外壁塗装のシリコン塗料とは?伊勢市の塗装業者が徹底解説!
「外壁塗装にはシリコン塗料が本当に良いの?」
塗装業者に外壁の塗装について相談すると、『シリコン塗料』を勧められたというご家庭も多いのではないでしょうか。
それもそのはず、シリコン塗料はさまざまな塗料の中でも1番の人気を誇っており、コストパフォーマンスも高いとして注目されているのです。
ただ、本当にシリコン塗料で良いのか、あるいはほかにもっと優れた塗料はないのか、気になる方も少なくないでしょう。
そこでここでは、外壁塗装によく活用されているシリコン塗料について、その特徴やメリット・デメリット、費用相場、ほかの塗料との比較など、三重県津市、鈴鹿市、松阪市、亀山市、名張市、伊賀市の外壁塗装の職人直営店が詳しくお伝えしていきましょう。
目次
外壁塗装でよく活用される『シリコン塗料』とは
冒頭にもお伝えした通り、外壁塗装においてシリコン塗料は1番人気で、そのシェアは8割にも達すると言われています。
しかし、なぜそこまで人気があるのか、ご存知である方は少ないのではないでしょうか。
ではなぜシリコン塗料が選ばれる傾向にあるのか、その特徴や性能、費用などからご紹介していきましょう。
シリコン塗料の特徴
シリコン塗料とは、『シリコン樹脂』が含まれている塗料のことを言います。
そもそも外壁に活用される塗料は、シリコンなどの樹脂のほかに、顔料や添加材、水・溶剤によって構成されているもので、樹脂の違いによって塗料の種類が異なります。
例えば、樹脂にアクリルが活用されていれば『アクリル塗料』、フッ素が活用されていれば『フッ素塗料』となるのです。
つまり、樹脂の性能がそのまま塗料の性能として活かされている、と言えるのです。
シリコン塗料の性能
では、シリコン塗料に含まれているシリコン樹脂には、どのような性能があるのでしょうか。
シリコン塗料が持っている特徴的な性能と言えば、耐久性や耐候性の高さにあります。
外壁は太陽からの紫外線、また雨や風などの影響を受けやすい箇所ですが、シリコン塗料は紫外線に強く、塗膜表面が汚れにくいという性質があります。
シリコン塗料は、一般的に耐用年数は7年から10年程度であると言われており、近年開発されている高耐久性能を持つものであれば15年程度と発表されているものもあります。
高品質であると言われる無機塗料であれば20年以上の耐用年数を持つものがありますが、コストパフォーマンスを考えれば、かなりお得な塗料であると言えるでしょう。
さらに親水性が高いため、汚れを雨で流してしまう作用にも優れていることが知られています。
つまり、雨が降るたびに外壁に付着している汚れを洗い流してくれるため、いつまでも美観を損なわずに済みます。
シリコン塗料の費用
シリコン塗料の塗装単価の目安は、
● 1,600円~3,300円/㎡
となっています。
この価格を、ほかの塗料と比較してみると下記の通りになります。
塗料の種類 塗り替え時期の目安 塗装単価の目安(㎡)
アクリル 3~5年 1,000円~1,800円
ウレタン 5~8年 1,300円~2,400円
シリコン 7~10年 1,600円~3,300円
フッ素 11~17年 2,500円~4,800円
無機 15~25年 4,400円~5,500円
耐用年数がシリコン塗料よりも短いウレタン塗料と比較しても、塗装単価は大きく変わることがありません。
また、耐用年数がシリコン塗料よりも長いフッ素塗料、無機塗料と比較すると、単価が低いためにコストパフォーマンスの高さを実感できるのではないでしょうか。
総合的にシリコン塗料を分析してみると、それほど費用は高くなく、それでいて優れた性能を持っている塗料であると言えるのではないでしょうか。
外壁塗装でシリコン塗料を選ぶメリット・デメリット
人気のあるシリコン塗料ではありますが、メリットだけではなくデメリットも存在します。
