基礎に塗装する必要性など亀山市の塗装業者が徹底解説
建物の外壁と地面とのつなぎ目にある土台のことを『基礎』と呼びます。
基礎の上に建っている建物すべての重量を受け止め、支えていることから、耐久性や耐震性において最も重要な箇所であると言われています。
外壁塗装に取り組まれる方の中には、「基礎にも塗装した方がいいの?」とご質問をいただくことが少なくありません。
というのも、インターネットで調べていても、「基礎には塗装しなくていい」という意見もあることから、本当はどうなのか分からなくなってしまうのです。
そこでここでは、基礎部分の塗装について、必要性やメリット・デメリット、基礎の劣化症状、基礎に塗装される塗料の種類なども踏まえながら、三重県津市、亀山市、鈴鹿市、四日市市、松阪市、伊勢市、名張市、伊賀市の外壁塗装の職人直営店が詳しくお伝えしていきましょう。
目次
基礎に塗装は必要?
結論から申しますと、建物の基礎部分への塗装は、防水性を高め、基礎部分の劣化や損傷を防ぐために有効ですので、おすすめしています。
ただし基礎部分への塗装はメリットだけではなくデメリットも存在し、地域によっては塗装しないケースもあります。
そのようなことから、基礎部分への塗装についての知識を深めておく必要があり、塗装業者に相談しながら決めていくと良いでしょう。
ここでは、基礎部分への塗装についての概要をはじめ、メリット・デメリット、地域によって塗装しないケースについてご紹介していきます。
基礎とは?塗装する必要性はある?
建物の基礎は、基礎の上に建てられている建物をしっかりと支えるため、主に鉄筋を軸にしたコンクリート造りになっており、基礎部分の表面はモルタルで仕上げられています。
日本は諸外国と比較すると湿気が多いため、基礎部分において建物の湿気を外に逃がすように工夫されています。
基礎においても、外壁と同じように経年によって劣化症状が見られるようになり、ひび割れや剥がれ、浮きなどといったものが見られます。
また内部のコンクリートにまで雨水が侵入するようになると、コンクリート内部の鉄筋を錆びつかせてしまうようなこともあります。
そのため、外部から雨水が浸入してこないように塗装が必要であるという意見が多くあります。
ただ、何も考えずに基礎部分に塗装してしまうと、建物の湿気を外に逃がしにくくなってしまうことや、基礎部分表面のモルタルの状態が掴みにくくなってしまうといった点があるため、塗装すべきではないという意見もあるのです。
しかし、近年においては基礎部分専用の塗料も提供されるようになっていることから、塗装業者からアドバイスを受けながら、うまく活用すると良いでしょう。
基礎に塗装するメリット・デメリット
■メリット
- 美観の向上や汚れ・カビの防止
- 防水性の向上
- 鉄筋コンクリートの状態の維持
- シロアリ発生の防止
■デメリット
- 基礎部分の劣化や損傷に気付きにくくなる
- 外壁内部の腐食に気付きにくくなる
- 10年に1度程度は塗り替えが必要になる
基礎部分に塗装するメリットとデメリットをいくつかのポイントでまとめてみました。
メリットとして挙げられるものには、基礎部分の見た目や状態を維持するというものがあります。
美観を向上させることができ、外壁と一緒に塗装すれば基礎部分も含めたデザイン性に優れた外観に仕上げることができます。
塗装することによって防水性を高め、基礎部分の劣化や損傷から守ることもできます。
内部に施されている鉄筋コンクリートの状態を維持し、コンクリートの劣化症状である中性化や、鉄筋の錆びによって生じる爆裂現象を防ぐこともできます。
結果的に、床下を湿度から守ることができますから、湿度を好んで発生するシロアリの防止にも役立ちます。
デメリットとして挙げられるものには、実際に劣化や損傷が広がった際に気づきにくくなるといったポイントが考えられます。
ひび割れが生じたとしても、基礎部分の表面であるモルタル部分だけであればそれほど問題は大きくありませんが、実際にコンクリート部分にまで劣化が生じた際に塗装していることによって気づきにくくなってしまいます。
