スレート屋根割れ補修はできる?伊賀・名張市のプロが徹底解説!
スレート屋根は、その美しさと耐久性から人気があり、多くの住宅において採用されています。
とても硬く耐久性の高いスレート屋根ではありますが、経年によって紫外線を浴び続けることによって劣化や風化が生じ、ひび割れが発生してしまうことがあります。
そのため、ひび割れは珍しくない問題であると言え、水漏れや、カビが生えるなどの問題が発生することがあり、構造的なダメージを受けるケースが考えられます。
スレート屋根のひび割れに水分が入り込むと、それが家の内部に染み込み、木材の腐敗を引き起こし、最終的には物件の構造を弱体化させてしまう可能性があるからです。
そこでここでは、スレート屋根のひび割れや欠けを中心に、原因や補修のタイミング、メンテナンス法である屋根塗装などについて、三重県津市、鈴鹿市、松阪市、亀山市、名張市、伊賀市の外壁塗装の職人直営店が詳しくお伝えしていきましょう。
目次
スレート屋根のひび割れや欠けとは?その原因や放置した場合にどうなるのか解説
スレート屋根は多くの住宅に採用されている屋根材であり、耐久性が高いために人気のある屋根材となっています。
しかし、屋根は太陽光による紫外線や風雨などの自然環境に晒されている状態であるために、どうしても経年によって劣化してしまい、ひび割れのリスクが伴います。
スレート屋根のひび割れを放置しておくと、雨漏りやカビの発生などが生じてしまい、その時点で補修に取り組むと、高額な修理費用が発生する可能性があります。
こうしたリスクを回避するためには、スレート屋根を定期的に点検し、ひび割れがあればできるだけ早く補修することが重要なのです。
スレート屋根とは
スレート屋根とは『スレート瓦』とも呼ばれるもので、5㎜程度の薄い板状であるため軽量である特徴を持っており、高いデザイン性と優れた耐久性、耐震性によって、多くの建物に活用されています。
スレート屋根には、『天然スレート』『化粧スレート』が存在します。
『天然スレート』とは、天然の粘板岩を薄く加工したもので、自然な風合いや高級感あるデザインが優れていますが、価格が高いために一般の住宅ではあまり見られません。
『化粧スレート』は、セメントに繊維質を混ぜて加工したもので、耐久性が高く費用も抑えられていることから、一般的な住宅に広く採用されています。
スレート屋根の劣化やひび割れの原因は
スレート屋根は5㎜程度の薄い板状であるものの、とても硬くて耐久性に優れていますが、紫外線や風雨の影響を受けて少しずつ劣化が生じます。
そのため、劣化を防ぎ、損傷からスレート屋根を守るために塗装を施して、耐久性を維持しています。
しかし、屋根材に塗装している塗料においても、おおむね10年程度で劣化症状が見られるようになり、そのまま放置しているとスレート屋根そのものまで劣化を生じさせることになります。
スレート屋根そのものの耐用年数は、一般的に15年から20年程度であるといわれますが、紫外線や風雨にそのまま晒されてしまうと、耐用年数が経過する前でも損傷が生じる可能性があります。
屋根材に湿気や水を含んでしまい膨張し、熱による乾燥によって収縮と膨張を繰り返すようになり、ついにはひび割れに繋がってしまうのです。
また、その他にも、台風や暴風雨などで飛来してきた物がぶつかって、割れが生じてしまうようなこともあります。
スレート屋根の劣化症状にはひび割れ以外にもさまざまなものがあり、カビ・藻の発生、割れ、欠けなどが生じることもあります。
ひび割れを放置するとどうなる
スレート瓦のひび割れを放置しておくと、さらなる損傷や修理費用の高騰につながる可能性があります。
このような事態を防ぐためにも、スレート屋根のひび割れを放置するとどのようなリスクがあるのか、また、どのように修理するのがベストなのかを理解しておくことが重要です。
スレート屋根のひび割れを放置すると、そこから雨水が入り込むようになり、それが屋根の内部にまで染み込んでしまい、下地の木材の腐敗を引き起こし、最終的には物件の構造を弱体化させます。
また、湿気によってカビの発生を促し、見た目が悪いだけでなく、家の中に住む人の健康にも悪影響を及ぼす可能性も高まります。
