外壁塗装の足場費用の相場は?亀山市の塗装業者が徹底解説
「外壁塗装に足場って本当に必要なの?」
「足場代をもっと安くできる?」
外壁塗装の見積書をみると、必ず『足場』に関する費用が記載されています。
『足場』は、外壁塗装する際に、塗装職人がスムーズに安全に塗装作業を進められるようにするためのもので、なくてはならないものです。
しかし、「足場でなくてもハシゴでできるのでは?」「鉄筋を組むのに、それほど費用が必要なの?」と疑問に持たれている方も少なくありません。
そこでここでは、足場の必要性から費用相場、足場の種類、足場のトラブルなどについて、三重県津市、鈴鹿市、松阪市、亀山市、名張市、伊賀市の外壁塗装の職人直営店が詳しくお伝えしていきましょう。
目次
外壁塗装における足場にある3つの必要性
住宅の外壁に塗装する場合、必ず足場を設置して作業を行うことになります。
足場には、3つの必要性があると言われています。
施工品質の確保
外壁塗装では足場を設置していないと不安定で、職人が外壁の隅々まで丁寧に塗装することができないため、施工品質の低下を招いてしまうことになりかねません。
「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回、塗料を丁寧に重ね塗りし、しっかりした塗膜をつくり上げていきます。
塗料の量などにも配慮し、塗りムラを起こさないように塗装作業に集中しなければならないため、作業効率を考えても、足場の設置は不可欠だと言えます。
職人の安全を守る
「足場は必要ないのでは?」「ハシゴで塗装できないの?」とご質問を受けることがありますが、外壁塗装は高所での作業となりますので、それだけ危険性が伴います。
職人は塗装に集中して取り組めるように、足元が安定していて、安全を確保したうえで作業することが大切です。
DIYの場合、ハシゴを利用して塗装作業しようとされる方がいらっしゃいますが、塗料を片手に持ち、刷毛をもう片手で使用するため、落下の危険性があるためおすすめできません。
近隣への配慮
外壁塗装の足場は、同時に飛散防止ネットによって、近隣に対する配慮も目的としています。
飛散防止ネットとは、塗装作業時に塗料が飛んでしまい、近隣の住宅や車、植木、通行人などにかかってしまう可能性を予防するためのものです。
外壁塗装に取り組まれるご家庭だけではなく、近隣のみなさまにも安心して頂けるために、足場設置が役に立っているのです。
足場の組み立てと解体にかかる時間
外壁塗装の工程を見てみると、組み立て・解体にそれぞれ一日ずつ予定されていることが少なくありません。
しかし、足場を設置すると、住宅内で生活するご家族にとっては、大きな負担となってしまいますので、できる限り速やかに作業してもらいたいとお考えではないでしょうか。
実際にかかる時間はどの程度なのか、また時間を短縮するにはどうすればいいのか、狭い場所での足場設置は可能なのかご紹介しましょう。
足場の組み立てと解体にかかる時間
30坪から40坪程度の戸建て住宅の場合、足場の組み立てや解体は、一般的に2人から3人程度の作業員で行うことになります。
足場の組み立てにかかる時間は、足場の種類にもよりますが、おおむね6時間から8時間程度、解体にかかる時間が3時間から4時間程度となっています。
つまり、足場の組み立てと解体に要する日数は、1.5日から2日間となります。
鉄パイプとアンチと呼ばれる踏み板を設置していく作業で、周りからみていると単純な作業に見えますが、設置には専門の資格が必要になるなど、重要な意味を持つ作業であることが分かります。
住宅の外壁塗装において満足のいく仕上がりを提供するには欠かせないもので、塗装作業を行う職人が安全に作業に集中できるようにするためにも必要となります。
足場の設置と解体の時間を短縮するには
一般的な足場の組み立てと解体の時間を上記でご紹介しましたが、かなりスムーズに進んだ場合の時間となっています。
足場設置をスムーズに行うには、現地での調査をしっかりと行ったうえで、採寸などを細かく行っておいてはじめて、段取り良く設置作業を進ませることができます。
採寸などを細かく調査しておけば、必要となる足場の種類を決定することができ、必要な足場部品を揃えておくことができます。
また同時に、組み立て手順もシミュレーションでき、実際の作業時においては組み立てしやすい順番で足場部品を用意できるようになり、順序良く組み立てることができるのです。
しかし、そのような段取りをしっかりしていたとしても、風や雨の強い日には思うように作業が進められない可能性があります。
そのため、足場設置や解体の日には、どのような天気になるかも重要な要素となります。
このような流れが必要なことから、足場業者は優良業者・熟練業者である必要があると言えるでしょう。
狭い場所で足場の設置はできる?
