【前編】はじめての外壁塗装の方のために要点をプロが徹底解説
「外壁塗装をしなければいけないかな?」
と思われた時にまずはどうしていいのか分からず、
チラシを見て電話したり、突然来た訪問販売の方の話を聞いてしまったり、とりあえずは検索してみようとネットで検索したりと外壁塗装を考え出した時の皆様の行動はバラバラです。
そこで、今回は
「はじめての外壁塗装をする方」
に焦点を絞り、どの様な流れで外壁塗装を進めたら良いのか?を書いていきたいと思います。
最初から最後まで要点を詳しく書いていきますので、長文になると思いますが、
「外壁塗装の説明書」
の様に思って頂いて
「⑴が終わったから次は⑵だな」
と一つずつしてくだされば幸いです。
この記事を読み終えるのに約8分程度です。
この他に、疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
「外壁塗装の時期かな?」
と思われて、
「業者さんに見てもらうのは敷居が高い」
と感じられる方はまずは自分でセルフチェックしましょう。最初から専門業者に見てほしいという方もどの様な状態なら外壁塗装の時期か、を分かっておいても損はありませんので、是非読んで見てください。
・外壁塗装は事前対応が凄く大事
このホームページで何回も書かせて頂いていますが、外壁塗装の時期を書いていく前に、まず知っておいて頂きたいのは
「外壁塗装は基本的に事前対応」
だという事です。
何かが起きてから外壁塗装を考えられると、余分な工事が多くなり、最悪は外壁や屋根の貼り替えになってしまったりと余計にお金がかかります。
「放っておくのは百害あって一利無し」
という事を覚えておいて頂きたいと思います。
・チョーキングや色褪せ
まずは、チョーキングや色褪せですね。
塗料というのは樹脂と顔料を混ぜ合わせられ塗料になっている訳ですが、経年劣化の紫外線などで、この樹脂と顔料が分離して「チョーキング」という現象が起きてきます。
※チョーキングとは壁を触った時に粉状のものが手に付いたりする現象です。
皆さん聞いたことがあるかも知れませんが、最近多い
「ラジカル制御型」
という塗料は、このチョーキングを制御する塗料だと思って頂ければ大丈夫です。
ですので、同じグレードであれば通常の塗料よりもラジカル制御型塗料の方が長持ちする塗料という事になります。
ちなみに「色褪せ」は色によっても全然違うという事はご存じですか?
最も色褪せがしないのは「白色」です。
そして最も色褪せがしやすいのは、赤や緑、黄色などの「原色」です。
そして「汚れ」というものは「中間色」が非常に多いために、皆さんは、汚れなどを考慮されて中間色である明るめのベージュやグレー系などの色を使われる方が多いです。
この「チョーキングや色褪せ」が出てきたら外壁塗装をする一つの合図です。
・カビやコケ
カビやコケは基本的に「風通しが悪い」「日が当たらない」所に繁殖します。カビやコケがあるからすぐにでも外壁塗装をしなければならない訳ではありませんが、築10年以上経っているなら考え出してもいい時期です。
・鉄部のサビ
家の鉄部と言えば、水切り、雨戸、戸袋、シャッターBOX、屋根材などに使われている事が多いですが、住宅の鉄部に共通していえる事は
「鉄の厚みが薄い」
です。
ですので、腐食してサビてくると、穴があくまでが早いので、サビている個所を見つけたら早めに処置する事をおすすめします。
・塗膜の膨れ、割れ
次に「塗膜の膨れや割れ」ですね。
塗膜の膨れや割れには様々な要因がありますが、一番多いパターンは塀やコンクリート造の外壁ではないかと思います。
他には、ゴツゴツしている外壁材に下地をしっかりとせずに外壁塗装した場合に起きる「熱膨れ」などが多いのかと思います。
膨れや割れが起きている場合も躯体自体の耐久性に影響を及ぼす可能性が非常に高いので、外壁塗装を考える時期としては、優先順位は高いのかと思います。
塗膜の膨れや剥がれがある場合は、お近くの専門家に見てもらう事をおすすめします。
・コーキングのひび割れ
次に「コーキングの割れや剥がれ」です。
コーキングの割れ方でを見ると前回のコーキング工事が悪かったのか?