そのため、スレート屋根にひび割れや欠けなどを確認したら、隙間や穴から雨水が侵入してさらなる被害が発生しないように、迅速に対処する必要があります。
ひび割れを早期に発見した場合には、ひび割れによる隙間に対し、シーリングと呼ばれるゴム状の素材によって補修し、屋根材に塗装しておけば、引き続きスレート屋根の耐久性を維持することが可能です。
しかし、ひび割れなどの損傷が激しい場合や、雨漏りによって下地まで劣化させてしまった場合には、カバー工法や葺き替えが必要なケースもあります。
早期で発見すればするほど、費用も安価に済みますから、定期的に点検しておくことが重要です。
スレート屋根のひび割れは補修が必要
冒頭からお伝えしている通り、スレート屋根は、風雨や紫外線にさらされることによって、時間の経過とともにひび割れが発生することがあります。
このような劣化や損傷が生じた場合に、スレート屋根の耐久性を維持するために、いつ、どのように修理するかを知っておくことが重要です。
ここでは、スレート屋根のひび割れに対する補修のタイミングや補修方法、劣化が進んだ場合に必要となる補修について詳しくご紹介しましょう。
ひび割れの補修のタイミング
スレート屋根にひび割れが生じているような場合には、その箇所から雨水が侵入し、下地を腐食させてしまう可能性があることから、速やかに補修する必要があります。
ただし、ひび割れが生じる前に、屋根材の劣化症状を見極めるようにしておけば、部分補修で済むことや、屋根塗装だけで済むようなこともあります。
例えば、屋根材に色褪せが見られているようなケースです。
スレート屋根には塗装が施されており、太陽光による紫外線や風雨の影響によって塗装の塗膜が劣化すると、色が薄くなることや、元の色合いから変化し始める『色褪せ』が見られるようになります。
そもそも、屋根塗装の塗料には、自然環境から屋根材を守るような機能が備わっていますが、10年程度が経過すると劣化が生じるようになります。
塗膜の劣化症状の中でも初期症状に当たるものが色褪せであるため、日ごろから屋根の色合いを観察するようにし、特に日当たりのよい箇所において色褪せが生じていないか確認することが大切です。
ただし、屋根の状態は、高所にあるために普段から手軽に観察できないことも多いでしょう。
そのため、新築や前回の屋根塗装時から10年程度が経過しているのであれば、塗装業者に相談して、屋根の状態を観察してもらうようにすると良いでしょう。
ひび割れの補修方法
すでにスレート屋根にひび割れや欠けなどが生じている場合には、下地に雨水が染み込んで雨漏りにならないうちに、修繕することが大切です。
ただし、ひび割れが軽微な場合には、部分的な補修で済みます。
小さなひび割れや欠けに対しては、『シーリング材』と呼ばれる、硬化するとゴム状になる素材を用いて補修していきます。
補修だけの工事で済めば、足場の設置など大がかりな工事にはならないことも多いので、数か所の補修を行ったとしても数万円程度の費用で済みます。
ひび割れや欠けが大きな場合には、新しいスレート屋根に交換しなければならないケースもあります。
また、ひび割れが生じている場合、仮に数か所であったとしても、スレート屋根全体に劣化症状が見られていることが多いために、屋根塗装を勧められるケースも多いです。
そのまま部分補修しても、またすぐに別の箇所にひび割れなどの損傷が生じる可能性が高いため、早めに塗装して劣化症状を防ぐことが大事であるからです。
スレート屋根の劣化が進んだ場合の修繕方法
- 屋根塗装
- 屋根カバー工法
- 屋根の葺き替え
スレート屋根のひび割れや欠けが軽微である場合には、上記でご説明した通り、シーリングによる補修だけで済みますが、広範囲に劣化が見られている場合には、上記3つの修繕方法が用いられます。
例えば、軽微なひび割れであるとしても、全体的に塗膜に劣化が生じており、色褪せや塗膜の剥がれなどといった症状が顕著であれば、新たに塗装する必要があります。
塗膜の劣化が進行すると、色褪せからさらに浮きや剥がれなどが見られるようになり、下地がむき出しの状態になってしまいます。
そのため、早めに塗装しておかないと、下地の腐食や雨漏りの原因になってしまうのです。
