外壁塗装のDIYはできる?鈴鹿市の塗装業者が徹底解説!
「外壁の塗膜に劣化が生じているから自分で塗装しよう!」
「ペンキとローラーがあれば良いのじゃないの?」
外壁に塗装されている塗料は、少しずつ劣化するために、おおむね10年程度で塗り替えしなければなりません。
ただ、部分的に劣化が生じているだけなら、ご自身で塗装してしまおうと考える方も多いのではないでしょうか。
確かに、ホームセンターに行くと外壁塗装に活用する塗料が販売されており、ローラーなど塗装に使う道具も同時に購入することができます。
ただ、劣化している部分に上塗りすればいいというものではなく、入念な下準備がしておかないと、すぐに塗装面が剥がれてしまうようなことになります。
そこでこの記事では、外壁塗装のDIYの方法について、三重県津市、鈴鹿市、松阪市、亀山市、名張市、伊賀市の外壁塗装の職人直営店が詳しくお伝えしていきましょう。
外壁塗装をDIYする手順や正しい塗り方を理解する
外壁塗装をDIYする前に、まずはプロがどのような手順で行っているか、またどのように塗装しているのか理解しておくことが大切です。
それらを理解せずに塗装してしまうと、すぐに劣化してしまったり、綺麗に仕上がらなかったりしてしまうからです。
DIYの手順
専門業者による外壁塗装は、次の手順に沿って行われます。
DIYに取り組む場合においても、この手順通りに取り組む必要があります。
①足場の設置
まず最初に安全に塗装するために足場が必要ですが、プロの塗装業者の場合には専門の有資格者が配置されて設置することになります。
DIYの場合であればハシゴを活用するケースが多いと思いますが、高所の場合には転落などの危険がありますからおすすめできません。
②高圧洗浄
塗装する前には、外壁に対して高圧洗浄が行われ、しっかりと汚れを落とします。
この工程を飛ばしてしまうとせっかくの塗装が残っている汚れによって、すぐに剥がれたり劣化が生じたりしてしまうのです。
また、家庭用の高圧洗浄機では弱いために、塗装業者においては専用の洗浄機が用いられています。
高圧洗浄では落としきれない汚れについては、目の細かなサンドペーパーを用いて、磨き落とす必要があります。
③下地処理・養生
洗浄を終えると、ひび割れの補修やコーキングの打ち替えなどの下地処理が行われます。
下地処理をしておかないと、すぐに塗膜にひび割れを生じさせてしまうようなことがあるからです。
④下塗り・中塗り・上塗り
塗装は「下塗り・中塗り・上塗り」の三度塗りが基本となります。
専用の下塗り材を活用し、しっかりと乾燥させてから中塗り、上塗りすることによって、しっかりと塗料を付着させることができます。
中塗り・上塗りは塗料に記載されている乾燥時間を守って重ね塗りしていきます。
⑤足場の解体
最後に足場を解体して終了になりますが、外壁塗装にはさまざまな手順に沿って行われていることがご理解いただけたのではないでしょうか。
正しい塗り方
- ローラー
- 吹き付け
塗装方法には大きく2種類の方法があります。
■『ローラー』を活用した塗装
手塗りであることから手間がかかる半面で、耐久性の高い、しっかりとした塗膜を付けることができるメリットがあります。
噴射による吹き付けではないために、周りに塗料が拡散してしまうようなこともなく、環境に優しい塗装方法であると言えます。
ただし、塗膜が厚くなってしまうために、乾燥に時間を多く費やしてしまう可能性があります。
■『吹き付け』を活用した塗装
吹き付けとは、スプレーガンやコンプレッサーをセットして塗料を外壁に吹き付けていく塗装方法になります。
手塗りであるローラーと比較すると、それほど手間がかからず一気に塗り上げることができます。
塗料を均一にしやすいために、綺麗に仕上げることが可能です。
ただ、その反面で塗料が少なくなりがちですので、塗料の性能を引き出すためには丁寧に吹き付ける必要があるといえるでしょう。
また、塗料が拡散して、近隣の建物や車などに塗料が飛び散ってしまう可能性がありますから、迷惑にならないように養生しておく必要があります。
正しい塗り方をしなかった場合には…
- 塗膜が剥がれる
- 塗料のひび割れ
- 外壁の劣化
外壁塗装はDIYが可能ではありますが、プロが行う手順で施工していない場合には、塗料の持っている性能を引き出すことができず、上記のようなトラブルが生じてしまう可能性があります。
特に、洗浄や下地処理は一般の方にとっては思った以上に丁寧に行う必要があると理解しておく必要があります。
また、塗装の三度塗りにおいては、塗料に記されている乾燥時間を遵守し、しっかりと外壁に定着させるようにしてください。