さらに床下や外壁内部まで劣化や損傷が生じた際にも、発見が遅れてしまうといった点があります。
また、基礎部分に塗装していると、塗装箇所に劣化が生じると、塗り直ししなければ古びたような印象になってしまう可能性があります。
このようなメリット・デメリットがあることから、総合的にどのような方法が適しているのか、外壁や屋根塗装の際に塗装業者からアドバイスを受けると良いでしょう。
地域によっては塗装しないケースも
建物が建てられている地域によっては、土地の湿気が高い状態であることがあり、そのような場合であれば、あえて塗装しないといったケースもあります。
上記でもお伝えした通り、日本の風土ではそもそも湿度が高いため、床下の湿度が高くなりすぎないように外部に逃がすような工夫がなされています。
しかしそのような工夫がされているとしても、もともと水田や湿地帯であったような場合、どうしても湿気を逃しきれない可能性があるのです。
塗装しても湿気を外に逃がすことができる基礎専用塗料が提供されていますが、もともと湿潤環境である場合には、塗装しないケースもあるということです。
そのようなことから、絶えず結露が見られるような住宅である場合には、塗装業者に相談してアドバイスを受けると良いでしょう。
基礎に生じる劣化症状
基礎部分で重要なことは、劣化や損傷が生じてしまい、外部から雨水が侵入して建物内部を腐食させてしまうことや、シロアリを発生させてしまうことにあります。
そのようなことから、劣化症状に早く気づき、必要な修繕・メンテナンスに取り組んでおく必要があります。
汚れ・カビ
基礎部分の劣化症状は、その初期として、汚れが目立つようになってくることやカビや藻、苔などが発生するようになります。
基礎部分に塗装されている場合においては、塗料の機能によって汚れをつきにくくし、カビの発生を防いでいますが、塗膜が劣化してくるとその機能が衰えてしまうのです。
汚れやカビは、美観を損なうことになってしまい、古びたような印象を与えてしまうことになりますが、それだけではなくさらに劣化が進行すると、ひび割れなどの損傷を引き起こしてしまう原因にもなるのです。
ひび割れ・剥がれ・浮き
基礎部分の劣化が進んでいくにつれて、表面のモルタル部分にひび割れが見られることや剥がれ、浮きなどの症状が現れることもあります。
基礎部分に塗装している場合にこのような症状が現れるということは、塗装の塗膜が完全に機能を失っている状態ですので、早めにメンテナンスしておく必要があります。
モルタル部分だけに劣化や損傷が見られている場合には、すぐに建物に対して耐久性や耐震性に影響を及ぼすようなものではありません。
ただ、表面部分から内部に雨水が侵入し、少しずつコンクリートに影響を及ぼすようなようになります。
そもそもコンクリートは水に強くなく、水を吸い込みやすい性質を持っています。
コンクリートが水を吸い込んでしまうと、コンクリート内部が中性化し、内部に施されている鉄筋が錆びついてしまうことになります。
鉄筋が錆びてしまうと、耐久性に影響を及ぼすのはもちろんのこと、錆びによって鉄筋が膨張し、外側に押し出して基礎部分表面を破壊してしまうことがあります。
この現象のことを『爆裂現象』と呼んでいますが、場合によっては鉄筋が外にむき出しになってしまうこともありますので、早めにメンテナンスしておくことが重要です。
内部の腐食・爆裂現象・シロアリの発生
基礎のコンクリート部分に雨水が侵入するようになると、どんどん水分を染み込ませてしまうことになり、床下を腐食させたり、爆裂現象を生じさせたり、シロアリが好む環境を作り出して発生させてしまうこともあります。
このような状況になっても、すぐにどこかに不具合が生じるというものではありませんので、全く気付かずに進行してしまう可能性もあります。
そのようなことから、気づいた時には床下がボロボロになっていたり、シロアリが大量発生して大幅なメンテナンスが必要になったりします。
このように基礎部分にはさまざまな劣化や損傷が見られることから、外壁だけではなく基礎部分にまで意識しておき、適切なメンテナンスに取り組むことが重要なのです。
基礎に塗装する際の注意点
