外壁塗装の剥がれや膨れについて伊賀市の塗装業者が徹底解説!
外壁塗装をして数年して外壁や塀などを見て塗膜の「剥がれ」や「浮き」「膨れ」などでどうしたらいいのか?悩んで見える方はいないでしょうか?
そんなに頻繁ではありませんが、リペイント匠にお問い合わせいただく中でも年に数回、外壁塗装の膨れや剥がれについて悩んでお問合せくださるお客様が見えます。
そんなトラブルが減れば幸いです。
出来るだけ詳しく書いていきますので、長文になりますが、最後まで読んで頂ければ外壁塗装の剥がれや膨れ、浮きなどについて詳しくなりますので、最後まで読んで頂ければ幸いです。
この他に、疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
目次
⑴【2021年】外壁塗装の剥がれや膨れ、浮き
外壁塗装をお願いしてから数年後に、外壁や塀などを見て「あれ!?塗装が剥がれてたり、膨れているぞ」と不具合があればビックリすると思います。
外壁塗装や塀などで剥がれたり、膨れてトラブルになる場合は、ほとんどのケースが悪意のない知識不足か、塗装すると現在の塗料ではどうしても膨れてしまう。
という事のリスクをお客様にきちんと伝えきれていない場合がほとんどです。
この外壁塗装や塀、花壇などで塗膜が「剥がれている」「膨れている」ということで悩んで見える方は「本当に悩んでいるけど、どうしたらいいのか分からない…」という状況だと思うので、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
・施工から3年以内の膨れや浮きは施工不良
塗装してから3年以内に塗膜が膨れてきたり、浮いてきたら施工不良の可能性が高いです。
・下塗りから上塗りまでの塗料の選定ミス。
・下地処理がキチンと行われていない
・木部に通常の塗料で塗装してしまっている
この様な状況が考えられます。
・木部
特に「木部」でえすが、私たちが2回目の外壁塗装をされるお客様のところにお邪魔すると、前回の外壁塗装の時に木部に通常の塗料が塗られている場合が結構あります。
その場合は、塗膜が剥がれていて、木部が腐っていることも珍しくありません。
その腐り度合いで、
板金で巻くか?
木部を交換するか?
を決めていくわけですが、どちらにしても、塗装するより高額ですし、最初の塗装の時にしっかりと木部専用塗料で塗装していれば回避出来た訳なので、木部が多くあるお家で初めての塗装の場合は注意しましょう。
・溶剤と水性
家の全体的な外壁塗装をする時には、溶剤(油性)、水性で家の各部位で塗り分けるのですが、本来、溶剤を使わなければならないところに水性などを塗装すると剥がれてくる可能性が高いです。
・下塗りの選定ミス・施工不良
下の方にも詳しく書いていますが、最近の「難付着サイディング」などでは、必ず専用の下塗りをしないと剥がれてきます。早いと完成当日にガムテープを壁に貼り、剥がすと、塗膜が剥がれてくる事も多いです。
あとは、石調やスタッコなど意匠性が高く、ゴツゴツしている様な外壁の仕上げになっている外壁の場合は、しっかりと隙間という隙間にしっかりと下塗りを入れないと「熱膨れ」などを起こす可能性があります。
他にも色々と塗膜が膨れる可能性がありますが、いずれにしてもキチンとした知識と技術をもった専門店にお願いする事が大事かと思います。
・経年劣化による剥がれ
経年劣化での塗膜の剥がれも考えられます。
例えば耐久性10年の塗料で外壁塗装をして20年、30年と放置しておくと塗膜は経年劣化で剥がれてきます。経年劣化での塗膜の剥がれは早めのメンテナンスをおすすめします。
・塗料別の耐久年数
塗料 | 耐久年数 |
ウレタン塗料 | 8年 |
シリコン塗料 | 8年〜12年 |
ハイブリットシリコン塗料 | 12年〜15年 |
フッ素塗料 | 15年〜 |
無機塗料 | 15年〜20年 |
このグレードはあくまで参考にしてください。
今は同じフッ素塗料でもシリコン塗料と同等ほどの耐久性しかないフッ素塗料もありますし、逆にシリコン塗料でもフッ素塗料なみに耐久性のある塗料もあります。
どこでの会社でも扱えて、本当に良いと思うシリコンと聞かれれば、日本ペイントのファインシリコンフレッシュなんかは、昔からずっとある塗料ですが、最近ドンドン進化しているシリコン塗料や、安いフッ素なんかより本当に良い塗料です。
ダメな塗料は淘汰されていきますが、販売されてから、目立ったトラブルも全国でもなく、ずっと色々な会社で使われ続けているのが信頼の証だと思います。
弱溶剤2液型塗料になります。
⑵塗膜の膨れや剥がれが起きやすい下地や状況
外壁塗装や塀、花壇、基礎など塗膜が剥がれるには一定のパターンというものがあります。それは基本的に「下地が水分を含みやすい下地で雨水を吸い込む状況にある」という事です。
下地が水分を吸収しやすい、雨水が吸い込みやすい状況、というと、まずは、下地が水分を吸収しやすいものとは、コンクリート、ALCなどが一番多いのでは、ないかと思います。
そして雨水が吸い込みやすい状況といえば、塀などは下地がコンクリートブロックで出来ていることが多く、土に埋まっているコンクリートのベースは特に防水加工などはしていません。
そのため、地面に染み込んだ雨水などをコンクリートベースから吸収して、上のコンクリートブロックに水が上っていきます。そのコンクリートブロックが表、裏、上、全て通常の塗膜で形成されていたらどうでしょう?
