外壁塗装の助成金は屋根にも使える?申請条件と注意点を松阪市の塗装のプロが徹底解説
外壁塗装や屋根のメンテナンスを考えている方の中には、「助成金を活用できるのか?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
実は、自治体が提供する助成金の中には、屋根の耐震化・省エネ対策・アスベスト除去・空き家の改修など、特定の条件を満たせば適用されるものがあります。しかし、助成金の種類によっては申請条件が厳しかったり、適用範囲が限定されていたりするため、事前にしっかりと確認することが大切です。
本記事では、屋根メンテナンスに活用できる助成金の種類や申請条件、注意点を詳しく解説します。助成金を上手に活用すれば、工事費用の負担を軽減できる可能性があるため、ぜひ参考にしてください。
※松阪市で使える外壁塗装の助成金・補助金について知りたい方は、『松阪市で使える外壁塗装の助成金・補助金とは?条件や注意点、活用方法などプロが解説』をご覧ください。
目次
外壁塗装の助成金は屋根メンテナンスにも使える?
外壁塗装の助成金は、屋根のメンテナンスにも適用される場合があります。ただし、すべての屋根工事が対象になるわけではなく、助成金の種類によって適用条件が異なります。
屋根工事が助成金の対象になるかどうかは、各自治体の制度によって異なります。ここでは、助成金が適用される具体的な屋根メンテナンスの種類について詳しく解説します。
助成金の基本的な仕組みとは?
助成金とは、国や自治体が住宅の改修やリフォームを支援するために交付する資金のことです。返済の必要がないため、条件を満たせば工事費用の一部を補助してもらうことができます。
助成金と似た制度に「補助金」がありますが、一般的に助成金は比較的広く申請できるのに対し、補助金は特定の条件を満たした場合にのみ受けられることが多いです。また、助成金は申請のタイミングが決まっている場合があり、予算上限に達すると受付が終了することもあるため、早めの確認が重要です。
助成金を活用するためには、自治体ごとの申請条件を確認し、必要な書類を準備する必要があります。
助成金が適用される屋根メンテナンスの種類
屋根メンテナンスにはさまざまな種類がありますが、助成金が適用されるのは「住宅の安全性向上や環境対策につながる工事」に限られます。一般的に、次のような工事が助成金の対象となることが多いです。
①耐震性を向上させる屋根葺き替え工事
地震対策として、重い瓦屋根を軽量な金属屋根やスレート屋根に変更する工事が助成金の対象になる場合があります。特に、古い瓦屋根は重量があるため、地震時に建物へ負担をかけやすく、耐震性能を高める目的で葺き替えが推奨されることが多いです。
適用される可能性がある助成金の例
- 耐震改修助成金(自治体ごとに異なる)
- 住宅耐震化促進補助金
②エネルギー対策・断熱性向上を目的とした遮熱塗料による屋根塗装
近年、省エネ対策の一環として、高反射率塗料(遮熱塗料)を使用した屋根塗装に助成金が適用されるケースがあります。遮熱塗料を使用すると、屋根の表面温度の上昇を抑え、冷房費の節約にもつながります。特に、都市部ではヒートアイランド現象の抑制効果が期待できるため、自治体によっては補助対象になることがあります。
適用される可能性がある助成金の例
- 省エネリフォーム補助金
- 住宅の断熱改修支援制度
③アスベスト対策を目的とした屋根の解体・撤去
2006年以前に建築された建物の屋根には、アスベスト(石綿)を含むスレート材が使用されている可能性があります。現在では健康被害のリスクが指摘されており、アスベストを含む屋根材の撤去や交換に対して助成金が支給されることがあります。
適用される可能性がある助成金の例
- アスベスト除去補助金(自治体による)
- 解体工事費補助金
④空き家対策・三世代同居を目的とした屋根リフォーム
空き家の再生や、三世代同居のための住宅改修に関する助成金がある自治体もあります。その一環として、老朽化した屋根の補修やリフォームに助成金を活用できる場合があります。特に、空き家対策として住宅を再利用する場合には、補助金の対象になりやすい傾向があります。
適用される可能性がある助成金の例
- 空き家活用リフォーム補助金
- 三世代同居支援補助金
屋根メンテナンスが助成金対象外になるケース
屋根メンテナンスの助成金は、すべての工事に適用されるわけではありません。助成金の目的は、耐震性向上や省エネ対策、アスベスト除去など住宅の安全性や環境対策に貢献する工事を支援することです。そのため、次のようなケースでは助成金の対象外になることが多いです。
①一般的なメンテナンスや美観のための屋根工事
屋根の汚れや色あせが気になったり、見た目を新しくしたりするための塗装や補修は、基本的に助成金の対象外となります。助成金は、住宅の性能向上を目的とした工事に限定されるため、美観のみを目的とした塗装は認められません。
対象外の例
- 経年劣化による再塗装(遮熱塗料など省エネ対策を目的とする場合は対象になる可能性あり)
- 屋根のデザイン変更(見た目のリフォーム)
②修繕や部分補修のみの工事
屋根の一部が破損した場合に行う修理や、軽微な補修は助成金の対象外となることが多いです。助成金は、住宅全体の耐久性や安全性を向上させるための工事を支援するものであり、小規模な修繕には適用されません。
対象外の例
- 雨漏り箇所のみの補修
- 屋根材の一部分だけを交換する工事
③施工後に申請する場合
ほとんどの助成金は、工事を始める前に申請し、審査を受けて承認を得る必要があるため、工事完了後に申請しても助成金を受け取ることはできません。申請のタイミングを間違えると、せっかく条件を満たしていても助成金を受け取れなくなってしまうため、注意が必要です。
対象外の例
