外壁塗装をお考えの方へ!自分で行う際の流れやポイントについて解説します!

外壁塗装をお考えの方へ!自分で行う際の流れやポイントについて解説します!

外壁塗装をお考えの方へ!自分で行う際の流れやポイントについて解説します!

外壁塗装には、住宅の外観を美しく保つだけでなく、外壁にできたひびや塗装の剥がれなどを修復して、住宅全体の耐久性を維持する機能があります。

ただ、専門業者に依頼すると、外壁塗装にかかる費用は高いもので100万円近くにもなるので、外壁を塗装すべきか否か、お悩みの方もいらっしゃるでしょう。

そんなあなたにおすすめなのが、業者に依頼した場合と比べて大幅に施工費用を抑えられるDIYです。

しかし、本来プロに依頼する外壁塗装を自分で行うということは、それ相応のリスクがあります。
そのため、自分で外壁を塗装するときに注意すべきポイントを知っておくことは重要です。

今回は、外壁塗装を自分で行う際の流れやポイントを紹介します。

□何が必要?外壁塗装に用いられる道具とその特徴を紹介します!

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外壁塗装を自分で行うとなると、様々な道具が必要になってきます。
ここでは、外壁塗装で使用する道具を紹介します。

塗料を塗るためには、刷毛は欠かせません。

刷毛自体にも多種多様な種類があり、目的に応じて使い分ける必要があります。

例えば、平刷毛は大きな面積を塗るのに適していたり、筋交い刷毛は細かな小さい面積を塗るのに適していたり、フォルムによって特異な塗装箇所は異なるので、適切に使い分けましょう。

ローラーは、大きな面を素早く塗るのに適した道具です。

頻繁に使用されるものとして、壁面の粗さによって長毛や短毛を使い分けるウールローラーや、塗装の模様が種類によって異なるマスチックローラーなどがあります。

上下に塗り進めるときは、塗料の軌跡がアルファベットのMを描くように塗り進めていくと、ムラができにくくなります。

スプレーガンには、圧縮した空気と共に塗料を噴射するエアスプレーと、塗料だけを噴射するエアレススプレーがあります。

前者は塗料使用量が多くなってしまう傾向があり、後者は塗料噴射時の飛び散りが少なく効率よく塗料を使えるといった特徴があります。

また、スプレーガン自体が塗装に高度なテクニックを必要としない道具なので、初心者でもムラなく塗装できます。

□何から始めるの?外壁塗装を自分で行う際の手順とは?

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外装塗装をやろうと考えても、手順が分からなければ、何から手を付ければよいかも判断できません。

外装塗装の手順は一般的に、外壁の洗浄から始まります。

塗装したい箇所を洗浄・乾燥させてから作業を進めていきましょう。
塗装しない箇所については、養生シートやテープを用いて塗料の飛び散りから守りましょう。

塗装箇所の下地に損傷が見つかれば、補修しましょう。

損傷部分から雨水が浸入すると、住宅の腐食による劣化の原因になります。

コーキング剤を用いて損傷部分を塞ぐと、その後の塗装もスムーズに行えますし、密閉性や防水性を高められます。

塗料をしっかり付着させるには、下塗りが欠かせません。

また、下塗りには外壁の塗装吸収を防止する効果もあります。

広い面はローラーを用いて塗装し、細かい部分は刷毛を使用して丁寧に塗装しましょう。

下塗り後に行う上塗りは、2回以上するのがおすすめです。

1回だけの塗装では、塗装が剥がれやすくなり、外壁の耐用年数や再塗装までの期間が短くなります。

繰り返し塗装することで、細かい部分を塗りそこなう可能性も小さくなるので、美しい見た目に仕上げられます。

□意外な違いも!外壁塗装で使う塗料の種類と特徴を紹介します!

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下塗り用の塗料はフィーラーとシーラーの2種類が挙げられます。

シーラーには下地と塗料との密着性を向上させる効果や、外壁が塗料を吸収するのを防止する効果があります。

水性シーラーには、外壁に損傷部分があると、そこから内部へ浸入したり、乾燥に時間がかかったりするといったデメリットがあります。

油性シーラーは、損傷の激しい部分でも、内部に浸入する心配は少ないですが、臭気を不快に感じてしまうこともあります。

フィーラーは、シーラーよりも粘度があり、凸凹した傷やひび割れなどが発生している下地の表面を平滑にする効果があります。

モルタルの外壁は、比較的ひび割れが発生しやすいので、フィーラーを使用すると良いでしょう。
ただし、粘度の強さから、綺麗に塗装するのが困難な塗料でもあります。

上塗り用の塗料にはシリコン、ウレタン、フッ素、アクリルの4種類があります。

耐熱性、耐水性が高いのがシリコン塗料の特徴です。

そのため、汚れに強く、外壁塗装で最も頻繁に使用される塗料です。
価格は1㎡あたり2300円~3500円と比較的高いですが、耐用年数7年~15年と耐久性も非常に高く、総合的に判断してコストパフォーマンス抜群な塗料といえます。

ウレタン塗料は、高い伸縮性、弾性を保有しており、外壁塗装で頻繫に使用される塗料の一つです。
価格は1㎡あたり1700円~2500円程度ですが、紫外線に弱いため、耐用年数5年~10年と、耐久性は低いです。
高い耐久性と、カビ抑制効果があるフッ素塗料は、湿気の多い土地での外壁塗装で推奨される塗料です。

価格は1㎡あたり3500円~4800円と高く、耐用年数12年~20年と耐久性の高さも目立ちます。
一般的には、価格の高さから使用頻度が少ない塗料です。

デザイン性重視の方は、色の種類が豊富なアクリル塗料を検討してみるのも良いでしょう。
DIY初心者でも扱いやすく、価格も1㎡あたり1000円~1800円程度と安いので、手に取りやすい塗料といえます。
しかし、耐用年数3年~8年と、紫外線への弱さに起因する耐久性の低さがデメリットです。

□美しく仕上げよう!外壁塗装で使う塗料の正しい扱い方とは?

