外壁塗装で予測される7つのトラブル例-三重外壁塗装相談室
弊社のことではありませんが「外壁塗装で起きやすいトラブル」について書いていきたいと思います。私自身何かをする時に、成功例より失敗例から学ぶ事が多いので、まず失敗例を検索してしまいます。
外壁塗装をお考えの方で「外壁塗装をする前に失敗例を見ておきたい」という方もいると多いと思いますので、今回は外壁塗装で予測されるトラブル、トラブルを回避する方法などを出来るだけ詳しく書いていきたいrと思います。
わかりやすい様に書いていきますが、長文になると思います。最後まで読んで頂ければ、皆さんが外壁塗装をする際に必ず参考になると思いますので、最後まで読んで頂ければ幸いです。
この他に、疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
では、具体的に外壁塗装で予測されるトラブルに関して書いていきたいと思います。またトラブルに遭わないための方法も書いていきますので、合わせて見て頂けると幸いです。
・希望していた色に仕上がらない
まずは、「希望していた色に仕上がらなかった」です。これは外部の足場を解体して、日光が当たると特にわかりやすいのです。希望していた色に仕上がっていないと思われるということは事前に打ち合わせがしっかりとされていない事が理由の一つだと思います。
外壁塗装の際の色選びは、小さなサンプルだけで色合いを決めてしまわずA4サイズの見本版を使い、屋外で太陽の光などに当たったときなども見ながら決めていきましょう。焦るとろくな事がないと思います。
特に室内で外壁塗装の色決めなどをしてしまうと、電球の色などによっても見え方が変わってしまいますし、室内ではイメージしにくいと思いますので、屋外にA4サイズの見本版を外壁に当ててみて、見ていただくほうが失敗が少ないと思います。
またどうしてもイメージしにくい場合は「試し塗り」を1平米(1m✖️1m)ほど塗装してもらうとわかりやすいかもしれません。
・カラーシュミレーション
当社ではiPadを使いカラーシュミレーションすることは可能なのですが、カラーシュミレーションで色決めすると、実際の色との微妙な違いから、見え方が変わってしまいますので、当社では、「どうしてもカラーシュミレーションを」と言われない限りあまり使っていません。
カラーシュミレーションはあくまで参考程度に見て頂くことをおすすめします。
・トラブルを回避するために
この希望の色で外壁塗装出来なかったというのを回避しようとするなら、2つの事が大事になってきます。まず1つ目は「事前の打ち合わせをしっかりする」ということです。好きな色ばかりを使うということではなく、あくまで屋根まで含めた全体的なイメージが大切です。
・人気色はグレー、ブラウン、ベージュです。
そんな外壁塗装の色でも最も人気なのが、グレー、ブラウン、ベージュです。外壁に付く汚れというのは中間色が多いことからこの3色が最も人気な色になります。
この3色が90%くらいの当社の外壁塗装で使用されています。特に玄関先のタイルなどにグレーが多いのはこうした理由からです。
・近所の散歩
カタログやネットばかりでなく、ご近所を休日に散歩がてらぶらぶらと見にいくのもおすすめです。写真やカタログよりも実際に目で見るとより具体的に自分の家の完成図が頭に浮かんでくると思います。
・2つ目のトラブル回避方法