基礎部分への塗装は、メリットだけではなくデメリットもあるために、後悔することのないように塗装に取り込むことが大切です。
注意点をいくつかにまとめましたのでポイントをご紹介していきましょう。
基礎部分の塗料選び
基礎部分に塗装する塗料は、『基礎専用塗料』を使用することになります。
基礎部分は基本的に湿気やすい箇所であり、雨水の跳ね返りを受けることや、地面からの水分を吸い上げることが少なくありません。
そのため、一般的に外壁塗装で使われる塗料を使用すると、早期に汚れが目立つようになり、剥がれや浮き、ひび割れなどが生じやすくなるからです。
基礎部分に活用する専用塗料は、そのような状況を想定して研究開発されており、
- 水性塗料
- ひび割れに対する追従性が高い
- シロアリの発生を防ぐ
喉といった特徴を持っています。
ひび割れは補修してから塗装を
基礎部分は、内側が鉄筋コンクリートで表面部分はモルタル仕上げになっていますが、表面のモルタル部分にひび割れが生じていることが珍しくありません。
塗装する場合には、このひび割れに対してしっかりと補修してからでないと、塗装によって一旦は塞がったように見えても、何かの拍子にすぐにひび割れが現れてしまうようになります。
表面部分のモルタルだけにひび割れが入っていると、そのまま放置した状態にしてしまうと、いずれコンクリート部分にまで損傷を生じさせてしまいます。
髪の毛程度のとても小さなひび割れの場合には、問題のないことも多いですが、ある程度の幅があるひび割れであれば、シーリングなどで補修して下地を整えてから塗装しなければなりません。
外壁や屋根塗装と同時にチェック
外壁や屋根の塗装は一般的に10年から15年程度で塗り替えされるケースが多いですが、そのタイミングで基礎部分についてもチェックしてもらうようにしましょう。
基礎部分に塗装される専用塗料においても、耐用年数はおおむね10年程度と、塗り換えが必要です。
外壁や屋根塗装のタイミングで基礎部分も塗装できるのであれば、住宅の外側部分全体をメンテナンスでき、防水性が高まるのはもちろん、美観も向上させることができるのです。
基礎の塗装や知識の豊富な塗装業者を選ぶこと
基礎部分の塗装については、主に専用塗料を活用して行われ、基礎部分に対する知識や経験が必要になってきます。
間違った塗装方法をしてしまった場合には、床下の湿度を逃がすことができなくなり、腐食させる原因になってしまう可能性があります。
そのようなことから、基礎部分の塗装を検討しているのであれば、豊富な知識や経験を持っている塗装業者を選ぶことが重要です。
まとめ~亀山市の外壁塗装・屋根塗装のことなら
建物の基礎部分の塗装について、必要性やメリット・デメリット、基礎の劣化症状、注意点なども踏まえながら、詳しくご紹介しました。
建物にとって基礎部分は、かなりの重量である建物を受け止め、支えている箇所であることから、とても重要な役割を担っていることが分かります。
ただ日本では、湿気の多い地域が多いために、基礎部分に湿気が溜まらないよう、外に逃がすように工夫されています。
そのようなことから、塗装する場合においては基礎専用塗料を活用されているケースが多く、ひび割れなどしっかりと補修してから塗装されることになります。
外壁や屋根の塗装は10年から15年程度で塗り替えられるケースが多いですが、そのタイミングで基礎部分もチェックしてもらい、必要なアドバイスを受けると良いでしょう。
ただし、基礎部分の塗装については、基礎に対する知識や経験が必要になることから経験やスキルの豊富な塗装業者に相談するようにしましょう。
外壁塗装や屋根塗装を検討しているのであれば、地元で経験豊富な塗装業者に相談すれば、適切なアドバイスを受けることができます。
疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
津市・松阪市・鈴鹿市・亀山市・名張市・いなべ市を中心に三重県全域が施工範囲です。
外壁塗装や屋根塗装、防水工事でお悩みの方はお気軽にお問合せしてください。
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