外壁塗装のすべての工程と日数を松阪市の塗装業者が徹底解説!
「外壁塗装には、どのような作業工程があるの?」
外壁塗装の作業期間は、塗装するイメージだけだと2~3日のように感じられる方が多いのですが、一般的には7日~14日程度が必要となります。
少し長く感じられるかもしれませんが、それは塗料をしっかりと外壁に定着させるには、さまざまな工程が必要になるからです。
では、外壁塗装の工程にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、わかりにくい外壁塗装の工程について、三重県津市、鈴鹿市、松阪市、亀山市、名張市、伊賀市の外壁塗装の職人直営店が詳しくお伝えしていきましょう。
外壁塗装ですべての工程を終える日数はどれくらい?
———————————————————————————-
①ご近所への挨拶・塗装準備
②足場設置・飛散防止ネット(養生シート)張り
③高圧洗浄
④下地処理・養生
⑤塗装作業(下塗り)
⑥中間検査
⑦塗装作業(中塗り)
⑧塗装作業(上塗り)
⑨点検・手直し
⑩足場解体
⑪片付け・ご近所への挨拶
————————————————————————————-
外壁塗装にかかる日数は、住宅の大きさや外壁の広さにもよりますが、一般的には7日~14日程度となります。
「もっと短くして欲しい」というご要望も多いのですが、塗料の持っている良さを十分に発揮させるためには上記の通り、さまざまな工程が必要になるため、日数を短縮させることはできないのです。
塗装するには外壁に付着している汚れをしっかりと落とさなければなりませんし、外壁が劣化しているのであれば補修もしなければなりません。
塗装も1回だけではなく、塗料の持ち味を発揮させるためには3回塗りが基本となっており、それぞれしっかりと乾燥させたうえで塗装を行う必要があります。
さらに、この期間もあくまで目安となる日数であって、アパートのように大きな建物であることや、外壁そのものの劣化が進行しているような場合、雨が続いて塗装が乾燥しない状況などであれば、工期が延びてしまうこともあります。
そのため、さまざまな状況が重なって、作業をすべて終えるまでに1か月ほど費やしてしまうようなこともあるのです。
逆に言えば、短い工期で作業を行うような業者があれば、必要な工程を飛ばしたり、塗面がしっかりと仕上がっていない状況で次の工程に進んでいる可能性があるということです。
外壁塗装すべての工程と日数を塗装のプロが徹底解説!
外壁塗装の作業は、次にご紹介する11種類の工程によって行われます。
これらの作業がスムーズに進んだとしても、7日~14日程度は必要になると考えておいたほうが良いでしょう。
また、悪徳業者や手抜き業者の中には、この工程を飛ばしたり、手を抜いたりすることがあるために、工程の内容を理解しておかなければ、騙されてしまう可能性もあります。
そのため、塗装業者からはどのような工程で塗装作業が行われることになるのか、しっかりと説明してもらうことが大切です。
①ご近所への挨拶・塗装準備(期間:1日)
外壁塗装の作業に入る前には、ご近所の方へ外壁塗装に取り組むお知らせとご挨拶のためにお伺いします。
というのも、外壁塗装の作業では、ご近所とのトラブルが少なくないからです。
塗装作業では塗料が飛び散ってしまうことがあり、また塗料の種類によっては独特なニオイを放つことになります。
もちろん、塗料が飛び散らないようにシートで覆うことや、ニオイが少ない塗料を用いて予防することは可能ですが、完璧に防ぎきれない可能性があります。
そのようなことから、作業開始前のご近所への挨拶は、とても重要な意味を持つものになります。
優良な塗装業者では担当者が挨拶回りを行いますが、ご近所との関係もあることからご自身で挨拶されるのがもっとも良いことであると言えます。
挨拶の際には、「作業の日程」「作業時間」「休日での作業」「作業の内容」を中心にお伝えするようにし、タオルや洗剤など500円程度の粗品を持参すると良いでしょう。
②足場設置・飛散防止ネット(養生シート)張り(期間:1日)
実際の作業が始まると、まず塗装するための足場を設置し、塗料の飛散を防止するための飛散防止ネット(養生シート)を張る作業を行います。
足場とは、職人が外壁の隅々まで塗装するための作業スペースのことで、安全に作業するためにとても重要な作業になります。
足場には、「ピケ(くさび)足場」「単管足場」「単管ブラケット足場」などが見られます。
これらを組み立てるためには「足場の組立て等作業主任者」の資格が必要であり、資格を保有していない塗装業者であれば足場業者に依頼して組み立てることになります。
