外壁の吹き付け塗装とは?松阪市の塗装のプロが徹底解説!
外壁の『吹き付け塗装』とは、専用のスプレーガンを使って建物の外壁に塗料を塗布する方法で、魅力的に仕上がるために、建物の外観や価値を向上させる方法として人気があります。
塗装方法には『ローラー』によるものがあり、現在においてはローラー塗りが一般的であることから「どちらがいいの?」とお考えの方も多いでしょう。
また従来の塗装方法として『刷毛塗り』も存在し、それぞれの特徴やメリットデメリットなども知っておきたいのではないでしょうか。
そこでここでは、外壁の吹き付け塗装を中心として、メリットやローラー塗装との違いなどについて、三重県津市、鈴鹿市、松阪市、亀山市、名張市、伊賀市の外壁塗装の職人直営店が詳しくお伝えしていきましょう。
目次
外壁の吹き付け塗装とは?
外壁の『吹き付け塗装』は、スプレーガンを使って建物の外壁に塗料を塗布する工法で、建物の外観や価値を向上させる方法として人気があります。
特に意匠性の高い、こだわりの外壁塗装では活用されるケースが多くなっています。
外壁の吹き付け塗装の特徴
外壁塗装の工程には、仮設工事からはじまり、高圧洗浄、下地処理などさまざまな工程を経て、塗料の重ね塗りが行われます。
その重ね塗りの方法のひとつとして、『吹き付け塗装』があります。
重ね塗りの方法には、その他にも『ローラー塗装』『刷毛塗装』の3種類があり、外壁に適した工法が選択されることになります。
吹き付け塗装の特徴は、『ローラー塗装』『刷毛塗装』のように手塗りをするのではなく、エアスプレーやエアレススプレーを用いて、塗料を霧状にして外壁に吹き付けて塗装していく点にあります。
凸凹しているようなモルタル外壁や意匠性の高い、こだわりの外壁塗装の際に用いられることが多く、近年多くみられるサイディング外壁に対してはローラー塗装がほとんどです。
吹き付け塗装に用いられるスプレーガンとは
吹き付け塗装には、スプレーガンと呼ばれる吹き付け機械を用い、外壁に対して霧状の塗料を吹き付けて塗装していきます。
大きくエアスプレー・エアレススプレーの2種類があり、塗装する塗料の種類などによって、適切なスプレーガンが選択されることになります。
『エアスプレー』とは、圧縮空気を利用して塗装する機械のことで、作業効率がとても高く、平滑でこだわりのある美しい外壁に仕上げることができるスプレーガンです。
エアスプレーにも種類があり、供給方式の違いによって『吸い上げ方式』『重力式』『圧送式』に分けられており、塗料と空気の混合方式によって『外部混合式』『内部混合式』にも分けることができます。
『エアレススプレー』とは、空気を使わない方式のスプレーガンのことで、塗料そのものに圧力を加え、微粒化した塗料を小さな穴から外壁に吹き付けることができます。
塗料の吐出量が多いために、作業効率が高く、エアスプレーよりも塗料の飛散が少ないために、オーバースプレーになりにくく塗料の節約に繋がると考えられています。
外壁の吹き付け塗装とローラー塗装・刷毛塗装との違いは?
塗装方法には吹き付け塗装だけではなく、現在においては『ローラー塗装』を選択されるケースが多く、また『刷毛塗装』といった工法も踏まえ、塗装方法には3種類あると言われます。
それぞれに特徴があるため、外壁に適した塗装方法が用いられることになります。
ここでは、『吹き付け塗装』『ローラー塗装』『刷毛塗装』の3種類の工法を比較して、それぞれの特徴やメリット・デメリットについてご紹介しましょう。
外壁の吹き付け塗装とは?
