和風・和モダンの外壁塗装について!亀山市の塗装業者が徹底解説
和風、和モダンでの外壁塗装を検討されている方はとても多くいらっしゃいます。
近年では『古民家暮らし』がたびたび報道でも取り上げられているほど人気で、それに伴い、外壁の塗り替えでも「和風テイストで」「和モダンにして欲しい」というニーズが増えているのです。
ただ、中には「古臭くなるのでは?」と心配なさる方もおられます。
しかし近年、多くの住宅で採用された和風、和モダンの外壁塗装においては、和のテイストを活かしているのはもちろん、印象を一新して高級感ある外観イメージをつくり上げた事例も存在します。
そこでこの記事では、今とても人気のある和風、和モダンの外壁塗装について、三重県津市、鈴鹿市、松阪市、亀山市、名張市、伊賀市の外壁塗装の職人直営店が詳しくお伝えしていきましょう。
目次
和風・和モダンの外壁塗装~色選び4つのポイント
洋風の外観が多くなってきた住宅の中で、いま脚光を浴びている『和風』『和モダン』の外壁塗装。
和風の良さを十分に引き出すことができ、また古い住宅や建物が多い地域であっても、悪目立ちしてしまうようなことなく、和モダンなテイストに仕上げることが可能です。
ただ、和風や和モダンなイメージに仕上げるには、色選びや塗り分けが重要になると考えられています。
どのように取り組めば良いのか、詳しくご紹介していきましょう。
日本の伝統色を取り入れる
外壁塗装において和風や和モダンなイメージに仕上げたいのであれば、日本の和風伝統色を活用することが必要になります。
和数伝統色といってもさまざまで、以下のように系統色によって分けることができます。
■グリーン系
薄青(うすあお)
天鵞絨(びろうど)
■イエロー系
淡黄(たんこう)
くちなし
■ブラウン系
小豆色(あずきいろ)
涅色(くりいろ)
■レッド系
桃色(ももいろ)
桜色(さくらいろ)
■ブルー系
群青色(ぐんじょういろ)
藍色(あいいろ)
■ブラック・グレー系
鼠色(ねずみいろ)
蝋色(ろいろ)
このように日本の伝統色を見てみても、『小豆色』『桜色』『群青色』『鼠色』など、懐かしいネーミングに感じるものが多いのではないでしょうか。
一般的に外壁に用いられる色よりも、淡いのが特徴となっており、自然にある空や木々、動物、食べ物をイメージした名称のものが多いです。
上記のほかにも、外壁に用いられる日本の伝統色は数百に及ぶと言われているため、仕上げたいイメージを持っておくと良いでしょう。
塗装業者に相談すれば、色見本やカラーシミュレーションができますので、イメージ通りの外観にすることができます。
クリア塗料で自然な風合いを
和風住宅に欠かせないものは『木材』で、この木材を引き立たせることによって、和風・和モダンを十分演出することができます。
住宅の木材部分を活かすためには、クリア(透明)塗料を活用することがおすすめです。
和風住宅において木材を活用されている箇所には、軒天や破風板、鼻隠し、面格子、笠木などがあり、外壁以外のエクステリアにおいて多くの箇所に木材が使用されています。
これら木材の箇所にクリア塗装を施し、引き立った木目に合った外壁塗装の色を決めていくと、とてもナチュラルに和のテイストを演出することができるのです。
また、木材は塗装しておかないと、雨水が染み込んで腐食し、どんどん劣化してしまいますので、劣化によって美観や耐久性を損なわないようにするためにもクリア塗装は有効です。
ホワイト系をうまく活用する
和風・和モダンの住宅をさまざま観察していると、ホワイト系の色をうまく活用することによって、おしゃれな外観に仕上げていることが分かります。
かつての一般的な住宅は、黒やグレーの屋根瓦にホワイト系の外が多く存在していましたが、現代においてはホワイト系と別の色とのツートンなども多くなりました。
上記でもお伝えした、木材へのクリア塗装とホワイト系の外壁も相性が良く、和モダンとしてのテイストを十分に引き出すことも可能です。
2~3色の塗り分けで和モダンを引き出す
和風や和モダンだけではなく、現代の外壁塗装では2~3色を活用して塗り分けすることによってこだわりの外観イメージをつくり上げるケースが多くなりました。
和風や和モダンの場合でも、上記でご説明した伝統色とホワイト系を組みあわせて、和モダンなテイストに仕上げるというデザインが見られています。
単色だけではみられない、おしゃれな外観イメージとなります。
2~3色で塗り分けする場合には、1階と2階との塗り分け、外壁材によって左右での塗り分け、ベランダなどと塗り分け、などといったものが多いです。
どのようなデザインで塗り分けするかによって、大きく外観イメージが異なることから、十分に検討したうえで決定するといいでしょう。
和風と和モダンにはどのような違いがあるの?注意点は?