そもそもコーキング材が良いものではないのか?というのは私たちプロが見ればすぐに分かるものなのですが、一般の方ですと分からないと思います。
コーキングの下にはジョイナーという金具があり、その中に侵入しても防水シートがありますので、
一部を覗き、すぐに雨漏りになるという事はありませんが、外壁材がダメになってしまったり、外壁を止めている木材が腐食したりしますので、出来るだけ早めに工事を考えられることをおすすめします。
築10年以上であれば、外壁塗装も一緒にするとお得になりますので、コーキングと外壁塗装は一緒にする事をおすすめします。
・外壁材のひび割れ
次に「外壁材のひび割れ」です。
我々は「クラック」とひび割れの事をいう事が多いです。
外壁材にひび割れがある場合も上のコーキングと同様に外壁材の寿命が急激に早くなったり、中にある、
木材を腐食させる可能性がありますので、早急に処置する事をおすすめします。
特に「縦」ではなく「横のひび割れ」には注意が必要です。
雨水の侵入してくる面積も大きくなり、雨漏りの危険性もグッと上がるからです。
・外壁材の反り
「外壁の反り」というのは、上に書いたような状態を放置して、既に外壁材に雨水が染み込んでいて、夏の暑さなどで乾いたり、雨水を吸い込む事を繰り返す中で起きてくる症状です。
少しの反りですと、下地調整で外壁塗装をする前に私どもでも直したりしますが、しっかりと直らない場合もあります。
ここを更に放置しておくと、
外壁材が更に反り、雨水もドンドン侵入して、中の木材が腐り、外壁材+下地の木材もやりかえ工事という事になります。
そうなると外壁塗装の2.5倍~3倍ほど費用がかかりますので、まだ間に合う間に、すぐにでも専門家に相談する事をおすすめします。
・その他の不具合
その他の不具合でも結構あるのですが、一番よく言われる事は、「雨漏り」です。
雨漏りを直すの時に足場がいる事も時々ありますし、たとえ足場がなくても大丈夫な時でも、雨漏り修理と同時に外壁塗装を考えられる方が多いです。
雨漏りというのは、工事金額なども工事内容によりバラバラですし、工事をしても「再発したらどうしよう…」など不安の多い工事でもあります。雨漏りを修理する際は経験豊富でしっかりと保証、アフターフォローのある会社を選んで工事を依頼しましょう。
「ベランダや屋上の防水が傷んできたので、一緒に外壁塗装も見積もりしてほしい」
「屋根塗装と一緒に外壁塗装もしたい」
という様な相談が多いです。
⑵他にも工事が必要でないかをチェック
どうせ工事をするなら外壁塗装と一緒に考えた方がお得かもしれません。
例えば、
「外壁塗装もしたいけど駐車場も広げたい」
と思われている方でしたら、外壁塗装と外構工事を一緒にお願いする方がたとえ数万円でもお得になると思います。
外壁塗装工事をする時には
「他に近々工事するものはないか?」
を考えて頂きたいと思います。
⑶外壁塗装の目的をはっきりとしておく
次にぼんやりとでもいいので、外壁塗装の目的を考えておく事も大事かと思います。
・コスパ重視
ある程度長持ちする塗料で価格も抑えた商品で外壁塗装がしたい。
今ですとフッ素塗料などが一番多く売れているので、どの塗料メーカーも
「価格と耐久性のバランスのとれたフッ素塗料」
を開発するのに努力されているのだと肌で感じます。
またもう一つ下のグレードの「シリコン塗料」もコスパ重視の方にはおすすめの商品になります。2020年の去年はコストパフォーマンスが良いと一番売れた塗料でした。
・長持ち効果重視
出来るだけ長持ちさせたいという方ですね。長期的に考えるとこの考え方の方が実はお得なのです。
考え方としては、安めの塗料で2回外壁塗装するよりも、長持ちする塗料で1回外壁塗装したほうが断然にお安くなるからです。
今現在で長期的に長持ちさせる塗料でおすすめなのは「無機塗料」です。
名前の通り「無機質」という意味で、ガラスや陶器、石など紫外線で劣化しないものを表しています。
しかし、この塗料の欠点は「硬い塗料」という事です。シリコン樹脂などを配合させて柔らかくして塗料にしていますが、コーキングなどの上に塗装すると塗膜の割れは出てきてしまいます。
