外壁塗装をご検討中の方必見!足場の設置は重要です!
「外壁塗装に足場って必要なのかな」
「足場の設置や解体でよくあるトラブルについて詳しく知りたい」
このようにお考えの方も多くいらっしゃると思います。
足場がなぜ重要なのかあまり理解できていないこともあると思います。
そこで今回は、外壁塗装の際の足場の重要性や足場の種類・費用、よくあるトラブルや注意点等をご紹介します。
名張市、亀山市周辺で外壁塗装をご検討中の方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
目次
□外壁塗装に足場が必要な理由をご紹介!
外壁塗装に足場が必要である理由は、主に3つあります。
ここでは、それぞれについて詳しく見ていきます。
1つ目は、工事の品質を保つためです。
足場を組んでいない場合は、良い品質の工事ができません。
足場を設置せず、はしごや脚立を利用して足元が不安定な中で作業を行うと、職人の腕の良し悪しに関わらず、塗り忘れや塗り残しが出てきてしまいます。
塗装の工程が予定通りに進まず、工期に間に合わせるために適当になってしまう恐れもあります。
さらに、足元が不安定だったり、物を多くスペースがなかったりすると、常に落下の危険性を心配しながら施工することになるでしょう。
そのような不安定な場所での施工は、作業がとてもしにくくなり、工事の品質も良くないでしょう。
2つ目は、近隣住宅に迷惑をかけないためです。
通常、足場には「塗料の飛散防止ネット」をつけますが、足場を設置しない場合、このネットはつけられません。
外壁塗装をする際は、洗浄による水しぶきや汚れの飛散、塗装中の塗料の飛散が考えられます。
塗料の飛散防止ネットには、それらの飛散を防止してくれる働きがあります。
風が強い日であれば、飛散の距離や量も増えるかもしれません。
飛散防止ネットをかけないことによって、近隣住宅に迷惑をかける危険性が出てきてしまいます。
足場もネットもない状態で、近隣住宅に汚れがついてしまうと、大きなトラブルに繋がる可能性もあるでしょう。
ご近所とうまく付き合っていくためにも、足場は必要と言えます。
3つ目は、職人の安全を守るためです。
万が一作業中に足が滑ってしまったとしても、足場があることで落下を防げるでしょう。
足場の周りにはメッシュシートも張ってあるのでさらに安心です。
労働安全衛生法においても、2メートル以上の場所で作業する場合は、足場の設置による安全対策が義務付けられています。
一般的に、2階建て住宅の高さは5~6メートルですので、必然的に足場の設置はしなければなりません。
足場を設置せずに施工して、職人の身に万が一のことが起きると大きな問題になります。
転落事故が発生してしまった場合、工事の依頼者の精神的負担にもなってしまいますよね。
お互いに気持ちよく施工するためには、職人の安全を守る足場の設置が必要と言えます。
以上の理由から、足場の設置は重要です。
□足場の種類についてご紹介します!
ここまでは、外壁塗装に足場が必要である理由についてご紹介しました。
足場の重要性についてご理解いただけたのではないでしょうか。
ここからは、足場の種類についてご紹介します。
足場には、単管足場、単管ブラケット足場、くさび足場の3種類があります。
*単管足場
鉄パイプを組み合わせて建て足場のことを、単管足場と言います。
単管足場のメリットは以下です。
・あらゆる建物の形状に対応できること
・狭い場所にも設置できること
単管足場のデメリットは以下です。
・2本のパイプの上に乗るためとても不安定
・塗料缶や刷毛を足場の上に置けないため片手が常に塞がってしまう
*単管ブラケット足場
単管に足をのせる板を、ボルトで固定した足場のことを単管ブラケット足場と言います。
単管ブラケット足場のメリットは以下です。
・単管足場よりも安全性が高いこと
単管ブラケット足場のデメリットは以下です。
・設置の工期が長いこと
・ボルトが緩むと揺れやすくなること
*くさび足場
くさび足場のメリットは以下です。
・住宅用の足場の中では最も作業がしやすいこと
・設置の工期が短いこと
・安全性が高いこと
くさび足場のデメリットは以下です。
・場所によっては設置不可であること
・設置時にハンマーで叩いて固定するため騒音に繋がること
□足場の設置と解体にかかる費用は?
