【後編】はじめての外壁塗装の方のために要点をプロが徹底解説
前回は外壁塗装を考え出した時から適正価格についてまで詳しく書かせていただきました。
「【前編】をまだ読んでいないよ」
という方は、まずは前編を読んでからこちらの後編を読んで頂けると理解が深まると思います。
前回の記事
・【前編】はじめての外壁塗装の方のために要点をプロが徹底解説
今回の後編は見積もりの確認や工事を着工する時の打ち合わせ〜工事完了時の引き渡しまで出来るだけ【実例】も踏まえつつ丁寧に書いていきたいと思います。
長文になるとはおもいますが、前回の記事も含めて、最後まで読んで頂ければ、はじめて外壁塗装をされる方でも外壁塗装について理解出来ると思いますので、最後まで読んで頂ければ幸いです。
この記事を最後まで読むのにかかる時間は約6分程度です。
この他に、疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
外壁塗装の見積もりを頂いたら、内容を業者さんにしっかりと確認します。
確認内容としては、
自分の困っている事を伝えた解決策などの要望がキチンと入っているか?
の確認。
追加料金などがあるのか?ないのか?
などをしっかりと確認していきましょう。
・工事をする時の注意点などの確認
そして工事が始まった時に
「挨拶回りは業者さんがしてくれるのか?着工前だけなのか?完了後も挨拶回りしてくれるのか?」
「支払いは工事完了後全額なのか?着手金などはいるのか?」
「実際に工事始まるまでに色の打ち合わせをする期間はキチンと設けられているか?」
「実際に外壁塗装後の現場など見せていただく事は可能か?」
「工事車両はどこに駐車するのか?」
「トイレなどはどうするのか?」
「施主が不在の時はどうするのか?」
「換気したい時に窓など換気できる様にしてくれるか?」
この辺りは基本として聞いておいた方が良いと思います。
⑵外壁塗装前に大事な色の打ち合わせ
次に外壁塗装で大事な色の打ち合わせです。
前回も書きましたが、一回、外壁塗装をすると最低でも10年ほどは、その色のまま生活する事になります。
イメージ通りの色合いで塗装できれば毎日が楽しくなると思いますが、気に入らない色になってしまったらストレスが溜まると思います。
また色での注意点として「飽きやすい流行り廃りの色合いで外壁塗装をしない」という事が大切かと思います。
10年はその色で生活するという事を念頭において頂き色決めをして欲しいと思います。
参考記事
・人気色TOP20|外壁塗装の色の組み合わせや配色やポイント
人気の色や色の組み合わせなどの参考に上に参考記事を貼っておきますので、ぜひ合わせて読んで見てください。
・色選びのルール
色選びの時のルールですが、これは私個人的に思う事ですが、ゴチャゴチャした色合いよりも、結局、シンプルな配色が本当におしゃれだと感じます。
家の色を決める時には、基礎やサッシなどの色も含めて、4色以内に納めておいて頂いた方が,かっこよく仕上がると思います。
余程、センスがある方ですと問題ないのかと思いますが、全ての方がそうではないと思いますので、ぜひ外壁塗装の色選びの参考にしてください。
・面積効果をしっかりと理解する
面積効果という言葉を聞いた事はありますでしょうか?
塗装だけに限った事ではありませんので、色に関するお仕事をされている方は知っているかも知れません。
簡単に説明すると
「小さな面積では色が”濃く”見えて、大きな面積になると”明るく”見える」
という現象です。
外壁塗装をする際のカタログにのっている色は小さなサンプルです。
その小さなサンプルで色決めをすると少し明るかったかな〜?と思われたりすると思いますので、A4サイズなどの塗り板を作って頂き、外で実際の日光に当てて色を決めていく事をおすすめします。
・外壁塗装で長持ちする「色」
外壁塗装は「色」で長持ちするか?短命になるか?を左右するというのはご存知ですか?
一番長持ちして色褪せがない色は「白」です。
次に長持ちする色は薄めのベージュやブラウン、グレー。この3色が一番長持ちするおすすめな色になります。
理由としては、
①そもそも汚れというのは「中間色」ばかりです。
②そして色褪せが早いのはやはり「濃い色」特に原色系は色褪せが早いです。
この様な理由から薄めのベージュやブラウン、グレーというのが人気になります。
・色分けをする時のポイント
建物の中で外壁に2色ほど使いたいなど、外壁面で色分けされるかたは、凹凸を色分けされる方が非常に多いでです。
例えば、バルコニー部分だけ色を濃い色で塗装する。
玄関のいりずみ部だけ色を変える。などなど。
また縦ラインで色変えされる方も多いです。弊社の塗装事例などにも色々と事例が出ていますので、参考にされてみてはいかがでしょうか?
