一条工務店で建てた家には外壁塗装は必要?徹底解説します!
一条工務店で建てたばかりの家は新しく美しいですが、時間が経つと外壁の風合いが変わり、メンテナンスが必要になります。
しかし、一条工務店で用いられている外壁材の中には汚れや色あせに強く、劣化や損傷が生じにくいものがありますから、そもそもメンテナンスは必要ないのでは、とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に、近年採用が増えているタイル外壁「ハイドロテクトタイル」は、『外壁塗装が不要』と言われているため、どのようなメンテナンスが必要なのか疑問に感じるかもしれません。
しかし、特有の特徴とメンテナンス方法があり、何も知らずに放置していると後で後悔することも少なくないのです。
この記事では、一条工務店で建てた家にお住まいの方、特に外壁塗装を検討されている方に向けて、一条工務店特有の外壁材とそのメンテナンス方法、そして塗装業者に依頼する際の注意点などを、三重県津市、亀山市、鈴鹿市、四日市市、松阪市、伊勢市、名張市、伊賀市の外壁塗装の職人直営店が詳しくお伝えしていきます。
もし外壁塗装で失敗したくない、一条工務店で建てた我が家を長持ちさせたいと考えている方は、ぜひこの記事を最後までお読みください。
目次
一条工務店で建てた家には外壁塗装は必要?
高品質な外壁材を使用している一条工務店の家は、長い期間を経て自然と風化していきます。そのため、いつかは外壁塗装が必要になるタイミングが訪れます。
ただし、外壁材によっては外壁塗装が不要であるものも存在します。とはいえ、メンテナンスフリーであるわけではありません。
この章では、一条工務店で建てた家に外壁塗装が必要なのか、外壁材ごとに詳しく説明します。
一条工務店の外壁材はおもに3種類
一条工務店で用いられる外壁材は主に3種類あります。
それぞれ「ハイドロテクトタイル(外壁タイル)」「リシン壁(サイディング外壁)」「モルタル外壁」と呼ばれ、各々が独自の特性とメリット、デメリットを持っています。
それぞれの外壁材の特性を理解することで、外壁塗装やメンテナンスの必要性、そしてどのような方法で行うべきかが明確になります。
②ハイドロテクトタイル(外壁タイル)
この外壁材は、一条工務店で最も頻繁に用いられるものの一つです。
耐久性に優れ、汚れにくいという特徴があります。そのため、頻繁なメンテナンスは必要ありませんが、長期間経過するとタイル同士の目地部分が劣化する可能性があります。
目地部分が劣化すると雨水の浸入が考えられ、それが結露やカビ、内部の腐食の原因となる可能性があります。
②リシン壁(サイディング外壁)
一条工務店が提供するサイディング外壁であり、軽量でありながら強度に優れています。
メンテナンスも比較的容易で、定期的な清掃と10年に一度程度の塗り替えが一般的です。
しかし、劣化が進むと塗膜が剥がれやすくなるため、塗り替えのタイミングはしっかりと見極める必要があります。
③モルタル外壁
天然素材を主体とした外壁材で、見た目にも高級感があります。しかし、他の2つの外壁材に比べてメンテナンスが必要な頻度は高いです。
特に湿度の高い場所では、カビやコケが発生しやすい傾向があります。定期的なメンテナンスが欠かせない外壁材といえるでしょう。
以上の3種類の外壁材は、一条工務店で建てた家の外観を長持ちさせるために重要な要素です。
これらの特性を理解し、適切なメンテナンスや外壁塗装を行うことで、美しい外観を持続させることが可能です。
一条工務店に多い外壁タイル『ハイドロテクトタイル』の特徴
引用:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/hydrotecttile/
一条工務店が提供する「ハイドロテクトタイル」は、外壁材として注目を集めており、近年建てられた住宅の多くに採用されています。
このタイルはTOTOの光触媒技術「ハイドロテクト」を用いており、その特性は非常に多岐にわたります。
「ハイドロテクトタイル」とは、太陽の光で汚れを分解し、雨で洗い流すセルフクリーニング効果を持つ外壁タイルです。
この効果によって、自然の力でいつまでも美しい状態を維持することができます。
特に日本の多湿な気候では、外壁がすぐに汚れるという問題がありますが、このタイルではその心配がかなり軽減されます。
このタイルは汚れや変色、劣化、傷、火・熱、水・寒さに強いという特性があります。
日本特有の梅雨や台風、灼熱の太陽、冷たい雪といった厳しい環境条件にも耐えうるため、理想的な外壁材と言えます。