ですので、コーキングの色も外壁塗装する上塗りの色に合わせて調色しておく事をおすすめします。
・汚れ効果に特化した塗装
次に「汚れに特化した塗料」というものもあります。
私が外壁塗装をさせて頂いたお客様を回っている事で気づいたのですが、
私たちから見た長持ちは、「塗膜の防水性など塗膜自体」にフォーカスを向けていますが、
お客様にとっての長持ちは「耐久性=汚れや色褪せ」と考えられる方が多かったのです。
それから弊社では、汚れに特化して、尚且つ長持ちもするという塗料が現在は主流になっています。
・暑さ対策重視
次に「暑さ対策の塗料」です。
世の中には暑さ対策の「遮熱塗料」や「UVカット塗料」というのは、数えきれないほどあります。むしろ、どのカタログを見ても書いてあるので、遮熱性のない塗料を探す方が難しいほどです。
遮熱性というのは、体感出来なければ何の意味もないと私は思っています。
しかし、その多くの遮熱塗料の中で
「どれだけ体感出来るのか?」
というと片手で数えられるほどだと私は思っています。
「ハッキリ言ってあとは体感なんて出来ません。おまけみたいなものです」
その中でも私が11年間ずっとお客様に提案し、選ばれ続けている「機能性塗料ガイナ」というのはおすすめの商品になります。未来は分かりませんが、現在では、ガイナ以上に体感できる遮熱塗料は無い、と言っても過言ではないと思います。
・防水効果
中には雨漏りがしていて、防水効果のある塗料で外壁塗装をしたと考えられている方もいるかも知れません。
そんな方に少し読んで頂きたいのですが、「雨漏り」というのは、キチンと直せば問題ないので、防水性の高い塗料ばかりにとらわれない方が良いと思います。
例えば、コンクリート造の建物で屋上の防水層から雨漏りが起きていたとします。
しっかりと屋上を乾かして、防水工事をしたとしても建物に雨水が残っていれば、夏の熱などで「塗膜の膨れ・塗膜の割れ」など引き起こしてしまう可能性もあります。
そしてそこからまた雨水が侵入すれば同じことを繰り返しますので、外壁塗装は防水性というより、逆に透湿性の高い塗料を選ぶべきだと思います。
防水効果を求められている方の多くは「雨漏り」が原因だと思います。
しかし、雨漏りは色々な要因で起こるものですので、ここで全てを説明する事は不可能ですが、気になる事や聞きたい事などあればお気軽に会社のフリーダイヤル0120-804-902まで「ホームページみたのですが…」とお電話ください。
⑷外壁塗装する時の「色」もある程度イメージを決めておく
外壁塗装を考え出した時に一番時間をかけたいのは、この「色選び」です。
外壁塗装をしたら最低でも10年ほどは、決めた色で過ごすわけですから当然と言えば当然だと思います。
ですので、業者に焦らされるのも嫌だと思うので、事前に色々な家を見て回ったり、ネットで検索したりして、
「どんな色orイメージの家にしたいのか」
をしっかりと自分の中で決めておくことが大事だと思います。
アナログ的ですが、家の外観を写真で撮り、白黒印刷をして、色鉛筆などで塗り絵をすると自分の家に合うかどうか?
結構分かりやすいのでおすすめです。個人的にはカラーシュミレーションで見るよりも分かりやすいと感じています。
ぜひ、休日などご夫婦でドライブや散歩のついでに色々と住宅街を見回り、「どんな色にしようか」など想像しながら散歩やドライブを楽しんでください。
⑸失敗しないためには業者選びが9割以上という真実を把握する
外壁塗装で失敗しないために大切な事は高スペックな塗料やカッコの良い提案書、カタログではありません。
外壁塗装で一番大切な事は「業者選び」です。
この業者選びで外壁塗装が成功するか、失敗するかが9割決まってしまうと言っても過言では有りません。
塗料などの勉強よりも業者選びに注力して頂き皆様の外壁塗装が後悔しないものになる事を願っています。
⑹いざ業者に見積もり依頼をする
では外壁塗装の中で9割が業者選びで左右するという話をさせて頂きましたが、実際にどんな会社にお願いするべきか?
