでしょう?
ルーフィングの下はもうコンパネの木材ですので、下地が腐ってしまいます。
その様な理由から築25年以上の建物の方に選ばれているのです。
・屋根のリフォームをもうしたくない方
次に屋根の事を今後一切心配したくない方ですね。
弊社で取り扱いのある屋根材は、美観10年、耐久性30年のメーカー保証が付きます。
皆さんもご存じかも知れませんが、保証というのは実際の耐久性の半分ほどしか付かないのが普通です。
この屋根材も耐久性は施工から50年以上経ってる建物もありますが、全く問題ないほどです。
また塗装品ではないため再塗装も必要ありません。
今後、屋根の心配はご無用になる訳です。
この様な理由から「普段、目につかないけど、建物で一番大切な屋根材をしっかりしたものにして、もう心配したくない」という方に選ばれています。
・建物への負担を軽くしたい方
次に「建物への負担を軽くしたい」方ですが、詳しく説明するなら「屋根の重さを軽くした」という方が多いです。ですので、この様な方の建物は和瓦、洋瓦の方が多いです。
弊社でおすすめしている屋根材の重さは1㎡辺り7キロ。
コロニアルで1㎡辺り20キロ~25キロ。瓦で1㎡辺り40キロ、土葺きですと50キロほどになります。
屋根材が重ければ、当然、建物への負担も大きくなります。
その様な「建物を大切にしている方で建物への負担を軽くしたい」という方に選ばれます。
・雨漏りしている方、雨漏りにより下地が傷んでいる場合
次に「雨漏りしている方、雨漏りにより下地が傷んでいる場合」ですが、これは説明不要かも知れませんが、雨漏りにより下地が傷んでいたり、雨漏りがしている方に多く選ばれます。
「雨漏りにより下地が傷んでいる方」
「そこまで傷んではいないけど雨漏りしている方」
雨漏りというのは皆さん室内にまで来ないと気づかない方が多く、点検させて頂くとお客様は気づいていないですが、雨漏りしている方が非常に多いです。
気になる方は無料で点検いたしますので、お気軽にお声がけください。
・そもそも屋根材が塗装に向いていない
次に「そもそも屋根材が塗装に向いていない」という事ですが、「屋根塗装に向いていないとはどういう事?」と思われるかも知れません。
屋根塗装に向いていない理由は下の⑷で詳しく説明していますが
「塗装をしても屋根材が剥がれてくる、塗装する際に屋根を歩くだけで屋根材が割れてしまう」
という理由です。
「そもそもが屋根材の問題なので、塗装ではどうにも出来ない」という事です。
・前回の塗装工事のやり方が悪く屋根塗装が出来ない
次に前回の「塗装工事のやり方が悪く屋根塗装が出来ない」という事ですが、2回目や3回目の屋根塗装をされる方で、稀にこのような状況の時があります。
こちらも下の⑸の方で詳しく書いてありますが、前回の屋根塗装のやり方が悪かったり、前回の雨漏り補修のやり方が悪いため、
「雨水の排出経路を確保していないために雨漏りが起きる」
「結露による雨漏り」
この様な理由から下地を痛めてしまい、屋根塗装をしても意味がない状況の場合です。
屋根というのは、建物の中で一番大事な部位で、紫外線などの影響で一番劣化しやすい部位になります。
屋根塗装や屋根工事、雨漏り工事をする時は、業者選びに注意してください。
⑵屋根の葺き替え工事とカバー工事の違い
一般のお客様には屋根の葺き替え工事とカバー工事という言葉もあまり聞きなれない工事だと思います。
ここでは、良く似た、葺き替え工事とカバー工事の違いを書いていきたいと思います。
・屋根の葺き替え工事
屋根の葺き替え工事とは、既存の屋根材、ルーフィング(防水シート)を撤去して、下地の木板が悪かったら、取り替えて全て新品にするイメージです。
・屋根カバー工事
屋根葺き替え工事は全て撤去して新品にするのに対して、カバー工事とは、現在の屋根材を下地にして既存の屋根にルーフィング(防水シート)を貼り、新品の屋根材を貼ることになります。
⑶屋根カバー工事のメリット・デメリット
・メリット
・廃材はほとんどでない、処分費がほとんどかからない
・工事期間が短い
・葺き替え工事に比べて各段に安くなる
・旧屋根と新しい屋根材の2重構造になるので、遮熱性、遮音性などが向上する。
・今後、屋根のメンテナンスを考えなくていい(屋根材によります)
・デメリット