足場業者に依頼するような場合には、設置日数が2日にまたがることもあります。
また、足場は鉄パイプや金具を用いて組み立てていくことになりますから、どうしても大きな音が出てしまうことになります。
足場が設置できれば、外壁を洗浄する際の水や塗料などが周りに飛散しないように飛散防止ネット(養生シート)も施していきます。
③高圧洗浄(期間:1~2日)
外壁に付着しているほこりやカビ、苔、藻などの汚れや、塗膜の劣化によって生じたチョーキング(白い粉)を落とすために、高圧洗浄機を用いて洗浄作業を行います。
塗装作業を行うためには、外壁に付着している古い汚れをしっかりと落としておく必要があります。
塗料が外壁にしっかりと付着せず、塗装しても数年程度で剥げてしまうことになるからです。
そのため、洗浄作業は専用の高圧洗浄機を用い、汚れが酷い場合には薬剤を用いた洗浄方法である「バイオ洗浄」が行われることもあります。
洗浄機が使えない箇所や汚れが落ちない場合については、ブラシなどを用いて手作業することも珍しくありません。
高圧洗浄に費やす日程は1日で、汚れが酷い場合には2日にまたがる可能性もあります。
さらに、洗浄後はしっかりと乾燥させるための日数を設けなければならず、1~2日程度は必要で、雨が降ったり天候が崩れるようであれば、さらに日数が長引いてしまうこともあります。
④下地処理・養生(期間:1~2日)
下地処理とは、外壁に生じているひび割れ(クラック)やコーキング(シーリング)の劣化、金属部分の錆び、モルタルの補修、塗膜の剥がれなどの処理を指しています。
下地処理をしっかりとしておかないと、どれだけ優れた塗料を用いていたとしても、すぐに剥がれ落ちてしまうようなことになってしまいます。
外壁は雨風、紫外線などの影響を受けやすい場所ですので、どうしても塗膜だけではなく外壁そのものにまで影響が及ぶことがあります。
仮に、外壁にひび割れ(クラック)が生じているような場合に、そのまま塗装してしまうと、塗膜にひび割れを起こしてしまう可能性があります。
また、塗膜が剥がれている場合でも同様に、上から塗装してもしっかりと外壁に密着させることができず、早い段階で剥がれてくることがあるのです。
そのように痛んでいる箇所には、シーリング材や樹脂モルタルで補修したり、錆び取り作業であるケレンによって下地を整えるようにします。
サイディングのつなぎ目のコーキング(シーリング)が劣化していたり、剥がれていたりする場合には、打ち直しをすることもあります。
下地処理を終えると、次に行う塗装作業のために、養生を行います。
養生とは塗料が付いてはいけない箇所にビニールシートなどで覆う作業のことで、窓や玄関など塗装しない箇所を保護していきます。
養生は外壁周りだけではなく、エアコンの室外機、車やバイク、植木、外溝などにも施していくことになります。
特に問題がない場合には1日程度で作業を終えることができますが、劣化が酷く、補修箇所が多い場合には数日かかることもあります。
⑤塗装作業:下塗り(期間:1日~)
外壁塗装の作業は、下塗りから行い、中塗り、上塗りと3回塗りを基本としています。
しかも、すべてしっかりと乾燥させてから塗り重ねていくことになりますので、塗装だけで3日間必要になるということなのです。
下塗りは専用の塗料を用いて塗装し、外壁面を均一にさせ、外壁に中塗り、上塗り塗料をしっかりと密着させる効果があります。
下塗りの塗料はシーラーやフィラー、プライマーなどと呼ばれるもので、外壁の材質に合わせて用いられます。
⑥中間検査(期間:1日)
下塗りが終った時点で、作業が工程通りに進んでいるか、作業での不備がないか中間検査が行われます。
中塗り、上塗り前に初期不良を発見しておけば、その後の塗装作業においてしっかりと塗料を外壁に密着させ、塗膜を綺麗に仕上げられるようになります。
そのため、とても重要な意味を持つ検査なのです。
⑦塗装作業:中塗り(期間:1日~)
中間検査を終えると、中塗りの作業に入っていきます。
中塗りと次に行う上塗りでは同じ塗料を用いますが、このように二回に分けて塗り重ねることによって、膜厚(塗膜の厚み)を付けることができます。
膜厚は塗料本来の特徴を発揮するためにとても重要であり、塗料にはメーカーが定めた膜厚が存在することから、その定めに沿って塗り重ねていくことになります。
中塗り後、しっかりと乾燥させたうえで上塗りを行うことになりますが、しっかりと塗膜を固めたうえで塗り重ねることによって、塗膜をより強固にすることができるのです。
そのため、丸一日かけて乾かし、上塗りに繋げることによって必要な膜厚を付けています。
⑧塗装作業:上塗り(期間:1日~)