外壁塗装でシリコン塗料を含め、検討しているというご家庭であれば、メリット・デメリットを比較してみて、どちらに優位性を感じるか考えてみると良いでしょう。
シリコン塗料を選ぶメリット
● 塗料の中で1番人気がある
● コストパフォーマンスが高い
● 製品数が豊富で選択しやすい
シリコン塗料は、冒頭から何度もお伝えしている通り、1番人気、1番シェアを獲得している塗料であるため、安心して活用できるのではないでしょうか。
それだけ多くのご家庭で採用されている背景には、やはりメリットを感じるからだと言えるでしょう。
特にコストパフォーマンスの高さは大きな魅力です。
高い耐久性を持ち合わせていながら、価格は塗料の中でもリーズナブル。
外壁の塗り替え頻度は10年に一度と言われていますが、その頻度で取り組んでいけば、まったく問題はありません。
また、人気がある塗料であるがゆえに、製品の種類も豊富です。
相場価格の目安をみると『1,600円~3,300円』と大きな幅がありますが、それだけ製品が豊富に存在し、メーカーが研究開発している証拠であると言い換えられます。
近年には高耐久性シリコン塗料も発売されるなど、どんどんシリコン塗料は進化していることが分かります。
シリコン塗料を選ぶデメリット
● ほかに耐久性の高い塗料が存在する
● ほかに価格の低い塗料が存在する
● 製品数が多すぎて選択が難しい
シリコン塗料のほかにも、無機塗料をはじめとする耐久性の高い塗料が存在します。
いくつかご紹介すると、次の通りです。
塗料の種類 塗り替え時期の目安 塗装単価の目安(㎡)
シリコン 7~10年 1,600円~3,300円
ラジカル 10~15年 2,200円~3,500円
フッ素 11~17年 2,500円~4,800円
ナノテクノロジー 12~18年 2,500円~5,000円
セラミック 13~18年 3,000円~5,100円
光触媒 15~20年 3,800円~5,200円
無機 15~25年 4,400円~5,500円
ご覧になってお分かりの通り、耐久性が高くなるにつれて、価格も高くなっていくことが分かります。
コストパフォーマンスを選ぶか、あるいは塗り替え頻度の低さを選択するか、どちらの観点から外壁塗装を行いたいのか、塗装業者にも相談しながら決定すると良いでしょう。
また、同様に言えば、シリコン塗料よりも価格の低い塗料もありますが、さらに耐久性が低くなってしまい、塗り替え頻度は高くなってしまいます。
小まめに塗り替えを希望するのであれば、アクリル塗料やウレタン塗料のように、低価格のものを選択するのも良いでしょう。
さらに言えば、製品の多さもシリコン塗料を選択することの難しさであると言えるのかもしれません。
そのため、どのような仕上がりを望んでいるのか、どれくらいの価格を望んでいるのか、経験豊富な塗装業者に相談するようにすると良いでしょう。
外壁塗装でおすすめのシリコン塗料
塗料メーカーの国内トップ3と言われる『日本ペイント』『関西ペイント』『エスケー化研』。
その中でもおすすめのシリコン塗料をいくつかご紹介しましょう。
日本ペイント
● ニッペ ファインSi
● 水性シリコンセラUV
日本ペイントは、歴史のある塗料メーカーで、外壁塗装や屋根塗装において多くの塗装業者が愛用しています。
『ニッペ ファインSi』は弱溶剤2液型塗料で、油性塗料でありながらもそれほど強い臭いではない弱溶剤で、それでいて強固な塗膜を形成する2液型です。
そのため、耐久性能は高く、環境にも優しい設計となっています。
『水性シリコンセラUV』は水性1液型塗料で、水性でありながらも高い耐久性能や耐汚染性能を誇っており、多くのシーンで活用されています。
関西ペイント
● シリコンテックス
● セラMシリコンⅢ
関西ペイントは創立100年以上を誇る塗料メーカーで、多くの優れた塗料を開発・提供していることで知られています。
『シリコンテックス』は、水性アクリルシリコン樹脂を配合した塗料で、耐候性や防カビ性に優れている塗料です。
