外壁塗装をお考えの方へ!長持ちさせるためのポイントを紹介します!
名張市周辺で外壁塗装をお考えの方はいらっしゃいませんか。
せっかく外壁塗装をするなら、できるだけ長持ちさせたいですよね。
そこで、今回は外壁塗装を長持ちさせる方法を知りたい方に向けて、長持ちさせるポイントを解説します。
さらに、この記事では外壁塗装を行うタイミングから気を付けるポイントまで様々な面から紹介します。外壁塗装をお考えの方は、是非今回の記事を参考にしてみてください。
目次
□外壁塗装を行うタイミングの目安は?
日本の家の平均的な寿命は30年程度といわれており、アメリカと比較すると、3分の1と言われています。
この原因は、日本の高温多湿な気候に原因があり、日本家屋というのは元来、石の上に土台を乗せているような構造でした。
しかし、今はコンクリートを基礎に使っているため、床下の風通しが悪くなり、木材が傷みやすい構造になってしまいました。
現在の日本で多く使われている、窯業系サイディングボードは、主成分がセメントなので、防水性能はありません。
通常、工場出荷の際に防水性を持たせますが、大体5年から7年しか持ちません。
他の外壁材も同じような年数で初期の防水性は切れてしまいます。そのため、一般的には10年で1回塗装をするように言われています。
塗装をするメリットは2つあります。
1つ目は建物をきれいに保つためです。
外壁は毎日風や雨などにさらされているため、どうしても劣化してしまいます。劣化は外壁塗装をすることで修復でき、以前と違うデザインにすることもできます。
2つ目は外壁を保護するためです。
塗料を塗ることで、劣化した外壁を風などから守ることができます。
定期的なメンテナンスで、建物の耐久性を高めることも大切です。
築年数が5年から7年の方は、初期の防水効果が切れる頃ですので、一度診断をしてみるといいでしょう。
□外壁塗料の種類を紹介!
外壁塗装にはたくさん種類があります。
1つ目はシリコン塗料です。
費用目安は1平方メートルあたり、1800円から2800円です。
耐久年数は10年から12年ほどです。
特徴としては、汚れにくく耐久性があり、コストパフォーマンスも高いため、一般的に使用されています。
油性と水性がありますが、より人体への影響が少ない水性がよく使用されています。
2つ目はフッ素塗料です。
費用目安は1平方メートルあたり、2800円から4500円です。
耐久年数は15年から20年ほどです。
この塗料は耐久性が高く、熱や寒さにも強いという特徴があります。
航空機の表面加工にも使用されているほどですが、費用が高いことから住宅にはあまり使われません。
3つ目はウレタン塗料です。
費用目安は1平方メートルあたり、1200円から1600円です。
耐久年数は8年から10年です。
少し前までは主流の塗料でしたが、現在はシリコン塗料に次ぐ塗料となっています。
耐候性、耐水性などに優れており、光沢性の高い仕上がりになります。
また、シリコンに比べて費用が安いです。
しかし、変色しやすく、耐久年数も短いというデメリットもあります。
4つ目はアクリル塗料です。
費用目安は1平方メートルあたり、1000円です。
耐久年数は6年から8年です。
この塗料は最も安価な塗料で、定期的に塗り替えをしたい方、数年持つだけで充分という方におすすめです。
また、扱いやすいため、気軽に自宅のDIYにも使用できます。
新築の場合、はじめのうちはクラックが起こりやすいため、あえて高価な塗料ではなく、アクリル塗料を使用するのもおすすめです。
5つ目は光触媒塗料です。
費用目安は1平方メートルあたり、2500円から5500円です。
耐久年数は15年から20年です。
太陽光で汚れを浮かせて、雨で流してもらう作用をもつ塗料になっています。
カビなどが発生しにくく、空気も浄化する効果があります。
デメリットは錆を防ぐ効果がなく、光のあたる場所以外では効果を発揮できないことです。
6つ目はラジカル塗料です。
費用目安は1平方メートルあたり、1800円からあります。
耐久年数は14年から16年です。
ラジカル塗料は紫外線や酸素、水などの劣化の原因を抑制します。
また、塗料の劣化である、チョーキング現象が起こりにくいため、耐久性に優れています。
さらに機能がありながらもコストが低いというメリットもあります。
7つ目は断熱・遮熱塗料です。
費用目安は1平方メートルあたり、3000円から5000円です。
耐用年数は20年ほどです。
この塗料は赤外線を反射する効果があり、壁の表面温度の上昇も防ぐため、熱が建物に伝わりづらいというメリットがあります。
また、結露予防や防音効果、そして耐久性があります。
費用は高いですが、耐用年数が長いため、長い目でみて検討してみることをおすすめします。
□外壁塗装の劣化サインについて
ここでは4つのサインを紹介します。
1つ目は外壁の色あせです。
外壁が色あせているときは、劣化が始まっているサインです。
そこまで緊急性はないですが、塗り替えを検討することをおすすめします。
2つ目はチョーキングです。
外壁に触れた際に白い粉が手に付着することをチョーキングといい、塗料の表面が劣化して起こるものです。
チョーキング現象は紫外線や日光、雨風などが原因です。
この現象を放置すると、ヒビ割れやカビの発生に繋がる恐れがありますので、メンテナンスが大切です。
3つ目は塗膜のふくれと剥離です。
塗膜がふくれていたり、剝がれていたらそれは劣化進度が高いサインです。
これはヒビ割れを起こし、内部へ水が浸入する可能性があります。
4つ目はクラックです。
クラックはヒビ割れのことで、0.3ミリメートル以下のものをヘアークラックといい、0.3ミリメートル以上のものを構造クラックといいます。
構造クラックは緊急でメンテナンスが必要です。
クラックを放置してしまうと、雨水が浸入し、カビが発生してしまうこともあります。
5つ目はシーリング材の剥がれや割れです。
サイディングボードの接続部分やサッシの周辺などに亀裂が生じることがあります。
シーリング材が劣化している際は、増し打ちや打ち替えを行います。
このように劣化のサインはいくつか種類があり、中には早急なメンテナンスが必要な場合もあります。
劣化が進んでいるものが発生した際には専門家に相談しましょう。
□長持ちさせるポイントとは?
