石調、外壁塗装、リペイント匠

外壁塗装に絶対に使ってはいけない塗料!伊勢市の塗装業者が解説

外壁塗装で使う塗料

「ピンポーン」「は〜い」

「この塗料は20年の耐久性があり、セラミックの天然石で出来ている塗料になります。

ここはよく目立つ立地ですし、他の方には内緒ですが、200万円のところ今契約を頂けたら、この近くに現場があり足場を移動する手間が少ないので、足場代は無料にできますし、150万円で塗装しますよ」

なんて甘い言葉をかけてくる訪問販売にあったことはありませんか?

この20年の耐久性で高級感のあるセラミック塗料ですが、個人的には絶対に戸建て住宅では使わないほうがいい塗料だと思っています。

それはなぜか?この天然石入りの高級な塗料がどういうものか?を詳しく書いて行けたらと思います。

この他に、疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。

なぜこの塗料を外壁塗装で施工しないほうがいいかというと10年後の再塗装の時が大変だからです。

この天然石が配合されている高級感のあるセラミック塗料のことを私たちは「石調」と読んでいるので、ここからはこの塗料を「石調」と読んで説明していきます。

私も職業柄この石調で外壁塗装をされて、2回目の外壁塗装で「一回見に来て」と言われる事が多いのですが、見にいくとさほど何も不具合のないお宅と凄い状態になっているお宅を見る事があります。

なぜこのように何もなっていないお家と凄い状態になっているお家で別れるのかは分からないのですが、確実に言えることはこの「石調」は絶対に外壁塗装で使うべきではないということです。

①そもそもそんな重たい塗料を外壁塗装するように外壁材は設計されていない

津市、塗装職人、リペイント匠

この塗料はすごく重たい塗料を吹き付けして仕上げる塗料になります。そのため、この石調を吹き付けする前に足場の上に塗料の缶を配ってから、吹き付けする事が多いと思います。

㎡何キロかは分かりませんが、予測でも1㎡にたいして何十キロと荷重がかかっていると思います。

外壁材はそんなに荷重がかかる様には設計されていないと思いますので、サイディングなど釘打ちされている様な外壁材ですと反ってきたりするかも知れません。

この様に外壁に負担がかかってしまうという点からも特に戸建て住宅の外壁塗装には向いていません。

②天然石がボロボロと剥がれてくる

営業マンの方がどの様にお客様に言われるかは知りませんが、私どもが「石調」で外壁塗装したお家に2度目の外壁塗装のご相談でお邪魔すると必ずといって良いほど、その天然石は地面に落ちていて、外壁の表面は石がボロボロに落ちているので、ガタガタになっている場合が多いです。

その天然石は20年の耐久性があるのか知りませんが、外壁材とくっつけているのは「のり」でくっつけている訳で、20年後に天然石が外壁にくっついている可能性は極めて低いと思います。

このあとの外壁塗装する時のガタガタな不陸調整(下地調整)が大変ですので、下地処理にすごくお金がかかります。また再塗装の場合は一色になる事が多いので、美観的にも良くはなりません。この様なことからも「石調」でも外壁塗装はおすすめしません。

③コーキングの打ち替えが大変

石調、外壁塗装、リペイント匠

この石調で外壁塗装をした後に、再塗装しようとすると「コーキングの打ち替えも凄く大変になります」なぜかと言いますと石調を最初に塗装した場合は、コーキングの部分も関係なしに石調を吹き付けするので、再塗装の時には、この天然石を剥がしながら下にあるコーキングを撤去しなければいけません。

出来ないことはないのですが、通常のコーキングの打ち替えと比べると遥かに大変な作業になってしまいます。この再塗装の時にコーキング代が多くかかってしまうことからも石調の外壁塗装はおすすめしません。

④再塗装すると膨れる

津市 外壁塗装 リペイント匠

なんといっても一番「石調」で外壁塗装をしないほうが理由はこれです。

石調は石や砂利などを「のり」と混ぜ合わせ出来ている塗料です。その「のり」が経年劣化でなくなれば剥がれたりする訳ですが、その隙間全て下塗りが入り込んでおらず外壁塗装し空気層が残ると、夏場の熱で膨張して、塗膜が膨れることが起きます。

ですが、現実的にはボロボロになった石調の全ての隙間に下塗りをキチンと出来るかというと難しい状態の場合もありますので、石調の再塗装=塗膜の膨れは多少覚悟しておいたほうがいいかも知れません。石調の再塗装するための専用の下塗り材などが出来れば良いのですが…

この様な外壁の膨れからも石調の外壁塗装はおすすめしません。

⑵ア〇モス塗料は?

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最近、YouTubeの質問なんかからも「ア〇モス塗料はどうなんですか?適正価格は?」と質問を受けることも多いのですが、私は使用した事がないので、あくまで個人的意見だと参考レベルに見てください。

分からなかったので調べました。このア〇モス塗料というのも調べている限り「石調」塗料だと思いますので、上に書いたことと同じ事が言えます。

耐久性などは???ですが、揺れが多く、その揺れに追従されているサイディングなどの外壁ですと戸建て住宅には向かないことは確かです。

おわりに

今日は外壁塗装に絶対に使ってはいけない塗料に関して書いて見ました。「見た目」「お得の演出」「耐久性」「高級感」などに惹かれて、契約をしてしまうお客様も多いのですが、この記事を見てくださった皆様は、石調をで外壁塗装をしないことをおすすめします。

通常の塗料でもチップ入りのおしゃれな塗料など多彩色塗料、薔薇の香りがする塗料などいろいろとおしゃれな塗料は各メーカーから販売されていますので、この様な普通の塗料で外壁塗装されることをおすすめします。

出来るだけ詳しく書いたつもりですが、分からないことなどあればいつでもお問い合わせください。

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この記事を書いたのは

代表の久保です

株式会社リペイント匠 代表取締役 久保信也 1982年2月8日生まれ。【プロフィールはコチラ

◆2021年3月18日に、1冊目の書籍となる「家の寿命を20年延ばすはじめての外壁塗装」を幻冬舎から出版。Amazonやお近くの書店でも購入可能。

15歳からこの建築業に携わり、2012年に一般の消費者向けのリペイント匠を設立しました。施工したお客様に必ず喜んで頂けるように、社員教育を徹底し、一軒、一軒を自分の家を塗り替えするように丁寧に一つの作品のように仕上げています。三重県にお住まいで外壁塗装やその他リフォームでお悩みの方はお気軽にご相談してください。

三重県全域(津市・松阪市・伊勢市・志摩市・亀山市・鈴鹿市・四日市市・いなべ市・名張市・伊賀市)での住宅の外壁塗装,屋根塗装,は塗り替え職人直営の「リペイント匠」にお任せください。

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