- 助成金の申請を忘れて工事を進めた場合
- 工事が完了した後で申請をしようとした場合
④助成金の予算が上限に達している場合
助成金は、自治体ごとに年度ごとの予算が決められており、申請が多く予算の上限に達してしまった場合は受付が終了することがあります。特に人気のある補助制度は、早期に締め切られることもあるため、申請のタイミングには注意が必要です。
対象外の例
- 年度途中で予算がなくなり、助成金が打ち切られた場合
- 申請が遅れ、受付期間を過ぎてしまった場合
屋根メンテナンスを助成金でお得にするために施工業者を選ぶポイント
助成金を活用して屋根メンテナンスを行う場合、施工業者の選び方が非常に重要です。助成金には申請手続きや施工条件があるため、不適切な業者を選んでしまうと、助成金が受けられなくなったり、施工トラブルにつながったりすることもあります。
安心して工事を進めるために、次の5つのポイントを押さえておきましょう。
助成金の申請サポートを行っている業者を選ぶ
助成金制度には、申請期限や必要書類の提出など、細かいルールが設けられています。特に、申請前に工事を始めてしまうと助成金が受けられなくなるケースが多いため、事前にしっかりと手続きを進める必要があります。
助成金の申請に不慣れな業者に依頼すると、書類不備や手続きミスが原因で助成金がもらえなくなる可能性があります。過去に助成金を活用した施工実績があり、申請手続きをサポートしてくれる業者を選ぶことで、スムーズに助成金を受け取れるようになります。
チェックポイント
- 「助成金の申請をサポートしていますか?」と業者に確認する
- 過去に助成金を活用した施工実績があるか問い合わせる
- 助成金申請に関するアドバイスを積極的に提供しているかを確認する
自治体の登録業者かどうかを確認する
自治体によっては、助成金を受けるために「登録業者」での施工が義務付けられている場合があります。これは、質の低い工事や悪質業者によるトラブルを防ぐための措置であり、登録業者として認定されるためには一定の基準をクリアする必要があります。
助成金を申請する際に「自治体の指定業者での施工が必須」となっている場合、非登録の業者に依頼すると助成金が適用されなくなります。契約前に、必ず自治体の公式サイトや窓口で施工業者が登録業者に該当するかどうかを確認しましょう。
チェックポイント
- 自治体の公式サイトで「助成金対象業者リスト」を確認する
- 施工業者に「自治体の登録業者かどうか」聞いてみる
- 自治体の窓口で「この業者は助成金の対象になりますか?」と相談する
過去に助成金を活用した実績があるかをチェック
助成金の活用に慣れている業者は、助成金の申請手続きや条件に詳しく、スムーズに工事を進めることができます。また、申請に必要な見積書や工事計画書の作成も的確に行ってくれるため、手続きがスムーズになります。
実績が豊富な業者は、「どのようなケースで助成金が使えるか」や「助成金が適用される工事内容のアドバイス」なども提供してくれることが多いため、安心して相談できます。
チェックポイント
- 業者のホームページや口コミで「助成金の活用実績」があるか確認する
- 業者に「これまで助成金を利用した工事を行ったことがありますか?」と直接聞く
- 助成金を利用した施工事例を提示してもらえるか依頼する
見積もり内容が明確であること
助成金を活用するには、工事の見積もり内容が明確であることが求められます。不明瞭な見積もりや、大まかな金額だけを提示する業者では、助成金の審査に通らない可能性があります。
また、助成金の対象となる工事費用と、対象外の費用を明確に区別しておくことが重要です。例えば、「屋根の耐震補強工事」は助成金の対象でも、「装飾目的のデザイン変更」は対象外となることがあります。こうした違いを説明し、適切な見積もりを作成してくれる業者を選びましょう。
チェックポイント
- 見積書に「助成金の対象となる工事」と「対象外の工事」が明確に記載されているか確認する
- 「なぜこの金額になるのか」について業者が詳しく説明できるか聞いてみる
- 複数の業者から見積もりを取り、金額や内容に不自然な点がないか比較する
無理な勧誘や追加費用の請求がない業者を選ぶ
助成金を理由に「実質無料で工事ができる」と過剰な勧誘をする業者や、契約後に追加費用を請求する業者には注意が必要です。助成金の適用範囲を誇張した説明をする業者や、「今すぐ契約しないと助成金が使えなくなる」と焦らせる業者には慎重に対応しましょう。
また、契約前には、工事内容や費用について書面で明確に取り決めておくことが大切です。「口頭での説明だけで契約を迫る」「契約後に追加費用が発生する」といったトラブルを避けるために、必ず契約書の内容を確認し、不明点があれば質問しましょう。
チェックポイント
- 「助成金を使えば0円で施工できる」などの過剰な営業をしてこないか確認する
- 契約書に「追加費用が発生しないこと」が明記されているか確認する
- 契約を急かすような業者には慎重に対応する
まとめ~松阪市で外壁塗装・屋根塗装を検討しているなら
本記事では、外壁塗装の助成金が屋根メンテナンスにも適用されるのかについて詳しく解説しました。助成金を活用することで、耐震性の向上や省エネ対策、アスベスト除去、空き家の再活用など、さまざまな屋根工事の費用を抑えることが可能です。
しかし、助成金には適用条件があり、すべての屋根工事が対象になるわけではありません。また、申請のタイミングを間違えると、助成金を受け取れなくなることもあります。そのため、事前に自治体の制度を確認し、適切な手続きを踏むことが大切です。
助成金を賢く活用し、安全で快適な住環境を維持するための屋根メンテナンスを実現しましょう。
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