・瓦屋根には施工できない
・屋根の重みが少し増える
・屋根の下地の劣化具合でカバー工事ができない時もある
屋根カバー工事は下地がボロボロになってしまってからではできない工事になります。
目安としては築25年以上経っていれば考え時です。
手遅れになる前にカバー工事をする事で、多くのメリットが得られる様になります。
撤去費用、処分費用、下地工事の費用など様々な費用を浮かす事が出来る上に、遮熱性や遮音性など屋根材の効果を高めることもできます。
お気軽にご相談してください。
⑷屋根葺き替え工事のメリット・デメリット
・メリット
・下地から全て綺麗になる
・屋根材を多くの種類から選ぶ事が出来る
・今後、屋根のメンテナンスを考えなくていい(屋根材によります)
・デメリット
・大規模工事なので、工事期間はかかる
・費用もカバー工事に比べて高くなる
・ほこりが出る
・全て撤去するので処分費用が高い。(特に非飛散性アスベストの屋根材ですと処分費用がかなり高くなる)
屋根の全てを新品に綺麗になるので、新築時の屋根に元通りになりますが、カバー工事に比べて工事費用は高くなります。
工事期間も長く、ほこりも多く出ます。
現在が瓦で屋根を新品にしようとすると、この屋根葺き替え工事になりますが、カバー工事も出来る屋根材で、雨漏りなで下地が腐食し、葺き替え工事しか出来なくなる
というのは、すごく勿体ないと思いますので、気になった時はお気軽にご連絡ください。
⑸屋根カバー工事、屋根葺き替え工事のQ&A
次に良くあるご質問を書いていきたいと思います。他にも疑問などあればお気軽にご連絡ください。
Q,屋根カバー工事をしたら耐久性はどのくらいですか?
A,屋根カバー工事の材料は多くあります。そしてその選ばれる屋根材によって耐久性が違うのですが、弊社でおすすめしている屋根材はメーカー保証30年、実質50年以上と考えて頂ければ大丈夫です。
Q,メンテナンスは何年後ですか?
A,こちらも選ばれる屋根材によって、10年後に屋根塗装が必要な塗装品の屋根材、今後、屋根塗装は必要のない塗装品ではない屋根材など種類により変わります。
Q,工事期間はどの位かかりますか?
A,屋根葺き替え工事の場合は約1ヶ月。カバー工事の場合は約1週間程度になります。屋根の形や大きさにもよりますので、お気軽にご相談してください。
Q,雨漏りをずっとしていましたが、葺き替え工事で綺麗になりますか?
A,下地から綺麗にしますので、勿論、全て綺麗になります。
Q,屋根塗装と比べて、費用はどのくらい変わりますか?
A,屋根塗装と比べると良い塗料で塗装する時で比べます。屋根カバー工事が2倍〜。屋根葺き替え工事4倍〜。になります。
⑹塗装できない可能性の高い屋根材
次にアスベストの入っていない、経年劣化で脆くなる屋根材というものをご紹介していきたいと思います。当てはまる方は屋根塗装以外にも屋根カバー工法もご検討されてみてはいかがでしょうか?
「パミール」1996年〜2008年まで販売
層間剥離という現象で屋根材の表面が剥がれてきますので、屋根塗装をしても意味はありません。
「かわらU」1990年〜2007年まで販売
層間剥離やひび割れ、割れなど経年劣化により脆くなってきます。1990年までの材料にはアスベストが入っています。
「レサス」1999年〜2006年9月まで販売
経年劣化により、ひび割れ、破片の落下などが多い屋根材になります。
「アーバニーグラッサ」2001年〜2005年まで販売
経年劣化によりひび割れた破片の落下が多く、縁切りが出来ないため屋根塗装した後に雨漏りのトラブルの多い屋根材です。
「ザルフグラッサ」2001年〜2005年まで販売
経年劣化により横のひび割れが多いのが特徴的な屋根材です。
「ザルフ」2001年〜2006年まで販売
経年劣化でクラックが起きやすい屋根材です。
「コロニアルNEO」2001年〜現在も販売中
経年劣化によりひび割れ、破片の落下が非常に多い屋根材になります。屋根塗装はおすすめしていません。
「グリシェイドNEO」2001年〜販売中
こちらもコロニアルNEOとよく似た症状のでる屋根材になります。
「シルバス」2001年〜2003年まで販売
アーバニーと同じ様に経年劣化でひび割れや破片が落下したりする屋根材になります。
いかがだったでしょうか?