また、塗装が必要なタイミングで取り組んでおかないと、屋根材そのものが劣化してしまい、塗装だけでは塞ぎきれなくなってしまいます。
屋根カバー工法とは、既存の屋根材のうえからガルバリウム鋼板などの軽量のカバーをしてしまうことで、比較的工事のスムーズに完了することから人気の高い修繕方法となっています。
ただし、屋根材だけではなく下地まで腐食しているような状態であれば、屋根カバー工法でも対応しきれないために、屋根材そのものを取り替えてしまう葺き替え工事が必要となります。
このように、屋根のひび割れは、速やかに修繕するほど手軽で安価な工事で済みますが、劣化が生じれば生じるほど、大きな修繕工事が必要となってしまいますので注意しましょう。
スレート屋根をひび割れや欠けから守るには
スレート屋根のひび割れや欠けから建物を守るには、上記でもお伝えした通り、『補修』『屋根塗装』『カバー工法』『葺き替え』といった方法があります。
ただ、どの方法が適しているかについては、屋根やその周辺の状態を確認したうえで、適切な工法を用いることが大切です。
まずは塗装業者に相談を
スレート屋根は、その耐久性の高さと耐用年数の長さから、適切に手入れをすれば何年も長く使用することができます。
そのため、年に一度は、専門の塗装業者や屋根業者にスレート屋根を点検してもらい、経年劣化や風雨による割れ、欠け、ズレなど、摩耗や損傷の兆候がないかを確認してもらうとよいでしょう。
特にスレート屋根のひび割れについては、塗装業者に相談し、補修が必要かどうかを判断してもらってから、部分的な補修や屋根塗装、その他の修繕が適切なのかアドバイスを受けるようにするといいでしょう。
屋根塗装の流れ
屋根塗装は、スレート屋根のひび割れや欠けの修繕方法の一つであり、ひび割れ箇所が多い場合や、屋根材全体に劣化症状が見られている場合に適している工法です。
屋根塗装は、建物の周りに足場を設置したうえで取り掛かることになります。
高圧洗浄によって屋根について汚れを丁寧に洗い流し、ひび割れや欠けなどが生じている箇所にはシーリング補修や屋根材の交換などを施します。
補修が完了すれば、塗装を三度塗り(下塗り・中塗り・上塗り)することによって強固な塗膜を形成し、スレート屋根をしっかりと補強していきます。
カバー工法・葺き替え
スレート屋根の状態が良くない場合には、塗装では塞ぎきれないので、カバー工法、もしくは葺き替え工事が行われることになります。
主に屋根の全体的にひび割れや欠けが生じているようなケースであれば、カバー工法によって既存の屋根材に新しい屋根材を被せていきます。
塗装工事よりは高くなりますが、葺き替えよりも安価でスピーディに完了します。
下地が腐食しているような場合や、雨漏りが生じているならば、カバー工法ではなく、屋根材を取り替える葺き替え工事が行われます。
もし、腐食や雨漏りしている状況でカバー工法をしてしまうと、新しくカバーする屋根材の重みで建物の耐久性が落ちてしまうことになります。
まとめ~伊賀・名張市の外壁・屋根塗装なら
スレート屋根のひび割れや欠けを中心に、原因や補修のタイミング、メンテナンス法である屋根塗装などについて詳しくご紹介しました。
スレート屋根はデザイン性や耐久性の高さから人気があり、近年建築された住宅の多くに採用されています。
ただ、耐用年数は15年から20年程度であると言われていますが、太陽光の紫外線や風雨などの影響を受け続けると、ひび割れや欠けといった劣化症状が現れることがあります。
ひび割れや欠けをそのまま放置していると、その箇所から雨水が侵入し、下地を腐食させることや雨漏りを生じさせることに繋がります。
そのため、劣化や損傷がみられた場合には速やかに補修や修繕が必要ですが、普段から目につかない場所であるために、定期的に塗装業者に点検してもらうようにしましょう。
疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
津市・松阪市・鈴鹿市・亀山市・名張市・いなべ市を中心に三重県全域が施工範囲です。
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