『和風』と『和モダン』は同じようなイメージを持たれるかもしれませんが、それぞれの違いを把握し、区別して考えることが大切です。
『和風』は昔ながらの佇まいのある住宅で、『和モダン』は和風建築にモダンな要素を取り入れた住宅のことを指しており、それぞれにデザイン上の注意があります。
注意すべき点などを踏まえ、どのような特徴があるのかご紹介しましょう。
和風住宅の特徴
和風住宅とは、木材をふんだんに活用されており、自然に伝統色を使用した昔ながらの住宅のことを指しています。
屋根には和瓦が使用されており、木材であしらった玄関扉や玄関ポーチ、窓など、古民家などで見られるデザインとなっています。
またエクステリアにも特徴があり、門扉や塀、植栽なども和を演出するための重要な設備であると言えるでしょう。
和モダンの特徴
和モダンの住宅とは、洋風の建築の中に木材を多用するなどして、和と洋をうまく調和させたデザインの住宅を指しています。
近年建築された和テイストの住宅は、和モダンと定義しても良いでしょう。
和風と和モダンの外壁塗装の注意点は?
和風住宅の場合では、塗料で艶消しを選択するなどすれば、和を引き出すことができます。
ただ、和モダンのデザインにおいては、洋風な箇所も存在することから、全体のバランスに配慮した仕上がりにすることが重要です。
また、色選びについては、伝統色から採用されることが多いですが、しっかりとカラーシュミレーションを活用することをおすすめします。
場合によっては思っているような外観イメージにならないこともありますので、塗装業者に相談しながら進めていくといいでしょう。
和風・和モダンの外壁塗装を成功させる5つのポイント
和風・和モダンの外壁塗装では、特徴的な日本の伝統色を活用することから、色を選び損なって「失敗した!」と感じてしまうのではと、不安に感じる方も少なくありません。
そこで、どのような点に注意して色選びをしていけば良いのか、5つのポイントにまとめてみましたのでご紹介していきましょう。
エクステリアの色とのバランス
住宅の外壁を和風や和モダンに塗装する場合には、住宅そのものだけではなく、住宅敷地周りのエクステリアとのバランスも検討しておくことが重要です。
エクステリアとは、門扉や塀、庭、柵、車庫、植栽、花壇など、住宅周りにある設備すべてを指しています。
特に和風のテイストにこだわる場合には、エクステリアとの調和がとても重要ですので、それらを無視した色を選んでしまうと、まとまりのない雰囲気になってしまう恐れがあります。
実際に、外壁をどの色を選択すればいいのか、なかなか決められないという場合であれば、塗装業者で多く採用されているパソコンによるカラーシュミレーションを活用すると良いでしょう。
パソコンによるカラーシュミレーションとは、住宅の画像をパソコンのソフトを活用して、外壁塗装での色イメージを再現するというものです。
かなり高画質でシミュレーションできますので、塗装業者に相談してみるようにしましょう。
和風・和モダンと相性が良い『艶消し塗料』を検討してみる
外壁を和風・和モダンのテイストにしたいご家庭では、『艶消し塗料』が相性が良いとして、よく採用されています。
艶消し塗料とは、文字通り、艶のない塗料のことで『艶なし塗料』と呼ばれることもあります。
塗料には『艶あり』『七分艶』『五分艶』『三分艶』『艶消し』と、艶レベルが5段階に分かれています。
塗料の艶とは、塗装面に対して60度の角度から光を差し込んだ時にどれくらいの光が届いたのか、その数値(グロス値)によって決められています。
艶ありでは70以上、艶消しでは5以下というレベルとなっています。