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業者に依頼せずに全て自分で塗装する場合、塗料の正しい扱い方を把握しておかないと、様々な問題が発生する可能性があります。

塗料の塗り方は、吹き付け工法とローラー工法の2種類から選ぶのが一般的です。

原液に近い状態の塗料を塗るローラー工法は、塗料が乾く時間が長く、仕上げ模様の種類が少ないことがデメリットです。

しかし、「塗装面の耐久性を高くできる」、「環境負荷が少ない」、「騒音問題が発生しにくい」といったメリットもあります。

一般的にはウールローラーが使用されますが、損傷が激しい場合はマスティックローラーを使用することで、より厚く塗料を塗れます。

吹き付け工法は、なんといっても施工が簡単で、仕上がりを美しくできるのが魅力です。

高い技術力を要する手塗りとは異なり、均一に塗料を付着させられるので、初心者におすすめです。

しかし、ローラー工法よりも塗装面の耐久性が低いことや、塗装の際の飛沫対策や騒音対策が必要なことがデメリットです。

正しい方法で塗らなかった場合に起こる問題としては、仕上がりの光沢差や塗膜剥脱・膨張・白濁などが挙げられます。

仕上がりの光沢差が発生する原因は、ローラーで塗る方向が違うことや、塗布量が部分的に違うことです。
塗布量を均一にするために、毛の長さが等しいローラーを選択したり、塗装方向を揃えたりすると、仕上がりの光沢に差が出にくくなります。

塗膜が完全に乾く前に水分に晒されると、その箇所が水分を吸収し白濁してしまうことがあります。
雨天時には再発する可能性があるので、最低3カ月程度は雨対策や結露対策を欠かさないようにしましょう。

塗装の膨張も水分の浸入に起因しますが、こちらは下塗り用の塗料を十分に塗れていないことや、下塗り塗料の種類が不適切なことが根本的な原因です。

塗装の不備によって、外部から浸入した水分が蒸発することで、膨らみが生じてしまうのです。
上塗り用の塗料を塗り重ねるまでの期間を長くすることや、シーラーを塗ってから膨れをモルタルで補修して塗装することが有効な対策です。

下塗り用の塗料の塗装が甘いと、上塗り用の塗料が剥がれ落ちる可能性も高まります。
剥離が発生した箇所は塗膜を取り除き、再度下塗りしてから上塗りしましょう。

□外壁塗装を自分で行うメリットとデメリットをご紹介!

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外壁塗装を自分で行う一番のメリットは、費用を安く抑えられることでしょう。

実際に、専門業者に依頼すると30坪程の住宅で、100万円以上かかることもあります。

しかし、自分で施工すれば、合計50万円~60万円程度に抑えられるので、大幅な費用削減になります。

日程調整の必要が無く、好きな時に塗装できるのも魅力です。
さらに、面倒な手続きや打ち合わせが要らないので、施工期間を短くできます。

しかし、高所で行う外壁塗装には、大きな危険が伴うことも忘れてはいけません。
足場の設置が難しいときや危険な箇所の塗装が必要なときは、迷わず専門業者に依頼しましょう。
身の安全は何よりも大切です。

また、知識が浅いと、下地処理が正確に行われない可能性も高まります。
下地の汚れや損傷が適切に処置されていないと、雨水の浸入による住宅劣化に繋がるため、結果的に高額な修繕費がかかることもあります。
下地処理を難しく感じたときは、専門業者に依頼するのがおすすめです。

塗装処理自体の失敗も、自分で塗装するときに起こりがちなトラブルです。

再塗装が必要になると、施工期間が延長されたり、塗料の追加購入によって出費が増大したりします。
塗装箇所や塗料の種類、塗装方法など施工に関する心配があるなら、無理に自分で塗装せずに、専門業者に依頼しましょう。

□まとめ

皆さんの住宅の外観や機能性をより良くするためには、塗装の塗り重ね時間を守ること、塗布量を守ることなど、塗装のポイントを押さえることが重要です。

使用する道具に関しては、それぞれのメリットやデメリットを正しく把握して、自分の技量や目的に合わせて適切に使い分けましょう。

塗料の種類も多種多様であり、それぞれ価格や耐久性、その他の機能性も違うので、お住まいの地域や下地の素材に応じて適切に選択しましょう。

また、けがや体調不良を防ぐためには、自分で塗装するときは塗料の扱いに注意し、安全管理の徹底は欠かせません。
自分にあった道具、塗料を使って、適切な手順で塗装すれば、あなたも素敵な住宅を手にできますよ。

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この記事を書いたのは

代表の久保です

株式会社リペイント匠 代表取締役 久保信也 1982年2月8日生まれ。【プロフィールはコチラ

◆2021年3月18日に、1冊目の書籍となる「家の寿命を20年延ばすはじめての外壁塗装」を幻冬舎から出版。Amazonやお近くの書店でも購入可能。

15歳からこの建築業に携わり、2012年に一般の消費者向けのリペイント匠を設立しました。施工したお客様に必ず喜んで頂けるように、社員教育を徹底し、一軒、一軒を自分の家を塗り替えするように丁寧に一つの作品のように仕上げています。三重県にお住まいで外壁塗装やその他リフォームでお悩みの方はお気軽にご相談してください。

三重県全域(津市・松阪市・伊勢市・志摩市・亀山市・鈴鹿市・四日市市・いなべ市・名張市・伊賀市)での住宅の外壁塗装,屋根塗装,は塗り替え職人直営の「リペイント匠」にお任せください。

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