ここからは、足場の設置と解体にかかる費用について解説します。
外壁塗装の足場は、平方メートルの単価に対して、「1平方メートル〜円」という算出方法です。
一般的に、1平方メートルあたり700円から1000円が相場です。
戸建て住宅の場合も、大きさに左右されますが、足場代として20万円程度必要になることが多いでしょう。
この金額には、足場にかけるシートも含まれています。
台風の時、風にあおられることで足場は影響を受けやすいですが、シートもまた、風の影響を受けやすいことがあります。
この場合は、シートをたたんでいます。
このように、足場代には、ただ足場やシートの設置や解体にかかる費用だけでなく、作業期間中の足場やシートのメンテナンスにかかる費用も含まれています。
「足場代をできるだけ抑えたい」という方もいらっしゃるでしょう。
しかし、あまりにも費用が安すぎるという場合は注意が必要です。
足場は、設置するだけで1日必要ですし、解体するのに半日は必要です。
それ以上早く設置・解体することは可能です。
しかし、隣家との間が狭い住宅の場合、早く設置・解体することによって樋を割ってしまうという問題が発生することがあります。
つまり、設置や解体といった作業は慎重に行うべき工程なのです。
相場よりも価格が安いということは、つまり1日の工程が過密になっている可能性があります。
その分、事故やトラブルが発生しやすいということです。
もちろん、十分に時間を確保してあるからといって、事故やトラブルが必ずしも発生しないとは言い切れません。
しかし、1日の計画が過密であれば、そのような事故やトラブルが発生してしまう可能性はどうしても高くなってしまうでしょう。
そのため、安いからといってすぐに決めるのは控えた方が良いでしょう。
なぜその価格であるかを担当者にしっかりと確認することをおすすめします。
□費用が高くなるケースについて
前章では、足場代が戸建て住宅の場合であれば20万円程度必要になることが多いとご紹介しました。
しかし、中には費用が高くなるケースもあります。
そこで、ここからは足場の費用が高くなるケースについてご紹介します。
1つ目は、運搬費が余分にかかり単価が上がる場合です。
隣家との間隔が狭かったり、敷地の入り口から建物まで距離があったり高低差があったり、敷地前に停車できず運ぶ必要があったりする場合です。
このようなケースは少し費用が高くなる可能性があるでしょう。
2つ目は、屋根の勾配が大きい場合です。
屋根の勾配が5.5寸以上の場合は、屋根足場が必要になります。
その分、費用が高くなる可能性があるでしょう。
3つ目は、日本家屋である場合です。
伝統的な日本家屋は、下屋根があります。
近年の総2階建ての建物と比較して、ジャッキ等の部材が増えて費用が高くなることがあります。
以上のケースにおいて、費用が高くなることがあるので把握しておきましょう。
□足場でよくあるトラブルと注意点について
足場の設置・解体では、できるだけトラブルなく円滑に作業したいですよね。
そこで、ここでは足場でよくあるトラブルと注意点について解説します。
1つ目は、保険への加入の有無、保険の対象となる範囲を確認しておくことです。
足場の設置や解体の際に、外壁の一部や車を傷つけてしまうといったトラブル例は多くあります。
近隣の住宅に被害が及んでしまう可能性もあります。
被害が発生した際、業者に補償してもらおうと思っても、塗装会社の下請けであるパターンが多いため、責任の所在が不明となってしまうことがあります。
このようなトラブルを防ぐためにも、工事を依頼する前に、足場業者が特定の保険に加入しているかを確認しておきましょう。
そして加入している場合は、対象となる範囲を確認しておくことをおすすめします。
2つ目は、外壁の側にある車は移動させておくことです。
先ほど解説したように、足場の設置や解体中、施行中に車が傷ついたり汚れたりする危険性があります。
そのため、外壁の側にある車は、どこか別の場所に移動させておくと良いでしょう。
3つ目は、庭の植え替えが必要であるかを確認することです。
庭に植物があるというご家庭もあるでしょう。
足場の設置や解体の時に、それらの植物が問題にならないかを確認しておきましょう。
植木鉢やプランターであれば移動するだけで良いでしょう。
ただし、木や花壇がある場合は、場所によっては植え替えが必要となる場合もあることを覚えておきましょう。
4つ目は、隣家の敷地を借りる場合があることです。
足場のトラブルで最も大変なのは、ご自身の敷地だけでは足場を設置できないということです。
そのような場合は、隣家の敷地を借りる必要が生じます。
その後のご近所付き合いを円滑にするためにも、丁寧に挨拶し、協力をお願いすると良いでしょう。
多少時間がかかるかもしれませんが、なるべく迷惑にならない方法を模索することをおすすめします。
以上が、足場でよくあるトラブルと注意点でした。
特に隣家とのトラブルが発生しないように、丁寧に挨拶することを意識しておきましょう。
□まとめ
今回は、外壁塗装の際の足場の重要性や足場の種類・費用、よくあるトラブルや注意点等をご紹介しました。
外壁塗装の際の足場は、工事の品質を保つため・近隣住宅に迷惑をかけないため・職人の安全を守るために必要です。
外壁塗装を行う際は、足場の費用も確保しておくと良いでしょう。
また、今回ご紹介した注意点を意識して、後々のトラブルを未然に防ぎましょう。
何かご質問や疑問点等がございましたらお気軽に当社までお問い合わせください。
全力でサポートさせていただきます。