艶あり塗料で塗装すると、外壁がピカピカしますので、どうしても近代的なイメージとなるため、和風や和モダンには合いません。
ただ、どの塗料でも艶消しがあるかというとそうではありませんので、塗装業者からアドバイスを受けながら、決定すると良いでしょう。
『意匠性塗料』で高級感のあるデザインに
塗料にはさまざまな色がありますが、仕上がりの質感にこだわりをお持ちであれば『意匠性塗料』を検討してみるといいでしょう。
意匠性塗料とは、『砂壁状』『多彩模様』『自然石状』などといった目的に応じた塗料であり、和風や和モダンの外観イメージに高級感をもたらしたい場合などに活用されています。
近年では、印刷技術を用いて本物のタイルや石、木のようにすることができ、見た目の美しさはもちろんのこと、触った感触まで再現されているものもあります。
高級感あふれる和風のデザインに仕上げることもできますから、特別感を演出したい場合には、塗装業者に相談してみるといいでしょう。
色見本を徹底活用する
上記でもお伝えした通り、日本の伝統色には何百種類も存在すると言われていることから、その中から塗装する色を選択することはかなり困難です。
ただ、塗装業者には色見本を用意していますので、徹底活用したうえで、こだわりの一色を探し出すことが大切です。
『色見本』とは、塗料の色を確認するためのツールであり、実際の色を見比べる際に便利です。
パンフレットなどで色の確認をすることもできるのですが、印刷によって若干異なってしまうこともありますので、メーカーが出している色見本を見るのが適切です。
ただ、小さな色見本を見て決めると、塗装した際にイメージが違って見える可能性があります。
また、室内で見た場合と、屋外で見た場合でも色が違ってみえることから、できるだけ大きな色見本を、実際の外壁に充てて観察してみるのが良いでしょう。
さらには、日影や日なたでも見え方は変わりますので、さまざまなシーンで見比べてみることをおすすめします。
最終的にはカラーシミュレーションを活用して
色見本で方向性が決定したならば、パソコンのカラーシュミレーションを活用してみると良いでしょう。
色見本だけで確認した場合と、外壁全体で確認した場合では、やはり雰囲気が変わって見えます。
専用のカラーシュミレーションソフトを活用すれば、住宅全体の画像を取り込み、外壁色だけを変更することができます。
いくつかの色で見比べることができますので、最終的にはカラーシュミレーションを活用して決定することをおすすめします。
仕上がりの印象はもちろんのこと、2~3色で塗り分けるような場合、なかなか色見本だけではイメージしにくいのではないでしょうか。
カラーシュミレーションソフトを活用すれば、そのようなケースでもチェックすることができますので、塗装業者に相談してみると良いでしょう。
まとめ
和風・和モダンの外壁塗装について、色選びのポイントをはじめ、和風と和モダンの違い、成功するためのポイントなど、ご紹介しました。
近年では古民家リノベーションの事例が多くなっており、自治体からの補助金制度なども登場したことから、和風・和モダンの外観イメージが注目されています。
和風・和モダンの外壁塗装では、色選びがとても重要で、数百あると言われる日本の伝統色から選択していくことになります。
和モダンではホワイト系をうまく活用することがポイントになり、2~3色の塗り分けによって、和のテイストを引き出すこともできます。
和風住宅の場合には、木材がふんだんに活用されていることから艶消し塗料が採用されることが多く見られます。
また、こだわりの塗装を望んでいる場合には、砂壁状や多彩模様、自然石状などといった『意匠性塗料』が活用されるケースも存在します。
関連動画
関連記事