2つ目は「外壁塗装が始まってから、しっかりと職人と打ち合わせ」ということです。外壁の色などが決まり、いざ、外壁塗装がスタートすると「ポストはどうしよう…」「塀はどんな塗料が使えて、そんな色があるのかなぁ」など結構、細かな色決めがあるものです。
「でも、普段は仕事で日中いないんだけど…」こういうように思われる方も多いと思います。お家を仕事などで留守にされる方は、「交換日記」などを使い職人とコミュニケーションをとっていただきながら塗装工事を進めています。
※弊社の場合、打ち合わせをしていないからといって勝手に色を決めて塗装するなんてことは、あり得ませんので、ご安心ください。
⑵手抜き工事によるトラブル
・手抜き工事によるトラブル
次に手抜き工事によるトラブルです。今回は「知識不足のトラブル」も含めて、書いていきたいと思います。
知識不足による外壁塗装のトラブルですと、シリコンのコーキングというのは塗料が密着しないのですが、そこを知らずに塗装してしまった。
など細かい部分はありますが、大きいトラブルケースでいうと最近では「難付着サンディング」に通常の外壁塗装をしてしまった。というケースが大問題になるトラブルです。
この難付着サイディングという外壁材は最近、外壁塗装をする物件でも件数は多く、知識がない、見極めができない、ですと高確率で「サイディングの外壁の張り替え工事」になってしまいます。
この外壁材は「塗膜が付着しにくい」という意味で「難付着」と呼ばれていますので、昔は全て電動工具などを使いケレン作業で表面のコーティングを綺麗にしてから外壁塗装していましたが、今は、難付着用の専用の下塗り材がありますので、専用の下塗り材を使います。
間違えて通常通り塗装した場合は、早ければ次の日には、外壁塗装した箇所にガムテープを貼ると、塗膜が恐ろしいほどに剥がれてきます。
他にも「3回塗りを2回塗り」した「見積書と実際に現場で使う塗料が違う」なんて本当の手抜きは論外なので、あえて説明はしないでおきます。
・トラブルを回避するために
わざと手抜きする場合でも、知識のないトラブルも、やはり「しっかりと施工実績がある」「技術力がある」「お客様のことを第一に考える会社」という事がすごく大切なのではないか?と思いますので、そのあたりで、しっかりと信用できる会社に外壁塗装はお願いしましょう。
しっかりと信用できる会社であれば「手抜き」するようなことはないと思います。
⑶錆が出てきた・剥がれてきた
「塗装して1,2年で錆が出てきた」
これは単純に下地処理がキチンとされていない+専用の下塗りがしていない
という事が原因です。
錆がひどい個所には「錆止め」ではなく「サビキラー」という錆転換材がありますので、そちらをおすすめします。このサビ転換材は、赤サビを黒サビに転換し劣化を止めるという特徴があります。
個人的には、軽いサビやサビていないところに錆止めを塗るのは良いと思いますが、サビが酷い所にサビ止めはおすすめしません。
「塗装した個所が膨れたり、剥がれてきた」
こちらもサビと同じように、知識不足という事が非常に多いのではないかと思います。特にこの塗膜の剥がれや浮きは、業者にとっても保証しなければいけない範囲だと思いますので、わざとする事は少ないと思います。
原因と対処法
原因
原因は、コンクリート造のお家や塀などに多い事なのですが、分かりやすく塀で言いますと、塀というのは地面に隠れて見えないですが、倒れないようにベースというコンクリートの塊があります。
そしてそのベースが雨などの地面の水分を吸い上げて、逃げ場を求めようとしても、土から上にある塀の全体が塗膜に覆われていたらどうでしょう?