中塗りがしっかりと乾燥すれば、最後に上塗りを行います。
手抜き業者の場合には、中塗りをしっかりと乾かさない間に上塗りまで行ってしまうことがありますので、要注意です。
乾かさない間に上塗りしてしまった場合、膜厚に大きな差が生じます。
より厚みのある塗膜を形成するためには、最後の上塗り作業はとても重要なものになります。
そして、塗り終わった後には、十分に乾燥させるために、ここでも丸一日の作業となります。
⑨点検・手直し(期間:1日)
塗装がすべて終了すれば、お客様に引き渡しを行う前に、点検を行います。
点検の内容は、塗装業者が独自に用意しているチェックシートを用い、不備がないか、かなり細かく時間をかけて入念にチェックすることになります。
塗り残しやはみ出し箇所、塗りムラなどを見つけた場合には、どんなに小さなものでも丁寧に手直しします。
⑩足場解体(期間:1日)
最後の点検が終ると、組んでいる足場を外壁に傷を付けないように丁寧に解体していきます。
足場の設置時と同様に音が出る可能性があり、またホコリが立つ場合もあります。
⑪片付け・ご近所への挨拶(期間:1日)
足場の解体が終ったら、産業廃棄物などの片付けを行い、清掃を行います。
引き渡しが終ったら、ご近所への挨拶を欠かさないようにすることが大切です。
同時にどのような作業であったか、一緒に外壁を見てもらうと良いでしょう。
外壁塗装の工程で注意すべきポイント
外壁塗装に取り組む際には、さまざまな注意すべきポイントが存在します。
順番にご紹介しましょう。
外壁塗装でご近所とのトラブルは少なくない
外壁塗装では、ご近所とさまざまなトラブルが生じます。
例えば、
—————————————————————
- 塗料が飛んできて車に付いてしまった
- ニオイが酷くて洗濯物が干せなかった
- 音がうるさくて嫌な思いをした
- 資材が邪魔で車を出さなかった
—————————————————————
などというものです。
もちろん、塗料が飛散しないように飛散防止ネット(養生シート)を用意していますが、手抜き業者であれば、完全に防ぎきれていないことがあります。
ただ、足場の設置や解体において音が生じることや、塗装時にニオイが生じてしまうことは、塗装業者においても注意しているものの、最低限生じてしまう可能性があります。
そのため、作業前にはきちんと作業内容についてお伝えしておくことが大切で、その周知によってある程度防ぐことができます。
また、作業後の挨拶をしておくことも大切です。
工程通りに進んでいるか塗装作業を確認
外壁塗装には工程表(スケジュール表)が存在し、その工程通りに進んでいるのか、また工程内容通りの作業が行われているのか確認することが大切です。
工程表(スケジュール表)は、作業内容を記しているもので、悪質業者の場合には渡さないこともあります。
また時折、作業を確認することによって、塗装業者の不正の抑止力にもなります。
塗装業者選びは超重要
外壁塗装を効率よく進め、さらに丁寧な塗装作業で、しっかりとした綺麗な塗膜を望むのであれば、塗装業者選びはとても重要です。
残念ながら、悪質な塗装業者が存在し、塗装のことなどお構いなし、ご依頼者にバレないからと言って手抜きしたり、工程を飛ばしたりといったトラブルが見られています。
そのため、どのような工程で塗装作業を行うか、しっかりと説明し、作業ごとに丁寧に報告してくれる塗装業者を選んでおけば、安心して任せておけるのではないでしょうか。
地元で実績を築き上げてきた塗装業者を選ぶことが大切です。
地域に根付いて営業し続けてきた塗装業者なら、いい加減な作業を行うようなことはありません。
また、作業自体も下請け業者に任せるようなこともなく、塗装専門の職人施工であるために割安となることも少なくありません。
まとめ
外壁塗装の工程やその内容、日数についてお伝えしました。
外壁塗装の工程にはさまざまな作業があり、それぞれに日数が必要であることから、一般的に7日から14日程度の日数がかかります。
それぞれの工程を丁寧に取り組むことによって、塗料をしっかりと外壁に密着させることができ、塗料本来の持ち味を引き出すことができるようになります。
どの工程も短縮することや飛ばすことはできません。
工期が気になる場合には、塗装業者と相談しながら決めていくようにしましょう。
疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
津市・松阪市・鈴鹿市・亀山市・名張市・伊賀市を中心に三重県全域が施工範囲です。
外壁塗装や屋根塗装、防水工事でお悩みの方はお気軽にお問合せしてください。
関連動画
関連記事