打ちっぱなしコンクリートの外壁塗装~劣化症状やメンテナンス方法を鈴鹿市の塗装業者が徹底解説

打ちっぱなしコンクリートの外壁塗装を鈴鹿市のプロが徹底解説

打ちっぱなしコンクリートの外壁塗装~劣化症状やメンテナンス方法を鈴鹿市の塗装業者が徹底解説

コンクリート造の住宅の中には、打ちっぱなしコンクリートの建物も少なくありません。

 

打ちっぱなしコンクリートとは、コンクリート外壁の表面に塗装やサイディングボードなどが施されていない、コンクリートそのままのものを言います。

 

外観のデザイン性はとても幅広いために、こだわりの建築を望まれるご家庭において注目されています。

 

ただ、コンクリートがそのままむき出しになっているため、汚れや雨水のシミなどが目立ちやすく、しかもひび割れも起こしやすいと言われています。

 

そのため、メンテナンス方法として外壁塗装が有効だと言われています。

 

しかし、打ちっぱなしコンクリートの外観イメージを損なうことなく外壁塗装に取り組むことができるのでしょうか。

 

そこでここでは、打ちっぱなしコンクリートの外壁塗装について、三重県津市、鈴鹿市、松阪市、亀山市、名張市、伊賀市の外壁塗装の職人直営店が詳しくお伝えしていきましょう。

 

 

打ちっぱなしコンクリート外壁の特徴やメンテナンスの必要性について

外壁塗装・カバー工法・張替え

打ちっぱなしコンクリートの戸建て住宅は、とてもシンプルで高級感が溢れる、とてもこだわりのある外観である特徴があります。

 

外壁表面には撥水剤と呼ばれる、防水性の高い加工剤を塗布し、外壁や建物を保護していますが、劣化が生じてしまうと汚れやシミ、さらにはひび割れなどの原因になってしまいます。

 

そのため、定期的にメンテナンスが必要になるのです。

 

打ちっぱなしコンクリートの特徴

冒頭にもお伝えした通り、打ちっぱなしコンクリートは、コンクリートがそのままむき出しになっているため、デザインはシンプルでおしゃれな建築のものが多いです。

 

こだわりの外観になるため人気は高く、打ちっぱなしコンクリートの戸建て住宅に憧れている方が増えています。

 

一般的な住宅の場合、塗装されていることや外壁タイル、サイディング外壁などによって仕上げられているものが多いですが、コンクリートの美しさがそのまま活かされていると言えるでしょう。

 

高級感のあるデザイン性に注目されているのはもちろん、外壁塗装など仕上げが行われていないために、コスト面においても大きなメリットがあるといわれます。

 

ただその反面で、デザインがシンプルであるが故に、汚れやシミ、ひび割れが生じると、かなり目立ってしまうという側面も持っています。

 

そのまま放置していると、どんどん汚れやシミが広がってしまうことになり、ひび割れが生じている場合には、内部に雨水が侵入してしまうことになります。

 

そのため、汚れやシミなどが目立たないようにメンテナンスに取り組むことが重要であると言われています。

 

打ちっぱなしコンクリートはメンテナンスが不可欠

シンプルなデザインで高級感が溢れている打ちっぱなしコンクリートは、憧れを抱く外観ではあるのですが、メンテナンスを怠ると美しい外観が損なわれてしまうことになります。

 

本来、戸建て住宅の外壁は、塗装することによって、紫外線や風雨からの影響を防ぎ、美観はもちろんのこと、外壁や建物そのものを守っています。

 

塗料には、防汚性や親水性、防藻性、断熱性などといった機能が備わっており、劣化が生じてもおおむね10年程度にわたって保護できるのです。

 

ただ、打ちっぱなしコンクリートの場合、コンクリートがむき出しで、サイディング外壁や外壁タイルも施されていないため、外壁そのものが劣化や損傷を引き起こしやすいのです。

 

デザインがシンプルであるために、汚れの含んだ雨水が外壁に流れると、それが黒ずみとして残ってしまうことがあります。

 

打ちっぱなしコンクリートは緻密につくられているため、すぐに外壁に雨水が染み込んでしまうようなことはありませんが、そもそもコンクリート自体が雨水を吸い込みやすい性質を持っています。

 

雨水を吸い込んでしまうと膨張し、暑い日には熱によって収縮してしまうと、膨張と収縮を繰り返すことによって、ひび割れを生じさせてしまうのです。

 