あくまで参考程度ですが、最後まで読んで頂ければ幸いです。
・知人の紹介や地域の評判
まず何より安心なのは、地域の知り合いや知人が外壁塗装をしていたら話を聞いてみる事が大事だと思います。
その知り合いや知人が相見積もりをしていたなら、どこの会社がどうだったか?など教えて頂けるのであれば、
「外壁塗装をこれからしたい事を伝えて、参考にさせてください」
と教えて頂けるかと思います。
そして、その知り合いや知人の方が決めた業者で外壁塗装をして満足をしてくださっていたら、ネットやSNS、YouTubeもしているのであればYouTubeなどでも人柄など色々と得られる情報は多いと思います。
そんな色々な情報を集めて、そこの業者に話を聞いてみる事をおすすめします。
・地元の専門業者
「そんな知り合いなんていないよ…」
という方は、地域に根付いた専門店で尚且つ、塗装専門の職人を雇用していて、職人の情報が多く掲載されている所に話を聞いてみては如何でしょうか?
なぜ職人の情報が多い方がいいのか?
塗装専門の職人で雇用している職人の方がキチンと教育がされている会社が多いからです。
ですが、「塗装専門の職人で施工」と書いてあっても信用できない場合があるからです。
こちらもホームページのブログやSNS,YouTubeなんかで何か得られる情報が多いはずです。胡散臭い会社は雰囲気で感じ取れると思います。
・外壁塗装実績の多い業者
次に何と言っても「色々な建物、色々なケースで外壁塗装の実績の多い会社」に話を聞いてみる事をおすすめします。
やはり、建物によっても様々なトラブルになる要因はありますし、最近ですと外壁材や屋根材など材料が元で通常の外壁塗装をした場合にトラブルが起きる事が多いです。
そのために様々な建物や色々なケースでも問題なくこなせる、技術力や知識が不可欠だからです。
・健全な経営
次に「健全経営を行っている会社」という事も非常に大事になります。
私たちがお客様の所でよく耳にするのが、
「以前、外壁塗装をしてもらった会社が連絡がとれなくて…」
「建物を建ててもらった会社が倒産してしまって…」
という様な話をよく耳にします。
塗料というのは工場生産で、極稀に塗料自体に不良品が混じっている事があります。
そんな場合はどれだけキチンと施工してもムラになったりしてしまいます。
そんな時に施工してもらった会社が潰れているとかでは話にもならないと思いますので、健全に経営しているという事は大切な一つの指標になると思います。さて、健全な人とはどんなどの様な状態の人の事でしょうか?
①考え方や行動が偏らずに調和がとれている人。 ②心身共に健康である事。 ③自分の事よりも相手のことを優先できる人。 |
これらを会社経営に置き換えた時に「財務・人材・教育・思考」の健全性が会社の健康状態となります。
そこから私が考える「健全経営」とは会社が倒産する様な事にならず、人材厚く、常に教育がしっかりとされ、後ろめたいことはなく、正々堂々と真っ直ぐである事です。
お客様への強い責任感があるなら、そうあるべきだと思っています。
そうした根本的なものがあるからこそ、常に良い仕事を提供して、末長くサポートし続けられるものだと思うのです。
・保証やアフターフォロー
次に保証やアフターフォローをしっかりとしている会社を選ぶことも大事な事です。
外壁塗装工事をしてやりっぱなしという会社も非常に多いのが現実です。
そして外壁塗装というのは本当の良さは5年ほど経って初めて分かるものです。施工に自信がある会社ほどしっかりとサポート体制を整えているはずです。
・知識力・技術力
上の方でも書きましたが、最近では
「特殊なコーティングがされている外壁材」
また、ノンアスベストの屋根材が多く
「経年劣化で脆くなりやすい塗装できない屋根材」
なども多く出ており、常にアンテナを立て新しい塗料や外壁材、屋根材の情報を知っておく「知識力」が必要です。
そして知識だけではなく、問題が起きやすい外壁材や屋根材を見た時にしっかりと施工できる「技術力」も持っていなくてはいけません。
・提案力
最近では「デザイン塗装」などおしゃれに仕上げる工法・塗料なども各塗料メーカーから販売されております。
私どもでは、そんな「デザイン性」と「耐久性」を意識してお客様に常に提案する様に心がけています。
⑺外壁塗装の適正価格とは?