「ハイドロテクトタイル」は、美観を維持できるだけでなく、耐久性も高いです。
このため、サイディング外壁やモルタル外壁と比較して外壁塗装は不要です。メンテナンスコストが大幅に削減できるというメリットがあります。
一方で、このタイルの目地に充填されているシーリングは時間と共に劣化する可能性があります。
劣化が進むと雨漏りや外壁内部の腐食の原因となるため、修繕時期が来たら、打ち替えや増し打ちといったメンテナンスが必要です。
一条工務店の外壁材のメンテナンス方法
一条工務店では、さまざまな種類の外壁材が用いられていますが、それぞれに独自の特性とメンテナンス方法があります。
外壁材によっては高度な技術が必要な場合もあれば、ほとんどメンテナンスフリーで済むものもあります。そのため、外壁材の特性を理解し、それに適したメンテナンスを行うことが、長期間にわたって快適な住まいを保つためのカギとなります。
ここでは、「ハイドロテクトタイル」をはじめとする一条工務店でよく用いられる外壁材のメンテナンス方法と注意点について、詳しく解説します。
タイル外壁『ハイドロテクトタイル』の注意点
一条工務店が採用する「ハイドロテクトタイル」は、その自己洗浄機能が特に注目され、メンテナンスコストや手間が軽減されるとして人気です。
しかし、この外壁タイルにも注意が必要な点は存在します。
ハイドロテクトタイルの一つの大きな利点として、タイル自体が塗装されていないため、塗り替えの必要がないという点があります。
これはメーカーも公表しており、多くの人々にとってメンテナンスの手間を省く大きな要素となっています。
しかし、タイル部分が塗装不要である一方で、タイルの目地に充填されているシーリングには、打ち替えや増し打ちといったメンテナンスが必要です。
特に高温多湿、紫外線の影響の多い日本の気候においては、シーリングの劣化が進む可能性が高く、定期的な点検とメンテナンスが必須となります。
さらに、ハイドロテクトタイルの光触媒によるセルフクリーニング機能は、太陽の光が当たらないと効果を発揮できません。
つまり、家の外壁が日陰になる部分では、この機能は期待できないため、汚れが目立つようであれば、通常の外壁と同じように手入れが必要です。
このように、ハイドロテクトタイルも万能ではなく、状況に応じて適切なメンテナンスが必要です。特にシーリングの劣化や日陰部分の汚れには注意が必要です。
サイディング外壁『リシン壁』の注意点
一条工務店が提供する外壁サイディングの仕上げに用いる「リシン吹き」は、独特の美観を持っているために人気がありますが、メンテナンスが必要になります。
一条工務店の外壁サイディングでよく用いられる「リシン吹き」は、サイディングに小さな石粒を塗料に混ぜて吹き付ける仕上げ方法です。
この方法によって、外壁は独特の質感と美観を持ちます。
リシン吹きのサイディング外壁は、時間と共に外壁塗装が必要になります。経年によって、外壁の汚れが目立つようになったり、カビや苔が発生したりする場合があります。
さらに、ひび割れが生じる可能性もあり、これらは外壁の劣化を示す重要なサインです。
これらの症状が出た場合、塗膜が劣化して塗料の機能が低下している証拠です。そのため、早めに外壁塗装を検討することが必要です。
特にひび割れが見られた場合、そのままにしておくと内部に水分が浸入する可能性があり、さらなる劣化を招く可能性が高いです。
リシン吹きのサイディング外壁は、一定期間ごとのメンテナンスは避けられません。
経年劣化による色褪せ、汚れ、カビ・苔の発生など、外壁が呈するさまざまなサインに注意を払い、適切なタイミングでの塗装を心がけましょう。
早めの対応が、外壁を長持ちさせる秘訣です。
モルタル外壁の注意点
モルタル外壁は、一時代を風靡したものの、現在ではその使用率は減少しています。特に一条工務店のような住宅メーカーでは、他の外壁材に比べてあまり採用されていません。
その背景には、モルタルが持ついくつかのデメリットや維持管理の必要性が影響しています。
モルタルはセメント、砂、水を混ぜて作られるため、施工には相応の手間と時間が必要です。
モルタル外壁は防水性が低いため、外壁塗装で防水性を高める必要があります。この塗装は定期的に行う必要があり、そのためメンテナンスには注意が必要です。
モルタル外壁が現在あまり使用されなくなった主な理由は、施工に時間がかかること、費用が高いこと、そして劣化が早いことです。特に、ヒビが入るという問題は避けられません。