外壁を長持ちさせるためのポイントは4つあります。
1つ目は周辺環境を理解することです。
外壁は雨や風、気温などに大きく影響されます。
冬に外壁塗装をする際、日本の住宅によく使われている窯業サイディングが凍破することもあります。外壁材の内部に含まれている水分が塗膜が原因で逃げ場を失い、凍結することによって外壁が膨張して破損してしまいます。
2つ目は塗装に適した下地処理を行うことです。
外壁塗装において、下地はとても大切な役割を担います。
塗装面の汚れをしっかり洗い流し、カビなどをとりのぞく必要があります。また、下地を平らに整えて、剥がれかかった塗装や錆を削り取る作業も必要です。
3つ目は適切な塗装です。
塗布量は塗料によって決められています。
規定の塗布量や回数を守らずに塗装をしてしまったり、薄めて塗装してしまうと、うまく塗装できません。
また、下地が雑、乾燥時間が確保できていない、気象条件が悪いなど、手を抜いてしまうと不具合の原因になります。
そのため、作業が丁寧で、誠実な施工業者に依頼をしましょう。
4つ目は外壁塗料にこだわることです。
塗料によっても耐久性は大きく異なります。
しかし、価格が高いものもあるため、しっかり検討しましょう。
いくら塗料にこだわっても、定期的なメンテナンスは必要なので、メンテナンスを前提として検討しましょう。
□メンテナンスと点検は重要です!
外壁塗装を長持ちさせるためには、メンテナンスと点検も重要です。
まずは掃除です。
塗装は様々な性能を持っていて、その効果を発揮することによって劣化を防いでいます。
しかし、外壁が汚れているとその効果を十分に発揮できず、劣化を加速させてしまいます。
また、掃除をすることで外壁をきれいに保つこともできます。
掃除を自分で行う際には、洗車用のやわらかいブラシや、モップを使ったり、家庭用高圧洗浄機などを使うのもおすすめです。
しかし、高い場所は危険なため、業者に依頼することをおすすめします。
次に定期点検です。
定期的にプロに外壁を点検してもらうことで劣化を調査してもらいましょう。
外壁の劣化はなかなか自分では気付きづらいものなので、手遅れになる前になるべく業者に点検を依頼しましょう。
新築はハウスメーカーが点検してくれることが多いようです。
また、塗装工事の経験があれば、塗装業者が定期点検をしてくれるでしょう。
最後はシーリング補強です。
外壁材の間や、サッシと窓ガラスの間などに使われているシーリングの補修は外壁を長持ちさせるのに大きく影響します。
シーリング材は外壁よりも早く劣化が進行し、劣化したシーリング材の場所から雨が浸入してしまいます。
水が入ると外壁材が腐食してしまう恐れもあるため、シーリング材がヒビ割れ、剥離、破断を起こしていた場合は早急に修復しましょう。
□依頼するときに注意することは?
1つ目はなるべくDIYは避けることです。
外壁塗装は高い場所での作業など危険なことも多いため、できれば業者に依頼するようにしましょう。
2つ目はしっかりとした業者に依頼をすることです。
依頼する際には、見積もりや作業内容をしっかりとチェックし、丁寧な作業を行ってくれる業者に依頼しましょう。
3つ目は塗料は機能で選ぶことです。
安いだけで選んでしまうと、長い目でみたときに、結果的に高価になってしまう場合があります。
耐用年数や、周辺環境も加味してしっかり検討しましょう。
□まとめ
今回は外壁塗装を長く持たせるためのポイントをいろんな面から解説しました。
外壁の塗装を長く持たせるためには、周辺環境や気候に合った塗料を選びましょう。
また、丁寧な作業をしてくれる業者選びも大切です。
さらに、メンテナンスと点検も重要なので、定期的に点検することを前提とした塗料選びをしましょう。
ぜひ外壁塗装をする際にお役立てください。