
【津市】外壁塗装で使うガイナの本当の効果は?実験して徹底検証しました【解説動画あり】
こんにちは!リペイント匠の久保です。
今回は、夏は涼しく、冬は暖かいとされる多機能断熱塗料「GAINA(ガイナ)」の効果について、多くのお客様からご質問をいただいているため、その効果を実際に検証していきます。
多機能断熱塗料「ガイナ」。最近はその機能性の高さから注目を集めていますが、「本当に効果があるの?」「デメリットはないの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回は、外壁塗装の職人直営店「リペイント匠」が実際の実験機を使って、ガイナの遮熱・断熱効果を検証した内容をもとに、その効果や注意点について解説します。塗料選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
外壁塗装で使うガイナの効果は本当? 
外壁塗装において「どの塗料を選ぶか」は、住まいの快適性を大きく左右する重要なポイントです。その中でも、夏は涼しく、冬は暖かいという断熱・遮熱機能を持つ塗料として注目されているのが、多機能断熱塗料「ガイナ」です。
ですが、「本当にそんなに効果があるの?」「ちょっと高そうだけど、値段に見合う性能なの?」と疑問に思う方も多いはずです。
そこで、今回は実際にガイナの性能を数値と体感の両面から検証する実験を行いました。この章では、ガイナの概要と、使用した実験装置について詳しく紹介していきます。
外壁塗料「ガイナ」とは?
ガイナは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のロケット開発技術を応用して生まれた、高機能断熱塗料です。最大の特徴は、以下のようにひとつの塗料で複数の性能を発揮できる点です。
■ガイナの主な機能
- 遮熱:太陽光を反射し、屋内への熱の侵入を防ぐ
- 断熱:室内の熱を外へ逃がさず保温性を高める
- 防音:外部からの音を軽減する
- 防露:結露の発生を抑える
- 空気清浄:空気中の汚れを吸着・分解する性質あり
- 耐久性:一般塗料よりも耐久年数が長い傾向
このように、単なる断熱塗料の枠を超えた性能を持っているのがガイナの魅力です。
特に注目されているのが、遮熱と断熱のW効果。夏の暑さ対策だけでなく、冬の寒さにも効果を発揮するため、一年中快適な住まいづくりに貢献してくれます。
しかし、カタログやパンフレットだけでは実感しにくいのも事実。そこで私たちは、誰が見てもわかる形で、効果を「見える化」するための実験を行っています。
実験に使った装置とは?
今回の検証には、リペイント匠が独自に用意している専用の実験装置を使用しました。この装置は、ガイナの「遮熱」と「断熱」の両方の性能を、一目で比較・体感できるように設計されたものです。実験機の特徴は次の通りです。
上部:遮熱効果の比較
- 一般塗料とガイナを塗った屋根模型を設置
- 上から強力なライトを照射し、内部温度の変化を測定
下部:断熱効果の比較
- 内部からライトで加熱し、箱の外側の温度変化を測定
- 温度計内蔵で、数値による明確な差を確認可能
この実験装置は非常に大型のため、普段はお客様の元に持っていくことはできません。ですが、動画やショールームでその効果を目で見て体感していただけるようにしています。
なお、今回の動画では、撮影の15分前から実験を開始しており、その経過と結果を通して、ガイナの実力を数値とともに明らかにしていきます。
ガイナの遮熱効果・断熱効果を検証!
夏場の屋根や外壁は、直射日光によって表面温度が60℃を超えることも珍しくありません。外壁や屋根に使用する塗料に「遮熱効果」があるかどうかは、室内の快適性やエアコンの電気代に大きく関わる重要なポイントです。
さらにガイナの特長は、夏場の遮熱性能だけではありません。冬場に嬉しい断熱効果(保温性能)にも優れており、「室内の熱を逃がしにくい=暖房効率が上がる」ことが期待できます。
この章では、実験機を使ってガイナと一般塗料を比較し、どれだけの温度差が生まれるのかを視覚的に検証していきます。
遮熱効果を検証!室内温度の比較
夏場の屋根や外壁は、直射日光によって表面温度が60℃を超えることも珍しくありません。外壁や屋根に使用する塗料に「遮熱効果」があるかどうかは、室内の快適性やエアコンの電気代に大きく関わる重要なポイントです。
結論から言えば、ガイナを塗布した屋根の内部温度は、一般的な塗料と比べて約7℃以上も低いという結果になりました。これは、ガイナが太陽光の熱をしっかりと反射し、室内への熱の侵入を防いでいることを意味します。
それぞれの屋根の上にライトを当てて15分間放置し、内部温度を計測しました。一般塗料では約40.7℃まで上昇していたのに対し、ガイナを使用した模型では約33.6℃。その差は約7.1℃です。
たった一枚の塗膜で、これほどの温度差が生まれるという結果には、職人の私たちも毎回驚かされます。
また、この実験で特筆すべきポイントは、屋根の裏側には塗装がされておらず、どちらも金属板そのままであるという点です。つまり、外側に塗布した塗料の性能だけで、内部の温度差が生まれているということ。
このことから、ガイナの「外部からの熱をブロックする力(遮熱性能)」が、非常に優れていることが証明されています。さらに、塗膜が薄くても効果が出ていることから、塗りムラや施工条件に左右されにくいという点も、ガイナの魅力です。
遮熱効果がもたらす暮らしの変化とは?