住宅によっては、隣家とのスペースが狭いなどの理由で、足場設置が難しい場合があります。
例えば、隣家との間隔が狭い場合には、足場設置に必要なスペースが小さい『単管足場』が採用されることがあります。
また、どうしても自分の敷地だけでは足場を設置するスペースが足りないという状況であるならば、隣家に許可をもらって敷地を使わせてもらうようなこともあります。
そのようなことから、足場は比較的どの住宅でも設置できるものであると言えます。
足場の種類
外壁塗装では単に『足場』と言われますが、実はいくつかの種類があります。
また、足場の種類によって、設置する時間が異なりますし、その費用についても変わってきます。
足場の中でも外壁塗装によくみられる種類をご紹介しましょう。
くさび(ビケ)足場
現在、外壁塗装での使用される足場として主流になっているものが、『くさび(ビケ)足場』と呼ばれるもので、『くさび緊結式足場』と呼ばれることもあります。
足場の骨組みとなっている支柱(鉄パイプ)に、職人が作業するためのアンチ(踏み板)によって構成されており、ハンマーで打ちこんで組み立てていきます。
設置や解体がとても簡単で、職人にとってもスムーズに作業することができ、それでいて耐久性や安全性も高いメリットを持っています。
ただし、設置するためにある程度の場所を必要としているため、近隣との間隔が狭い住宅の場合であれば設置できない可能性があります。
単管ブラケット足場
『単管ブラケット足場』とは、支柱である鉄パイプにブラケットと呼ばれるアンチ(踏み板)を固定した足場で、単管足場よりも安全性が高いと言われます。
次にご紹介する『単管足場』はアンチ(踏み板)がないために作業が不安定で安全性が低い点が指摘されていますが、そのデメリットを克服した足場となっています。
ただ、設置するための工期が長くなってしまう傾向にあり、足場を組む際のボルトが緩んでくると、揺れが生じやすくなるというデメリットがあります。
単管足場
『単管足場』とは、鉄パイプを支柱として組み合わせ足場を作っていくもので、『単管抱き足場』と呼ばれることもあります。
職人が作業する足場部分にアンチ(踏み板)がなく、2本のパイプの上に乗って塗装作業を行うことになります。
また、足場の上に塗料間や刷毛など作業に必要な物品を置くことができないために、職人は常に片手の状態になってしまいます。
そのため、作業が不安定で安全性が低いことが指摘されており、単管足場が使用されるシーンは減りつつあります。
ただ、設置スペースを取らないといったメリットがあり、隣の建物との間隔が狭い住宅であっても設置することができます。
また、住宅の形状に合わせた足場を設置できる柔軟性があり、コストも比較的安く済むために活用シーンはまだまだ少なくありません。
外壁塗装での足場の費用相場
外壁塗装の足場は、一般的に『㎡(平方メートル)』で費用が算出されることになります。
仮に、2階建ての戸建て住宅に足場を設置する場合、足場の設置費用が1㎡あたり700円で、足場の面積が150㎡であるとしたら、足場設置費用として105,500円になります。
また、足場設置と同時に飛散防止シートを設置し、その費用負担も必要になります。
実際にどのくらいの費用になるのかお伝えしていきましょう。
足場の費用相場
作業内容 | 単価相場 | 費用相場 |
足場の設置 | 600円~1,200円/1㎡ | 90,000円~150,000円 |
飛散防止シート | 300円~500円/1㎡ | 30,000円~60,000円 |
足場の設置および飛散防止シートの設置費用について、相場費用をまとめてみました。
一般的には、外壁塗装費用の2割程度が足場費用になると言われており、例えば、30坪の2階建て戸建て住宅の場合であれば、9万円から15万円程度になると考えられます。
また、飛散防止シートについても㎡(平方メートル)で費用が算出されることになり、費用相場は上記の通りとなっています。
通常、塗装業者は足場設置する場合に足場業者に依頼して設置しますが、足場を保有している業者であれば、費用がかなり安く抑えられます。
足場の種類別の費用相場
足場の種類 | 費用単価の相場(㎡) |
くさび(ビケ)足場 | 800円~1,200円 |
単管ブラケット足場 | 700円~1,200円 |
単管足場 | 600円~800円 |
足場の種類別の費用相場は上記の通りとなっています。
現在、主流となっている足場は『くさび(ビケ)足場』です。
上記でもご紹介した通り、組み立てや解体がほかの足場よりも時間を取ることがなく、しかも作業時の安全性も高いです。
4階建ての足場の費用相場
マンションなど、4階建ての建物で外壁塗装する場合、建物の大きさにもよりますが、1,000㎡から1,500㎡の足場工事が必要となります。
そのため、その大きさで算定した足場費用は、60万円~180万円程度の費用となります。
足場は無料になる?