モルタル外壁がひび割れると、雨水が内部に侵入する可能性があります。
これは建物全体の耐久性に影響を与えかねないため、ひび割れやその他の損傷が見られた場合は、速やかに外壁塗装や修繕が必要です。
劣化や損傷は建物全体に影響を与える可能性があるため、定期的なメンテナンスと塗装が不可欠です。モルタル外壁である場合には、その特性をよく理解し、適切な維持管理を行うことが重要です。
一条工務店で建てた家の外壁塗装
住まいは人生の大きな買い物の一つであり、その家を長持ちさせ、美しい状態を保つためには、日々のメンテナンスが欠かせません。
特に外壁塗装は、住まいの美観はもちろん、劣化から守るという重要な役割を果たします。
一条工務店は独自の品質と機能性を持つ家を提供していますが、それでも外壁は時間とともに劣化するのは避けられません。
そのため、定期的な外壁塗装は、長期間にわたり家を美しく、機能的に保つためには不可欠です。
ここでは、一条工務店、もしくは一般の塗装業者に外壁塗装を依頼する際の注意点について、詳しく情報を提供いたします。
一条工務店で外壁塗装する際の注意点
一条工務店で建てた家の外壁塗装は、一条工務店自体に依頼することが可能です。
ハウスメーカーが直接提供するサービスとして、一条工務店では非常に高い品質のメンテナンスが受けられます。
特徴的な点として、30年間の保証が受けられることが挙げられます。
また、10年目、15年目、20年目という長期に渡り無料で定期点検を受けることができます。これにより、長期的な視点での安心感があります。
さらに、メンテナンスも一条工務店に依頼すれば、高い品質で受けることができます。
一条工務店の基準に基づいた高品質なメンテナンスが受けられるため、安心して依頼することができます。
ただし、一条工務店に依頼したとしても、実際には下請け業者が施工するケースが多いのです。
下請け業者に外壁塗装を依頼する際、一条工務店がマージンを取るため、一般的な外壁塗装業者に依頼するよりも約3割ほど割高になる可能性があります。
塗装業者に依頼する際の注意点
一条工務店で建てられた住宅の外壁塗装は、一般の塗装業者に依頼可能です。しかし、メリットもあれば注意点もあります。
大手ハウスメーカーに塗装を依頼する場合、多くのケースで下請け業者が施工を担当します。
使用される塗料が限定される可能性が高く、中間マージンが発生するため割高になります。
また、一律のマニュアルに従って作業が行われるため、独自性や柔軟性が乏しくなる可能性もあります。
一条工務店の塗装業者は、多様な塗料から選べる柔軟性がありますし、中間マージンが発生しないため、費用も抑えられる可能性が高いです。
さらに、一条工務店の住宅に対する経験が豊富な業者なら、より高品質な仕上がりが期待できます。
しかし、一般の塗装業者に依頼する場合、一条工務店の外壁材に対する知識や経験が不足している可能性があります。
信頼できる業者を選ぶ際には、一条工務店の住宅に対する実績や口コミをしっかりと確認しましょう。
まとめ
この記事では、一条工務店で建てた住宅の外壁塗装について解説しました。
一条工務店のような大手ハウスメーカーで建てた住宅では、外壁材自体が高品質であり、その特性を最大限に活かす塗装やメンテナンスが必要になります。
一条工務店の住宅は、長期保証や定期的なメンテナンスが魅力ですが、外壁塗装を依頼する場合にはコストが高くなるケースが多いです。
一般の塗装業者に依頼する場合、多種多様な塗料から選べる自由度とコストのメリットがあります。
一条工務店の外壁材の特性や住宅の状態に合わせて、最適な塗料と施工業者を選ぶことが成功の鍵になります。
費用、品質、信頼性を総合的に考慮し、最もバランスの良い選択をすることで、長期間にわたって快適かつ安心して住むことができるでしょう。
この記事を参考に、より賢い外壁塗装の選択をしていただければ幸いです。
外壁や屋根塗装を検討しているのであれば、地元で経験豊富な塗装業者に相談すれば、適切なアドバイスを受けることができ、安心して取り組むことができます。
疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00〜20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
津市・亀山市・鈴鹿市・四日市市・松阪市・伊勢市・伊賀市・名張市を中心に三重県全域が施工範囲です。
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