さらに、高所での作業は安全第一で行うようにしましょう。
外壁塗装のDIYで必要になる道具
- 刷毛(筋交い刷毛、平刷毛)
- ローラー(ウールローラー、マスチックローラー)
- スプレーガン(エアスプレー、エアレススプレー)
- 家庭用高圧洗浄機・バケツ・ブラシ・サンドペーパー
- コーキング材
外壁塗装のDIYでは、塗装するために上記の道具が必要となります。
順番にご説明していきましょう。
刷毛(筋交い刷毛、平刷毛)
刷毛(ハケ)は塗料を塗り込むための道具で、良く活用されているものには柄が途中で折れている「筋交い刷毛」、柄がまっすぐな「平刷毛」があります。
「筋交い刷毛」は細かい場所で使いやすく、「平刷毛」は広い面を塗るのに適しています。
ローラー(ウールローラー、マスチックローラー)
広い面を塗る場合には、ローラーが適しています。
良く活用されているローラーには、「ウールローラー」「マスチックローラー」があります。
「ウールローラー」とは、ペイントローラーと呼ばれることもあり、短毛、中毛、長毛といった毛丈の長さに応じて分類されています。
毛丈が長いと塗料を多く含むことができるために、ひと塗りで広く塗れますので、作業効率が良いローラーだと言えるでしょう。
「マスチックローラー」とは、砂骨ローラー、多孔質ローラーなどと呼ばれることもあり、円筒にヘチマ繊維状の部品を取り付けたものです。
塗料を大量に含ませることができますので、厚塗りする際には便利です。
スプレーガン(エアスプレー、エアレススプレー)
スプレーガンとは、塗料を吹き付けるための道具であり、「エアスプレー」「エアレススプレー」の2種類が存在します。
「エアスプレー」とは空気を圧縮して塗料と一緒に噴射するタイプで、「エアレススプレー」とは塗料そのものを圧縮して吹き付けるタイプです。
一般的に「エアスプレー」は飛び散りが多く、「エアレススプレー」は少ないと言われます。
家庭用高圧洗浄機・バケツ・ブラシ・サンドペーパー
外壁塗装する前には、外壁の汚れを落とすために「家庭用高圧洗浄機」「バケツ・ブラシ」「サンドペーパー」が必要です。
「家庭用高圧洗浄機」は強い水圧によって、外壁に付着した汚れやコケ、塗膜の剥がれなどを落とすことができます。
塗装業者はよりパワーの強い業務用を活用していますので、しっかりと汚れを落とすことができますが、家庭用では業務用ほど落とすことができません。
そのため、落としきれなかった汚れは、「バケツ・ブラシ」「サンドペーパー」を用いて落としていくことになります。
コーキング材
コーキング材はシーリング材と呼ばれることもあり、外壁材のつなぎ目などに用いられているものです。
剥がれやひび割れ、痩せなど劣化症状が見られている場合には、雨水が浸水する可能性がありますので、打ち直ししておく必要があります。
また、コーキング材は浴室用なども販売されていますが、それらを屋外で活用すると早く劣化してしまいますので、屋外用を購入するようにしましょう。
外壁塗装をDIYする塗料
上記でもお伝えした通り、外壁塗装は三度塗りが基本となっており、それぞれしっかりと乾燥させたのちに上塗りされることによって、強い塗膜を作り出すことができます。
下塗りは専用の下塗り材を活用し、中塗り・上塗りにおいては上塗り材を重ね塗りしていきます。
下塗り塗料
- シーラー
- フィラー
外壁塗装での下塗り材には、上記の2種類があります。
『シーラー』とは、水のようにサラサラしていて取り扱いやすい下塗り材で、中塗り・上塗りの塗料をしっかりと密着させる性質を持っています。
シーラーには水性と油性のものがあります。
水性シーラーは、特有のニオイがないために近隣などの迷惑になりにくいですが、外壁にひび割れなどが生じている場合には、その隙間に吸い取られてしまう可能性があります。
油性シーラーは、外壁に吸収されにくい性質がありますが、強いニオイを発するために迷惑になってしまう可能性があります。
『フィラー』とは、粘性を持っている下塗り材で、モルタル外壁のように凸凹した外壁に適しています。
ただ、一般の方には扱いにくいため、DIYではおすすめできません。
上塗り塗料
塗料の種類 | 塗り替え時期の目安 | 費用の目安(㎡) |
アクリル | 3~5年 | 1,000円~1,800円 |
ウレタン | 5~8年 | 1,300円~2,400円 |
シリコン | 7~10年 | 1,600円~3,300円 |
フッ素 | 11~17年 | 2,500円~4,800円 |
ホームセンターで販売されている上塗り材は、上記の4種類となっています。