打ちっぱなしコンクリートにひび割れが生じてしまうと、さらに見栄えが悪くなりますので、せっかくのデザインを損なわれてしまうことになります。

 

打ちっぱなしコンクリートのメンテナンスを怠ると…

打ちっぱなしコンクリートのメンテナンス方法については詳しく後述いたしますが、汚れやシミなどをはじめとして、カビが発生するようなこともあります。

 

みなさんもコンクリートブロックの外壁などにおいて、雨染みが目立ってしまったり、ひび割れが生じたりしているシーンを見かけた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

打ちっぱなしコンクリートの場合では、意匠性を重視するために、建築時に撥水剤と呼ばれる加工剤が塗装されており、耐久性を維持しています。

 

この撥水剤の耐用年数は5年から7年程度であると言われており、劣化が生じると汚れやシミなどの原因になってしまうのです。

 

さらに、劣化が生じた外壁では、打ちっぱなしコンクリートに雨水が浸水してしまうことになり、膨張と収縮を繰り返してひび割れを引き起こしてしまう可能性もあります。

 

そのため、撥水剤を塗り重ねることや、クリヤー工法と呼ばれる透明性を発揮する塗料を塗装することによって、打ちっぱなしコンクリートを保護することができます。

 

 

打ちっぱなしコンクリートの劣化症状

外壁塗装・カバー工法・張替え

打ちっぱなしコンクリートに劣化症状がみられる場合には、メンテナンスに取り組むタイミングだと判断することができます。

 

特に、打ちっぱなしコンクリートの場合では、一般的な戸建て住宅の外壁とは違い、7年前後で劣化が生じると言われているため、意識して劣化症状に気づくことが重要です。

 

そこでここでは、劣化症状にはどのようなものがあるのか、ご紹介しましょう。

 

カビや藻の発生

打ちっぱなしコンクリートの撥水剤が劣化すると、外壁の防水性が衰えてくることから、コンクリートに湿気を含むようになり、カビや藻が発生しやすくなります。

 

さらに、梅雨時期や近くに池や川などがある地域であれば、どんどんカビや藻が広がってしまい、美観を損なうことになってしまいます。

 

カビや藻は美観の問題だけではなく、健康に対する悪影響もあることから注意が必要です。

 

白華現象(エフロレッセンス)

打ちっぱなしコンクリートによくみられる劣化症状として、白華(はっか)現象(エフロレッセンス)と呼ばれるものがあります。

 

白華現象とは、コンクリート中の可溶成分(水酸化カルシウム)が雨水と混ざって溶けだして、暑い日などの熱で蒸発することによって空気中の二酸化炭素に反応して白色の粉になって現れるといった症状です。

 

この白い粉の正体は炭酸カルシウムであり、まったく無害で、しかも打ちっぱなしコンクリートの強度を落としてしまうようなものでもありません。

 

ただ、そのまま放置していると、外壁内部に雨水が浸水することになり、内部の鉄筋や鉄骨を腐食させてしまう原因となります。

 

中性化

『中性化』とは、打ちっぱなしコンクリートの内部に雨水が侵入し、コンクリート中の水酸化カルシウムが化学反応を起こして炭酸カルシウムになってしまうという現象のことを言います。

 

コンクリートはもともとアルカリ性ですが、この現象によって中性化することから、そのように呼ばれています。

 

上記でもお伝えした『白華現象』とまったく同じメカニズムですが、問題は内部に侵入した雨水が、鉄筋や鉄骨を腐食させてしまうことにあります。

 

鉄筋や鉄骨はアルカリ性であるコンクリートの中では錆びてしまうことはありませんが、中性化が進行すると錆びが発生してしまい、建物の耐久性に大きな影響を与えてしまうことになります。

 

剥離や欠損、ひび割れ

上記で説明した中性化が進んでくると、内部から腐食を生じさせ、さらには打ちっぱなしコンクリートの表面まで剥離や欠損を起こすようになります。

 

美観を損なうことはもちろんのこと、高い箇所で剥離が生じた場合には、剥落したコンクリートが歩行者に当たってしまう可能性があるため十分注意が必要です。

 

また、剥離や欠損している箇所から、さらに雨水が侵入すると、外壁内部の中性化と共に、膨張と収縮を繰り返すようになり、ひび割れが生じやすくなってしまいます。

 

ここまで劣化症状が現れると、どんどん症状が深刻になってしまいますから、建物そのものの耐震性や安全性にまで悪影響を及ぼすことになります。

 

 