温度差が7℃あると、体感としてもかなりの違いがあります。たとえば、同じエアコン設定温度でも、
- 一般塗料の家:エアコンがフル稼働しても暑い
- ガイナの家 :エアコンを控えめにしても涼しい
といった違いが出てきます。
これはすなわち、「光熱費の削減」や「冷房病の予防」といった、暮らしに直結するメリットにつながります。特に、小さなお子様や高齢のご家族がいるご家庭には、快適性と安全性の両立という意味で大きな価値を提供できるのです。
断熱効果の検証
ガイナの特長は、夏場の遮熱性能だけではありません。冬場に嬉しい断熱効果(保温性能)にも優れており、「室内の熱を逃がしにくい=暖房効率が上がる」ことが期待できます。
今回の実験では、内部にライト(ストーブに見立てた熱源)を設置し、内側から加熱する方式で検証を行いました。
実験開始から20分後、ガイナを塗った箱は一般塗料の箱よりも約5.7℃高い温度を保持していました。この差は、室内の暖かさを外へ逃がしにくいガイナの断熱性能の高さを示しています。
断熱効果=冬場の電気代・快適性に直結
「断熱性が高い」ということは、暖房で温めた空気が外へ逃げにくいということ。つまり、以下のような効果が期待できます。
- エアコンやストーブの稼働時間が短縮できる
- 暖房を切ったあとも、暖かさが持続する
- 室内の温度ムラが減り、足元の冷えなどが改善される
特に、築年数が経過して気密性が低下している住宅や、北側に面した部屋の寒さに悩む方にとっては、ガイナの断熱効果は大きなメリットです。
職人が実感した“ガイナの体感温度”
実験中の実際の触感や、職人が現場で体験したエピソードを交えながらご紹介しましょう。
実験の終盤、模型の屋根表面に手を触れて比較してみました。照明を15分以上照射し続けた状態で、
- 一般塗料の屋根は、熱く感じる
- ガイナ塗装の屋根は、ほんのり暖かい程度
という明確な体感差がありました。
特に印象的だったのは、ガイナの屋根は素手で触っても全く熱くなく、軽く温もりを感じる程度だったこと。まさに、遮熱効果が肌感覚でわかる瞬間です。
実際の塗装現場においても、「あれ?なんか涼しい」と感じます。通常、塗装作業は屋外で行うため、暑さとの戦いです。にもかかわらず、ガイナを塗布してしばらくすると、壁面からの熱が減り、体感的に風が涼しく感じるようになったのです。
これは偶然ではなく、実際に遮熱性が発揮された証拠。施工直後から効果を感じるほどの塗料は、他にはほとんどありません。
多くの職人は、現場での作業性や仕上がりの美しさに加え、「実際に体感できる効果があるかどうか」を非常に重視しています。その中で、ガイナは施工後すぐに室内が涼しくなったり、冬に暖かさを保てたりと、住まいの快適性に直結する実感が得られる塗料として、多くの職人から信頼を集めています。
ガイナのデメリットと注意点
ガイナは非常に優れた多機能塗料である一方で、すべての家や環境に「絶対に最適」というわけではありません。
この章では、実際の施工現場で分かったガイナのデメリットや注意点について、事前に知っておくべきポイントを詳しく解説します。
汚れやすいケースがある
まず最初に挙げられるデメリットは、場所によっては汚れが目立ちやすくなる可能性があるという点です。
特に注意したいのが、以下のような箇所です。
- 軒天(屋根の裏側)やベランダの天井など、雨が当たらない場所
- 空気の流れが少ない風通しの悪い面
- 交通量の多い道路沿いや、工場の近くなど排気ガスや粉塵が多い地域
これらの場所では、ガイナの表面に汚れが蓄積しやすくなる傾向があります。
ガイナは「艶消し塗料」のため、光沢のある塗料に比べて表面に付着した汚れが目立ちやすいという性質があるのです。ただし、すべてが汚れるわけではありません。壁面など、雨が自然に当たる場所では汚れが流されやすいため、意外と綺麗な状態が長持ちするという実例も多くあります。
そのため、気になる方はあらかじめ業者に相談し、「軒天だけ別の汚れに強い塗料を使う」といった施工の工夫も可能です。