塗料というのは外からは色々な試験をして強く作られていますが、内からは考えられていません。
ですので、夏場などベースから吸い上げた水分を蒸発させようとしても、
「逃げ場がなく、塗膜が膨れてきたり、割れたりするのです」
対処法
どうして塗装したい場合は「透湿性」の高い塗料を塗装するようにしましょう。
例えば基礎を塗装するような塗料ですと、内側からの事も考えられて作られているので、いいと思います。
その他
他にも「熱膨れ」など下地がスタッコなど、おしゃれな外壁でガタガタの所にしっかりと下塗りを塗りこまれていないと外壁と下塗りの間に空気層が出来熱膨れという現象が起きる事もあります。
⑷塗装したら雨漏りがしてきた
屋根などに多いのですが、
「塗装をしたら雨漏りがしてきた!」
という事例です。
おかしな話ですよね。キレイにしようと塗装を依頼したはずが、雨漏りを起こして住宅の躯体に影響するようなトラブルが起きる。
この原因は、本来、塗装するのに向いていない屋根などに塗装したことが原因です。
「向いていないだけで、やり方はある」という場合が多いですので、基本的には悪意のない知識不足も原因のひとつかと思います。
上の写真のアーバニーと呼ばれる屋根などは、
・割れやすい
・縁切りが出来ない(コストがかかりすぎる、美観が悪くなる)
このような原因から雨漏りが起きやすい屋根材になります。
⑸最後の掃除がされていない
私が2回目の外壁塗装でお客様に呼ばれていくと、たまに
「前回の塗装時に塗料が飛び散っていて掃除がされていない」
と思う事があります。
前回の外壁塗装がどんな経緯かも知らないので、勿論、お客様には何も言いませんが、こういうのを見ると少し「なんで??」とよく思います。
最後に少し見回りしてキレイにしたらいいだけなのに、「なぜそのひと手間を惜しむのか?」がよく分かりません。
⑹追加料金によるトラブル
・追加料金の請求によるトラブル
次に追加料金にたいするトラブルです。「ここも外壁塗装の工事の中に入っていると思った」「外壁塗装をしていると急にここも直したほうが…」と言われ追加工事になった。
など今はこんな時代なので、最初に安く受注し、後々、追加請求が多くなるといったケースもある様ですので、気をつけましょう。
・トラブルを回避するために
悪意のある追加料金以外ここは「完全に業者の外壁診断ミス」だと思います。お客様が「塗装の予定だったけど交換して」などお客様が追加を望む以外で追加工事が出るということは、外壁診断に行った時に、お客様宅をしっかりと見ていなかった業者のせいだと思います。
外壁塗装というのは、ほとんどのお客様が初めての経験です。例えば、私たちは外壁塗装と防水工事は別物だと分かっていますが、お客様から見れば「全部ひっくるめて外壁塗装じゃないの?」と思われたり、外壁塗装と付帯部(雨樋や雨戸などの総称)は別物ですが、お客様からみれば「まとめて外壁塗装」なのだと思います。
この様なことを業者がお客様に寄り添い、理解して、配慮する必要があるのではないか?と常々思います。
私に言わせれば、こんなんは、そのあたりも踏まえて「全部業者のせいです。」工事前に現地を見にいったのであれば「見れていません」は通用しないでしょ。と思います。
⑺ご近所さんとのトラブル
外壁塗装をする際のご近所さんとのトラブルにはパターン化したものがあります。「音」と「高圧洗浄の水」です。
・ご近所さんに配慮する「音」
この外壁塗装で予測されるトラブルで、ご近所さんとのトラブルではこの「音」というのは注意しなければいけないポイントの一つです。
足場を組み立てする工事の初日、外壁塗装が終わり、足場を解体する日、高圧洗浄する時のエンジン音がうるさい工事の2日目。この3日間は足場の場合は金属性の足場材をハンマーで叩いて組み立て、解体するので大きな金属音がします。
また工事2日目の高圧洗浄時には、大きなエンジン音がします。
・ご近所さんに配慮する「洗濯物」
また高圧洗浄で気をつけないといけないのは、音だけではありません。高圧洗浄時は足場のシートの隙間から外壁を洗っている水が飛散する恐れがあります。
・トラブルを回避するために
「音」に関しても「洗濯物」に関しても必ず工事着工前にご近所さんへ説明にいく挨拶回りをしなくてはいけません。挨拶回りに関しては、業者側がいくことが一般的ですが、お客様自身もいきたい場合はお気軽にお声がけください。
おわりに
いかがだったでしょうか?
今日は外壁塗装で予想されるトラブルについて出来るだけ詳しく書かせていただきました。
他にもご近所さんとトラブルになりやすいこともあると思いますが、共通して言えることは、お客様は初めての外壁塗装だと分からないことだらけなので、業者のお客様や近隣さんへの配慮が必要だと思います。
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