それぞれに耐用年数と費用相場が異なります。
価格が高くなるにつれて耐用年数も長くなっていきますので、低コストで塗り替え頻度を多くするか、コストを高くして塗り替え頻度を低くするか、検討するといいでしょう。
下塗りをしたのちの中塗り・上塗りには同じ塗料を2回重ね塗りして、塗膜を強くしていきます。
外壁塗装をDIYする際の注意点
外壁塗装をDIYする場合には、さまざまな注意点があります。
特にメリットだけではなくデメリットも理解しておくことが重要です。
デメリットが大きい場合には、塗装業者に相談してみることも大切です。
外壁塗装をDIYするメリット・デメリットを理解する
外壁塗装をDIYする場合、メリットはたくさんありますが、その反面でデメリットも存在します。
DIYする場合においても、必ずメリット・デメリットを比較したうえで取り組むようにしてください。
■メリット
- 低コストで外壁塗装に取り組める
- 手軽に塗装することができる
外壁塗装をDIYで取り組む場合には、「低コスト」「手軽」といったメリットがあります。
外壁塗装を塗装業者に依頼した場合には、30坪程度の住宅であれば、100万円ほどの予算が必要となります。
DIYであれば、塗料の費用、道具の購入費、高圧洗浄機の購入、コーキングなど下地処理の材料費などを含めても半額程度で済みます。
また、好きな時期・時間に取り組めるというメリットがあります。
塗装業者に依頼した場合には、すべての工程を終えるまでに1週間から2週間程度、雨が続くような場合にはさらに工期が延びてしまうこともあります。
その間、足場を設置しておく必要があることから、生活にも大きな影響を及ぼすことになるのです。
DIYなら好きなタイミングで取り組めますから、手間を省くことができ、手軽さを実感できるでしょう。
■デメリット
- 失敗する可能性がある
- 洗浄や下地処理が難しい
- 危険
上記でもご説明した通り、外壁塗装は「塗っておしまい」という訳にはいかず、さまざまな手順を踏んで取り組まねばなりません。
明らかにDIYしたような、見た目が綺麗に仕上がらないといったことも、とても多くみられるデメリットとなっています。
また、手順通りに塗装しなかった場合には、すぐにひび割れしたり、塗膜が剥がれたりといった劣化が早く訪れる可能性があります。
そのため、高圧洗浄やサンドペーパーによる汚れ落としや、ひび割れの補修やコーキングの打ち直しなどの下地処理はとても重要です。
ただ、プロの塗装業者のように施工するのは、なかなか難しい作業になると言わざるを得ません。
さらに、外壁塗装には危険が伴うというデメリットがあります。
プロの塗装業者は必ず足場を設置して塗装作業を行いますが、DIYの場合にはハシゴだけで作業するようなケースも多いでしょう。
ハシゴにのぼって片手で塗装作業を行うことは、やはり転落の危険性が伴いますから、プロの塗装業者としてはおすすめすることはできません。
足場を設置してもらうことは可能ですが、10万円~20万円程度の費用が必要となりますので、それではDIYのメリットが少なくなってしまうでしょう。
デメリットが大きいなら塗装業者に依頼する
外壁塗装は、冒頭からお伝えしている手順を守ることによって、DIYで行うことも可能です。
ただ、デメリットの部分を強く感じている、もしくはDIYがうまくいかなかったということであれば、塗装業者に依頼することをおすすめします。
プロに依頼するのであれば、地元で実績のある塗装業者を選ぶようにしましょう。
地元に密着して営業を続けている業者であれば、丁寧な作業を地道に積み上げていますから、安心してお任せすることができます。
また、大手とは違い、塗装作業を下請けに任せるようなことがないため、割安で塗装してもらうことが可能です。
まとめ
外壁塗装のDIYの方法についてお伝えしました。
外壁塗装をDIYで取り組むには、さまざまな手順を理解し、その手順に沿って行わねばなりません。
それぞれの手順を丁寧に取り組むことで、塗料の本来の性質をしっかりと引き出すことができ、外壁に密着させることができるからです。
ただ、一般の方では難しい作業があり、また高所での作業は事故に繋がる危険性も考えられます。
DIYのデメリットが大きいという場合には塗装業者に依頼し、相談しながら進めていくといいでしょう。
疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
津市・松阪市・鈴鹿市・亀山市・名張市・いなべ市を中心に三重県全域が施工範囲です。
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