色と質感の見え方に注意が必要
もう一つの注意点は、色や質感の見え方がイメージと異なる可能性があることです。
ガイナは艶消し塗料であり、さらにセラミックが多く含まれているため、光を乱反射させやすいという特徴があります。
そのため、
- カタログで見た色と、実際に塗ったときの色が違って見える
- 特に晴れた日の屋外では、ワントーン明るく感じる傾向がある
- 艶がない分、マットな質感が強調される
といった現象が起こることがあります。
逆に言えば、ガイナ独特のマットな質感は、高級感のある落ち着いた仕上がりともいえます。一般的な艶あり塗料には出せない、重厚でしっとりとした風合いがあるため、「派手すぎず品のある外観にしたい」といったご希望の方には、むしろピッタリです。
施工後に「思っていた色と違う…」と後悔しないためには、A4サイズ以上の「塗り板見本」を使って、実際の屋外・晴天時に確認するのがベストです。小さな色見本帳だけで判断するのではなく、できる限り広い面積で実際に塗られたものを確認することをおすすめします。また、可能であればショールームや施工現場で実物を見るのが一番です。
お客様からの評判と評価
塗料選びで最も気になるのは、「実際に使った人がどう感じたか」というリアルな評価ではないでしょうか?いくら数値上の性能が優れていても、住んでいる方の体感や満足度が伴っていなければ意味がありません。
この章では、実際にガイナを使用したお客様から寄せられた声をもとに、その評価と評判を見ていきましょう。
「夏に涼しくなった」という声が圧倒的に多い
リペイント匠において、ガイナを使用した施工後、最も多く寄せられるのが「家の中が涼しくなった」という感想です。
特に以下のようなコメントが多く見られます。
「以前は2階がサウナのようだったのに、施工後は快適に過ごせるようになった」
「エアコンの効きが良くなって、設定温度を下げても十分涼しい」
「日中の熱こもりが明らかに軽減された」
このような声は、数値では表しきれない日常の快適さの向上を物語っています。特に夏場の暑さによるストレスは大きく、睡眠の質や生活のパフォーマンスにも影響を与えます。
ガイナによって「家の中に戻るとホッとする」と感じる方が多いのは、快適性が日常生活の質を底上げしている証拠です。
断熱効果に対する満足の声も
断熱効果は遮熱ほどすぐに体感できるものではありませんが、「今年は暖房の使用量が減った」「暖房を切った後もしばらく暖かい」という感想があることから、ガイナの断熱性能も確かであることが伺えます。
見た目の仕上がりにも満足の声
ガイナは艶消し塗料でありながら、しっとりとした上質な仕上がりが特徴です。実際に塗装されたお客様からは、
「落ち着いた印象で街並みに馴染む」
「マットな質感が高級感を演出してくれる」
「隣の家と比べて上品な印象になった」
といったデザイン面での満足の声も多く寄せられています。
まとめ〜津市の外壁塗装・屋根塗装ならリペイント匠にご相談を!
本記事では、外壁塗装に使われる多機能断熱塗料「ガイナ」の遮熱・断熱効果について詳しくお伝えしました。
実験機による検証では、一般塗料と比べて遮熱で約9℃、断熱で約5.6℃の温度差が確認され、ガイナの高い性能が数値で証明されました。さらに、手で触れてわかる体感温度の違いや、施工後に「家が涼しくなった」といったお客様の声からも、快適性と満足度の高さが伝わってきます。
一方で、汚れや色味の見え方に関する注意点もあるため、塗り板の確認や施工環境に応じた判断が重要です。
ガイナは「住まいの快適性を本気で高めたい方」にこそおすすめできる塗料です。気になる方は、ショールームで実物を見たり、専門業者に相談したりして、納得のいく塗料選びを進めてみてください。
三重県津市をはじめ、志摩市、鈴鹿市、亀山市、伊勢市、松阪市、四日市市、伊賀市、いなべ市、名張市を中心に三重県全域が施工範囲です。
詳しくは、津市のショールームの情報をご覧ください。