外壁塗装をする時に一番気になるのがこの「外壁塗装の値段」だと思います。外壁塗装の見積もりというのは複雑に見えますが、大きく分けて実は5つに分ける事が出来ます。
ここでは、築10年、30坪程度の洋風のお家を想定して書いていきたいと思います。
その5つについて書いていきたいと思います。
①足場工事
まずは足場工事です。足場工事とは足場の組立、解体作業ですね。下からでは目に見えない細かい所までキレイに塗装するために必要不可欠な工事になります。
■工事金額・・・約12万円
②下地処理
下地処理というのは洋風のお家ですとメイン工事になるのは「コーキングの打ち替え工事」になります。
コーキングというのは外壁材と外壁材の隙間1cm程度にあるゴム状のものを指します。
このコーキングは建物を雨水から守る大事な部位ですので、古い旧コーキングはキレイに撤去して新しいコーキングを充填します。
■工事金額・・・約15万円程度(メートル数によって前後します)
③外壁塗装
次に外壁塗装工事です。
外壁塗装というのは下塗り、中塗り、上塗りの3工程で基本は組まれています。
外壁の材料や傷み具合により、密着が悪いと判断した場合は、下塗りを2回塗装する事もあります。その後は中塗り、上塗りと通常通りです。
※ココでの注意点は「中塗りと上塗りの色変えをしない」という事です。普通に考えて頂ければ分かる事ですが、表面にある上塗りから劣化して薄れていきます。その時に中塗りが違う色で塗装している場合に「ムラ」に見えてしまう事があるからです。
手抜き工事を見抜くために色変えをすると言われる会社もあるようですが、中塗りと上塗りで色変えをする時は同系色の出来るだけ近い色で色変えをする事をおすすめします。
そもそも、疑わしい業者に依頼するべきではないと思います。
■工事金額・・・約30万円程度(一般的なシリコン塗料の場合)
④屋根塗装
屋根塗装も外壁塗装と一緒で基本は下塗り、中塗り、上塗りの3回ですが、屋根材は外壁材と違い塗料の吸い込みが多い材料が多く、下塗りを3回ほど塗装しなければキチンと密着しない場合が多いのでその辺りが注意が必要です。
理由としては、屋根というのは外壁よりも紫外線を浴びている時間が長く、外壁材よりも痛みが早いです。
そして屋根材など普段は見えませんので、お客様は外壁の状態で塗装時期を判断されます。
その外壁材が塗装時期にきているという事は屋根材はかなり経年劣化している状態です。
そして屋根材には外壁材よりも多くの種類があり、劣化すると吸い込みの多い材質ばかりなのが理由になります。
■工事金額・・・約15万円程度(一般的なシリコン塗料の場合)
⑤付帯部塗装
付帯部分とは一般の方には聞きなれない言葉だと思いますが、外壁以外の細かい塗装をしなければいけない部位の事を言います。
注意点としては、何回か私も見たことがありますが、この付帯部分も外壁と同じ塗料で塗装してしまっている場合です。
付帯部分というのは基本、溶剤で塗装しなければいけない所ばかりです。
外壁塗装を水性塗料で塗装して、そのついでに付帯部分までこの水性塗料で塗装してしまうと数年後に剥がれてしまうからです。
■工事金額・・・約15万~20万円程度(塗料のグレードや付帯部の多さによって変わります)
※付帯部とは、外壁以外の雨樋やシャッターBOX、雨戸、戸袋など細かい塗装する部分の総称になります。
2021年3月に一冊目の書籍となる「家の寿命を20年延ばすはじめての外壁塗装」を幻冬舎から出版。
インターネットを検索すれば正しい知識、逆に正しくない知識など様々な情報が色々なところで発信されています。大変便利ではあるのですが、
その一方で情報量が多すぎるため、情報を整理しきれず、大切な家の外壁塗装で迷われて、業者選びで失敗する方も見えます。
そんな方のために外壁塗装の全てを一冊にまとめました。
各書店は勿論、Amazonでもお気軽にご購入頂けます。サイズは手に取りやすい新書で価格は800円です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、はじめての外壁塗装の方のために色々なポイントを書かせて頂きました。
一つの記事では書ききれませんでしたので、【前編】と【後編】に分けさせて頂きました。
後日、後編を書きますので、よろしくお願いします。
この他に、疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
津市・松阪市・鈴鹿市・亀山市・名張市・いなべ市を中心に三重県全域が施工範囲です。
外壁塗装や屋根塗装、防水工事でお悩みの方はお気軽にお問合せしてください。