・近隣さんとのバランスを考える
次に近隣さんとのバランスを考えるという事です。
目立つ方が好きだという方は近隣さんには無い色合いで塗装されるのも良いかも知れませんが、基本的には近隣さんとのバランスを見て色決めする事が大事かと思います。
⑶いざ外壁塗装工事のスタート
色が決まり、着工前の挨拶を近隣さんへしたら、いよいよ外壁塗装のスタートです。
・足場の組み立て
工事初日は大半が足場の組み立てからスタートすると思います。
足場を組み立てる時の注意点は「音」です。近隣さんに夜勤の人などいる場合にはかなりストレスに感じると思いますので、事前に近隣さんへの配慮は必要です。
工事時間・・・1日程度
・高圧洗浄
次に高圧洗浄です。
外壁塗装をする前にしっかりと塗料が密着する様に外壁材を綺麗に洗い流します。
カビや苔がある面は「バイオ洗浄」と言い、抗菌剤をしっかりと塗布してから洗い流し、カビやコケなど根っこから綺麗にします。
※抗菌材と言っても人体に影響する様な薬品ではなく、カビやコケなど生物系の汚れに力を発揮する人体に無害な薬品です。
工事時間・・・1日程度
・養生
次に窓や、玄関ドアなど外壁塗装をしない箇所、塗料が飛んではいけない箇所にビニールで養生をしていきます。
ここをいい加減にすると最後の掃除が大変なので、キチンと養生していきます。
また換気をしたい箇所などあれば、開閉できる様に養生しますので、ご遠慮なくお申し付けください。
工事時間・・・1日〜2日程度
・コーキング打ち替え
次にコーキングの打ち替え工事になります。
旧コーキングを綺麗に撤去して、下塗りをしてから、新しいコーキングを充填していきます。
外壁塗装をする際によく使われるのは、
「ウレタン系」「変成シリコン」
この2つが外壁塗装の際によく使われるコーキングの種類です。
ホームセンターなどでも「シリコン系」のコーキングとか販売していて、お客様がご自身でたまに補修されていますが、
シリコンコーキングはお風呂やキッチンなどに使うコーキングで外壁には全く向いていませんので、ホームセンターでコーキングを購入される場合は「変成シリコン」と書いてあるコーキングを購入してください。
工事時間・・・2~3日程度
・外壁塗装
次に外壁塗装をしていきます。外壁塗装というのは下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが基本です。
下塗りを塗装した時に施主様によく
「あれ?違う色を職人さん塗装しているけど大丈夫?」
と聞かれる事があります。下塗りは無色透明の物や白いものまであるのですが、
下塗りとはあくまで密着材の様な役割ですので、仕上がりの色とは関係ありませんので、現在、外壁塗装をされていて、
「色決めした色と違う色で下塗りされている」
と感じた方は安心してください。
工事時間・・・3日程度
・付帯部塗装
次に付帯部分の塗装工事です。
付帯部分というのは、雨樋やシャッターBOXなど外壁部分とは関係の無い、細かい塗装する部位の総称です。門扉や戸袋、雨戸なども付帯部の一部です。
この付帯部は洋風と和風で塗装する手間・量が違います。
和風の方が木材で出来た面格子など付帯部に木が使われている事や母屋木など量も多いので、
和風のお家の外壁塗装は工事期間も長くなり、工事金額も高くなる傾向があります。
工事時間・・・2~4日程度
・掃除・タッチアップ
塗装工事が完了したら養生を撤去して、最後の掃除や塗り残しなどをキレイにタッチアップします。
この際に2Fの窓など外からキレイにできる機会はあまり無いので、キレイにしておくと良いかも知れません。
工事時間・・・1日程度
・足場解体
次に足場の解体です。
足場を解体したら、足場がある時に塗装出来なかった下屋や下回りの細かい塗装などを仕上げていきます。完了になります。
工事時間・・・1日程度
⑷保証やアフターフォローの確認
そして工事保証などを受け取り、アフターフォローなどの話を聞き工事完了になります。
・外壁塗装以外でその会社で何が出来るのか?
・外壁塗装のタイミングで防水工事をしたい。
・内装の水回りも変えたい
・駐車場を広くしたい
など他の予定している工事もあるのでしたら一緒に聞いてみてはいかがでしょうか?きっとお得に色々親切にしてくれると思います。
⑸引き渡し
そして、最終確認、最終の掃除を終わらせてお客様へ引き渡しとなります。
2021年3月に一冊目の書籍となる「家の寿命を20年延ばすはじめての外壁塗装」を幻冬舎から出版。
インターネットを検索すれば正しい知識、逆に正しくない知識など様々な情報が色々なところで発信されています。大変便利ではあるのですが、
その一方で情報量が多すぎるため、情報を整理しきれず、大切な家の外壁塗装で迷われて、業者選びで失敗する方も見えます。
そんな方のために外壁塗装の全てを一冊にまとめました。
各書店は勿論、Amazonでもお気軽にご購入頂けます。サイズは手に取りやすい新書で価格は800円です。
おわりに・・・
はじめての外壁塗装をするかたに向けて前編、後編と2部で書いていきましたが、理解していただけたでしょうか?
説明が下手な部分もあったかと思いますので、この他に、疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
津市・松阪市・鈴鹿市・亀山市・名張市・いなべ市を中心に三重県全域が施工範囲です。
外壁塗装や屋根塗装、防水工事でお悩みの方はお気軽にお問合せしてください。