外壁の吹き付け塗装は、建物の外観の向上と長寿命化を目的とした外壁塗装技術の一種で、エアコンプレッサーや専用のスプレーガンを使って、塗料を直接塗布する方法です。
塗料を小さな粒子に霧化して吹き付けるために、刷毛塗りやローラー塗装といった方法に比べ、非常に短時間で広い面積をカバーすることが可能である点がメリットであると言われます。
大規模な範囲にローラーで塗装する場合には多大な時間を費やすことがありますが、吹き付けは面積にもよりますが、完成までの時間を短縮することができます。
また、効率的であることに加え、他の方法よりも柔軟に仕上げることが可能で、特に意匠性のある仕上げに向いていると言われます。
ただし、塗料が飛散してしまうリスクが高いという点が指摘されています。
塗料が外壁以外に付着してしまう可能性があるため、窓やドア、車両などのオブジェクトの近くで作業するときは、十分に予防措置を講じておく必要があります。
外壁のローラー塗装とは
ローラー塗装とは、合成繊維や発泡スチロールでできたローラーを使って、塗料を表面に均一に広げ塗布する方法であり、現在においては一般的な施工方法だと言えます。
ローラーで塗装する最大のメリットは、塗料を均一に塗ることができ、汚れも少なく、手塗りであるために塗料の行き渡り具合もコントロールしやすいことにあります。
塗料の塗りムラもなく、最小限の力で壁面のどの部分にも均一な色と質感が得られるのが特徴であると言えるでしょう。
しかも、刷毛塗りや吹き付けなどの他の塗装方法と比較して、耐用年数が長いと言われることがあります。
均一な表面層の形成が可能であることから、優れたカバー力が得られ、紫外線や風雨といった厳しい気象条件から保護することができるため、耐久性のある仕上がりが期待できるのです。
吹き付け塗装よりも塗料の飛散が少ないとも言われており、近隣との距離が近い、現代の住宅事情にもマッチした塗装方法だと言えるでしょう。
ただし、ローラー塗装は、塗装職人の経験や知識が大切になります。
薄すぎず、厚すぎず、塗り重ねていく技術が必要になり、しかも部分的に隙間があると塗りムラが生じる可能性があります。
さらに外壁に凹凸やひび割れがある場合、完全にカバーできないため、塗装する面の汚れをしっかりと落とし、下地処理をして塗装面の状態を整えておく必要もありますので、丁寧な施工も求められています。
外壁の刷毛塗装とは
外壁塗装には、もう一つの種類である『刷毛塗装』が選択されるケースもあります。
刷毛塗りとは、小さなブラシを活用して塗装する方法で、小回りが効きやすいため、外壁塗装を行う際に重要視されています。
かつてはすべて刷毛によって塗装されてきましたが、現在においては、吹き付け塗装やローラー塗りでカバーできない、狭い箇所の塗装に活用されるシーンが多いです。
刷毛で重ね塗りしていくことによって、表面に与える質感が、とても滑らかな仕上がりになるという点が大きな特徴であると言えるでしょう。
ただし、デメリットとして、仕上がりが塗装職人の知識や経験に大きく左右される点が挙げられます。
経験が浅い塗装職人が刷毛塗りをすると、塗料の塗りムラが発生することがあり、乾くと筋が入るなど、見栄えが悪くなってしまう可能性があります。
そのため、経験豊富な塗装業者に依頼することが重要になります。
ローラー塗装が一般的になった理由
吹き付け塗装のケースが減少し、ローラー塗装が一般的になったのは、モルタル外壁が少なくなり、サイディング外壁が主流になったからだと言えます。
もともとかつての外壁はモルタル外壁が主流であり、築25年以上の戸建て住宅ではモルタル外壁が今でも多いのではないでしょうか。
モルタル外壁とは、水と砂、セメントを混ぜたものをコテで塗りつけて外壁を形成し、その上から塗装して仕上げています。
モルタル外壁にはスタッコ壁、リシン壁、吹き付けタイル壁といったいくつかの種類がありますが、いずれも凸凹した特徴的な形状となっています。
そのため、どうしてもローラー塗装は不向きであり、吹き付け塗装が活用されています。
現在主流であるサイディング外壁は、ローラー塗装で対応が可能で、さらには近隣との距離が近いこともあり、吹き付け塗装を採用するシーンが減少したのです。
吹き付け塗装を選んだ方がいいケースとは?