汚れにくい低汚染性と、雨水の侵入を遮断する防水性も両立しています。
『セラMシリコンⅢ』は、関西ペイントが提供しているシリコン塗料の中でも人気のある製品で、シリコン樹脂にセラミックを混ぜ込まれている「セラミック変性シリコン樹脂」を活用しているのが特徴です。
そのため耐久性・耐候性・低汚染性に優れており、耐用年数はメーカーの発表で11年から13年とされています。
エスケー化研
● セラミクリーン
● クリーンSDトップ
エスケー化研は、国内シェアは50%以上と言われ、3大塗料メーカーのひとつとされています。
『セラミクリーン』は、弾性セラミックシリコン樹脂を活用している水性塗料で、従来製品よりも高い耐久性を持つとされています。
さらに優れた低汚染性を発揮し、長期にわたってかびや藻などの汚染を防ぐことができます。
『クリーンSDトップ』は、高い耐候性・耐久性を持つアクリルシリコン樹脂を活用した塗料で、弱溶剤であることから油性でありながらニオイも優しい製品です。
メーカーからは耐用年数は12年から15年であると公表されています。
シリコン塗料を選択する際に知っておきたいポイント
シリコン塗料と言ってもさまざまな製品が存在し、その中でもいくつかの種類に分けることができます。
その種類ごとに特徴があり、メリットやデメリットもありますから、知っておくと塗料選びに活かすことができます。
『水性塗料』と『油性塗料』
シリコン塗料には、『水性塗料』と『油性塗料』の2種類に分けることができます。
シリコン塗料の特徴についてでもお伝えしましたが、シリコン塗料とはシリコン樹脂のほかに、顔料や添加材、水・溶剤によって構成されているものになります。
水が加えられている塗料を『水性塗料』と言い、溶剤(シンナー)が加えられているものを『油性塗料』と呼んでいます。
一般的には、より耐久性の高いのは油性塗料であると言われています。
ただ、近年の研究開発によって、油性塗料なみの耐久性を持つ水性塗料も提供されるようになりました。
水性塗料は塗装後にしっかりと乾燥させることによって強固な塗膜をつくり出すことができるもので、油性独特の臭いの少なさが魅力です。
そのため、近隣や環境への配慮から水性塗料を採用されるシーンが増えています。
『1液型』と『2液型』
シリコン塗料はさらに『1液型』と『2液型』に分けることができます。
『1液型』とは原液をそのまま塗料として活用できるものであり、『2液型』とは塗料として活用する前に硬化剤を混ぜて使うものを言います。
2液型は硬化剤を混ぜていることもあり、一般的な耐久性能は1液型よりも高いと言われています。
ただ、2液型は硬化剤が必要であるために、その分、コストの負担が必要であるとも言えるのです。
1液型・2液型は水性塗料・油性塗料ともに存在するために、
● 水性1液型
● 水性2液型
● 溶剤1液型
● 溶剤2液型
の4種類に分けることができます。
まとめ
外壁塗装でよく活用されるシリコン塗料について、特徴や洗脳、機能、メリット・デメリットなどを詳しくお伝えしました。
外壁塗装に活用される塗料の中では圧倒的なシェアを持つ塗料であり、コストパフォーマンスの高さが特徴となっています。
さらに近年では研究開発が進み、従来品よりもさらに耐久性・耐候性の高い製品も公表されるようになり注目度は高まっています。
塗料の中にはさらに耐久性の高い塗料は存在しますが、耐久性の高い塗料ほど、価格も高くなる特徴があります。
そのため、コストパフォーマンスの高いシリコン塗料を選ぶのか、費用が高くなっても耐用年数の長さを重視するのか、よく検討しておくことが大切です。
そのようなことから、外壁塗装を検討しているのであれば、経験豊富な塗装業者に相談するようにしましょう。
疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
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