新築時の図面を見て当てはまるものがあれば屋根塗装をする際には屋根材の事もしっかりと理解している専門業者に無料診断してもらいましょう。
図面に記載が無い場合などで、気になるときはお気軽にお問い合わせください。
⑺「前回の屋根塗装」が原因で屋根塗装が出来ない場合も…
次に前回の屋根塗装や雨漏り補修など屋根工事のやり方が悪かったために、屋根の葺き替え工事になってしまう例を実例に基づき一番多い事例をご紹介していきたいと思います。
・縁切りをせずに屋根塗装
まずは「縁切りをせずに屋根塗装をして雨漏りをしている」これは本当に多いです。
「縁切り」というのは、全ての屋根に当てはまるわけではなく、一部のコロニアル系の屋根材に当てはまります。
この屋根材は、雨水が屋根材の中で入るように出来ているので、雨水の排出経路を確保しなければ、侵入した雨水が排出が出来なくなり、雨漏りに繋がります。
そして、下地から綺麗にしないと、どうにもならない状況になり、屋根の葺き替え工事などになるケースが多いです。
・雨漏り補修
次に雨漏りをしている屋根で補修する業者が間違った方法で雨漏り補修をして、結露などの雨漏りを起こしたり、再発させてしまう。
という場合も、下地が傷んでいる事が多く、屋根の葺き替え工事をする場合が多いです。
⑻おすすめの屋根材
屋根カバーや屋根葺き替え工事をする材料は、ガルテクトの様な板金材やアスファルトシングルという様な柔軟性のある屋根材、弊社で取り扱っている長寿命・メンテナンスフリーの金属屋根まで様々です。
また弊社で取り扱っている屋根材の類似品などを含めるとかなりの数があります。
その中でもおすすめなのは勿論、弊社で取扱している「デクラ」が一番のおすすめ商品になります。
長期耐久性、シンプルな色〜多彩色まである美観性などもおすすめな理由ですが、他の商品と比べても費用も変わらないところも魅力の一つです。
⑼塗装工事と一緒で「下地作り」が大事
屋根カバー工事にしても屋根葺き替え工事にしても高圧洗浄やルーフィングの質、施工方法、木材のこだわりなど完成してしまうと目に見えない所が塗装工事と一緒で一番大切な事になります。
2021年3月に一冊目の書籍となる「家の寿命を20年延ばすはじめての外壁塗装」を幻冬舎から出版。
インターネットを検索すれば正しい知識、逆に正しくない知識など様々な情報が色々なところで発信されています。大変便利ではあるのですが、
その一方で情報量が多すぎるため、情報を整理しきれず、大切な家の外壁塗装で迷われて、業者選びで失敗する方も見えます。
そんな方のために外壁塗装の全てを一冊にまとめました。
各書店は勿論、Amazonでもお気軽にご購入頂けます。サイズは手に取りやすい新書で価格は800円です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
屋根のカバー工事や葺き替え工事について色々と詳しく書かせて頂きました。
屋根塗装を考えられている方も、屋根材の下にあるルーフィング(防水シート)の寿命は20年〜30年という事を考えていただくと屋根材や築年数によりますが、
「いつかはしないといけない工事」
ですので、一緒に検討してみてはいかがでしょうか?
また
「雨漏りなどが現在起こっていない」
という方でも実際に点検すると雨漏りが起きている。
という事が非常に多いので、何かの工事の際は一緒に点検してもらう事をおすすめします。
この他に、疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
津市・松阪市・鈴鹿市・亀山市・名張市を中心に三重県全域が施工範囲です。
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