戸建て住宅では、一般的にローラー塗装が選択されるケースが多くなっていますが、塗装内容によっては吹き付け塗装が活用されます。
塗装業者によっても選択する塗装方法は異なり、しかもどちらを選択したとしても、正しく塗装したのであれば共に高い耐久性を持つ塗膜を形成することができます。
ではいったいどちらを選択した方が良いのでしょうか。
吹き付け塗装とローラー塗装の特徴の違い
吹き付け塗装 | ローラー塗装 | |
仕上がり | 高い意匠性など柔軟な仕上がりが可能 | ムラなく均一な仕上がり |
塗装時間 | 短い | 吹き付け塗装より長い |
塗料の飛散 | スプレーガンを使用すると飛散が多くなる傾向が | 少ない |
外壁への柔軟性 | 凸凹している箇所にも適している | 外壁が凸凹している場合には刷毛の併用が必要 |
特に特徴的であるのが『仕上がり』『外壁への柔軟性』になります。
吹き付け塗装は、凸凹しているような箇所でも柔軟に対応することができ、ローラー塗装は平坦な箇所に向いており、ムラなく均一に塗装することが可能です。
そのため、一般的にはモルタルのような凸凹している外壁なら吹き付け塗装、サイディング外壁など平坦な外壁ならローラー塗装が選択されます。
ただし、塗料の飛散リスクが異なりますので、近隣との兼ね合いを考慮しながら、選ぶようにするといいでしょう。
こだわりのある仕上がりを求める場合
外壁塗装においては、ローラー塗装のように手塗りではどうしても困難である複雑な仕上がりが求められるようなケースがあります。
ローラー塗装ではクセのないフラットな仕上げを得意としていますが、重厚感や高級感、立体感などのあるデザイン性を表現することも可能なのです。
特に『意匠性装飾仕上げ』と呼ばれる、こだわりのある高い意匠性を求めるようなケースでは吹き付け塗装が採用されるケースが多くなっています。
例えば、外壁表面を石に似せる石調吹き付け、平らな外壁に対し砂によって凸凹模様を作る吹き付けスタッコなど、さまざまな方法があります。
工事費用を基準にすることも
吹き付け塗装とローラー塗装の費用を比較してみると、吹き付け工法の費用が安くなる傾向があります。
塗装工事は1㎡あたりの単価で算出することになるのですが、吹き付け工法は1,000円程度から2,000円台後半になり、1,000円以下になるような工事もあります。
対してローラー塗装では、1㎡あたりの単価は3,000円を超え、5,000円程度になるようなケースも珍しいことではありません。
そのため、塗装範囲が広くなるケースにおいては、吹き付け塗装を選択することによって、価格が抑えられる可能性があります。
予算的にどうしてもローラー塗装が難しいケースであれば、吹き付け塗装を検討してもいいのかもしれません。
近隣への影響を考えると吹き付け塗装が難しいケースも
上記でもお伝えした通り、吹き付け塗装は塗料の飛散リスクが高いために、飛散を抑えたい場合には適していないと言えます。
特に近隣の外壁がとても近い場合や、車庫があるような場合、塗料が付着すると困る花壇や建具などが近くにあるような場合には、ローラー工法をおすすめします。
ただ、しっかりと養生することや、吹き付け塗装を得意としている塗装業者の中には、悪条件においても飛散リスクを抑えながら塗装することが可能なケースもあります。
まとめ~松阪市の外壁塗装なら
外壁の吹き付け塗装を中心として、特徴やスプレーガンについて、ローラー塗装や刷毛塗装との違い、吹き付け塗装をおすすめするケースなどについて詳しくご紹介しました。
吹き付け塗装とは、スプレーガンと呼ばれる専用の吹き付け機械を用いて塗装する方法で、塗料を霧状にして塗装していきます。
その他にも『ローラー塗装』『刷毛塗装』といった手塗りの方法がありますが、近年多くみられるサイディング外壁に対しては、ほとんどがローラー塗装を採用しています。
凸凹しているようなモルタル外壁や意匠性の高い、こだわりの外壁塗装に用いられるケースには、吹き付けによる塗装が多くみられます。
また、ローラー塗装よりも費用が安くなる傾向があるため、工事費用を基準に検討して、吹き付け塗装が採用されるケースも見られます。
ただ、塗料の飛散リスクが大きいため、近隣の外壁が近い場合や、車両が駐車されていることや建具、植木などが近くにあるような場合には適していないケースもあります。
そのため、吹き付け塗装による外壁塗装を検討している場合には、経験豊富な塗装業者に相談し、どのように塗装すれば良いのかアドバイスを受けるといいでしょう。
疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
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