上記でお伝えした通り、足場設置は費用負担が必要になるもので、建物の大きさによっては費用負担もどうしても高くなります。
しかし、みなさんの中には「足場代が無料」という塗装業者の話を聞いたことがないでしょうか。
理由を聞いてみると、「近所から持ってくるだけだから今回だけは無料でできる」「キャンペーン中」などと言うものが多いです。
ただ、結論を申しますと、足場代は無料になることはありません。
外壁塗装には足場が必ず必要になり、しかも設置と解体にそれぞれ丸一日が必要となります。
ということは、作業にかかる人件費が必要となることになりますから、無料にすることなど不可能なのです。
そのため、もし本当に足場代が無料の塗装業者があるとしたら、それは塗装代などに上乗せされている可能性がありますから十分注意が必要です。
足場でのトラブルが起きないようにするために
足場設置は、設置する際や塗装作業中、あるいは解体時に生じる可能性が考えられます。
足場は専用のトラックで資材を運搬し、荷卸しや積み込みに数時間程度かかることもあるため、通行を妨げるなどのトラブルになります。
設置作業時には、どうしても鉄パイプを組み立てていくことから騒音になりやすく、またくさび型足場の場合にはハンマーで叩く音が生じます。
塗装作業時には、塗装作業における騒音や塗料の飛散も考えられます。
庭木や建物自体を破損させてしまうこともあるかもしれません。
ただ、そのようなトラブルにならないよう、事前に近隣の方にはご挨拶と共に作業内容について丁寧に説明し、また必要に応じて適切な対応が求められます。
そのため、適切な対応を取ってくれる、優良な塗装業者に依頼することが、トラブルを生じさせないためにも最も重要であると言えるでしょう。
まとめ
外壁塗装での足場の必要性や設置・解体時間、種類、費用相場、トラブルなどについて、詳しくお伝えしました。
足場の設置によって住宅の隅々まで丁寧に塗装作業することができ、塗装作業を効率よく進めるためには欠かすことができないものです。
設置と解体にはおのおの一日が必要となり、スムーズに作業するために入念な事前調査が必要となるなど、経験が必要な作業になります。
仮に設置が難しいような場所である場合であれば、狭いスペースでも設置できる足場を活用することや、隣家の敷地をお借りするようなケースもあります。
設置から解体まで、騒音などでトラブルとなることが考えられるため、事前にしっかりと近隣住民に説明が必要で、またその時々で適切な判断が求められます。
そのため、外壁塗装を検討しているのであれば、経験豊富な塗装業者に相談し、適切な時期を選ぶようにしましょう。
リペイント匠であれば、代表がもともと足場職人だったということもあり、自社で足場を保有しているため、足場代を大幅に抑えることができます。
疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
津市・松阪市・鈴鹿市・亀山市・名張市・いなべ市を中心に三重県全域が施工範囲です。
外壁塗装や屋根塗装、防水工事でお悩みの方はお気軽にお問合せしてください。
関連動画
関連記事