打ちっぱなしコンクリートの外壁塗装

打ちっぱなしコンクリートでは、コンクリートがむき出しになっているシンプルなデザインであるために、外壁塗装の必要性を感じていない方は少なくありません。

 

シンプルで高級感のある意匠性を重視しなければならないのはもちろんですが、上記でお伝えした劣化症状を防ぐには、外壁塗装によるメンテナンスが必要になります。

 

それでは、打ちっぱなしコンクリートの外壁塗装には、どのようなメンテナンス方法があるのでしょうか。

 

撥水剤塗布

上記でもお伝えしましたが、打ちっぱなしコンクリートには新築時に撥水剤が塗布されており、防水性を保って外壁を守っています。

 

ただ、耐用年数が5年から7年程度であることから、新築から5年程度が経過する頃には、撥水剤の塗布を検討するといいでしょう。

 

撥水剤は防水性を高めるためだけではなく、外壁内部の湿気を透過させる作用も持っているため、内部に湿気が溜まらずに外部へ放出する機能性にも優れています。

 

そのため、ひび割れや剥離、欠損などの防止にも繋がります。

 

比較的安価であり、相場は1,500~2,000円/㎡程度となっていますが、耐用年数が短いために、短いスパンでメンテナンスが必要になります。

 

カラークリヤー工法

カラークリヤー工法とは、クリヤー塗料に着色剤を混ぜ、色付きながらもクリアな仕上がりが可能な塗装方法になります。

 

打ちっぱなしコンクリートの風合いをそのまま引き出すことができ、しかも上記でご説明した撥水剤よりも耐用年数が長いので、長い期間を保護することが可能です。

 

耐用年数は塗料の製品によっても異なりますが、5年から15年程度となっていますので、より耐久性を求めている方にはおすすめです。

 

ただし、施工費用は撥水剤よりも高くなる傾向にあり、単価の相場は3,000円~3,500円/㎡程度となっています。

 

コンクリート描写再現工法

『コンクリート描写再現工法』とは、打ちっぱなしコンクリートの表面を新築時と同じような状態に戻す再現工法のことを指しています。

 

再現するということですから、コンクリートの持つ色合いはもちろん、くぼみやひび割れなど、補修している痕も消すことができますので、美観性に優れていると言えます。

 

汚れやカビに強いため、多くの打ちっぱなしコンクリートに活用されている工法です。

 

ただし、塗装する職人にスキルを求められることになりますので、希望する場合には経験豊富な塗装業者に相談することをおすすめします。

 

耐用年数は5年から10年程度であり、費用相場は4,500円~5,500円/㎡程度となっています。

 

 

まとめ~鈴鹿市の外壁塗装なら

打ちっぱなしコンクリートの外壁塗装について、特徴や劣化症状、メンテナンス方法などを踏まえながら詳しくご紹介しました。

 

コンクリート造の住宅に打ちっぱなしコンクリート外壁は、とてもおしゃれでシンプルなデザインであり、戸建て住宅だけではなくデザイナーズマンションなどでも見かけることがあります。

 

ただ、コンクリートがそのままむき出しになっており、シンプルなデザインであるがゆえに、劣化が生じると汚れや雨水のシミなどが目立ち、ひび割れも起こしやすくなります。

 

そのため、劣化が生じ始める5年から7年程度が経過する頃には、メンテナンスに取り組むようにしなければなりません。

 

打ちっぱなしコンクリートのメンテナンスにはいくつかの方法がありますので、汚れが目立ってきたと感じたのであれば、経験豊富な塗装業者に相談し、どのように対処すれば良いのかアドバイスを受けるといいでしょう。

 

疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。

 

津市・松阪市・鈴鹿市・亀山市・名張市・いなべ市を中心に三重県全域が施工範囲です。

 

外壁塗装や屋根塗装、防水工事でお悩みの方はお気軽にお問合せしてください。

 

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代表の久保です

株式会社リペイント匠 代表取締役 久保信也 1982年2月8日生まれ。【プロフィールはコチラ

◆2021年3月18日に、1冊目の書籍となる「家の寿命を20年延ばすはじめての外壁塗装」を幻冬舎から出版。Amazonやお近くの書店でも購入可能。

15歳からこの建築業に携わり、2012年に一般の消費者向けのリペイント匠を設立しました。施工したお客様に必ず喜んで頂けるように、社員教育を徹底し、一軒、一軒を自分の家を塗り替えするように丁寧に一つの作品のように仕上げています。三重県にお住まいで外壁塗装やその他リフォームでお悩みの方はお気軽にご相談してください。

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