そして夏の暑い日になればどうなるでしょうか?
コンクリートブロックの中に染み込んだ水分は、蒸気に変わりますが、逃げ場がなくなります。そして、それが「塗膜の剥がれ」や「塗膜の膨れ」に繋がるのです。
そしてや基礎や塀などを塗装する場合は、塗装していない部分が見えないように、土を10㎝程度掘ってから塗装することが我々、塗装業者ではある意味常識です。
この様に塀や基礎を塗装する場合は「透湿性」の高い塗料を塗装する様にします。
「膨れるかも」と思った箇所に塗膜を形成する様な塗料で塗装するとほとんど膨れます。
・窯業系サイディングで外壁塗装が剥がれている
またコンクリートやALCだけが塗装が剥がれたり、膨れたりするわけではなく、一般住宅の80%が使用していると言われている窯業系サイディングでも外壁塗装が剥がれてくる、膨れてくるという場合があります。
その場合は大体、浴室の表にある外壁面がほとんどです。
なぜ浴室のある外壁面なのかというと、外壁の貼り方には「直張り」と「通気張り」という貼り方があるのですが、この「直張り」と「通気張り」違いは、直張りは、建物に直接、サイディングを貼り付ける方法、もう一方の通気は、建物に下地の木を打ち、そこにサイディングを貼り付け、通気を良くする方法です。
そして浴室のある面の外壁塗装が剥がれていたり、膨れている場合はこの「直張り」による施工がほとんどです。浴室には湿気が多く発生します。
そしてその湿気を逃す通気工法なら問題ありませんが、湿気が逃げない直張りの時には、サイディングの中から湿気が染み込み、塗膜を裏側から押し上げるといったイメージです。
外壁材のサイディングも外壁塗装で使う塗料も表面からの防水性に関してはきちんと考えられていますが、裏からの防水機能に関しては、弱いものです。
ですので、そのような状況の中、外壁塗装をする場合は、そのまま通常通り外壁塗装をしてもまた同じことを繰り返します。
通気張りか直張りかを見分けられる業者に外壁塗装を依頼することをおすすめします。
見分けられる業者なら、直張りの場合で、塗膜が剥がれたり、膨れたりしていて、再度、外壁塗装をする時の対処法も知っているはずですので。
・防水工事でも膨れる、剥がれることがある
実は外壁塗装よりも膨れたり、剥がれたりすることの多いのが「防水工事」です。膨れたり、剥がれたりする
のは、雨水が吸い込み逃げ場がなく、弾性の強い防水塗料が膨れるといった理由です。
詳しくは、また防水工事について書いていきたいと思います。
⑶剥がれは雨漏りにつながる可能性がある
塗膜の剥がれを放置すると雨漏りになる可能性もあります。
特に下地の外壁材がALCなどの場合は特に注意が必要です。塗膜の剥がれや浮きなどあれば、とりあえず専門家にみてもらうことをおすすめします。
⑷正しい塗装方法
コンクリートやALCが水分を吸収しやすく、塗膜が剥がれたり、膨れたり、浮いてくる事例が多い話をしました。また洋室面にある窯業系サイディングも剥がれやすいという話も加えてしました。
共通して言えることは、「透湿性」の高い塗料を使用するということです。
・おすすめ塗料
透湿性の高い塗料でいえば、アートフレッシュやベースプロテクトなどがおすすめの塗料になります。2つとも高い透湿性を持っていることが特徴の塗料になります。
艶なしというのも特徴の一つであると思います。基本的に艶ありと艶なしでどちらが透湿性が高いかといえば、塗料の種類関係なく、「艶無し」です。
ですので、塗膜の剥がれや膨れなどある場合に外壁塗装をする場合は、艶消しをおすすめします。
・下塗りも考える
上塗りの透湿性が高くても、下塗りが通常のシーラーのように塗膜が形成される塗料ではなんの意味もありません。外壁塗装が剥がれていたり、膨れている場合は、下塗りも薄付で良い透湿性の高い下塗り塗料を選ぶようにします。
・巾木を作る
塀などであれば巾木を作るというのも大事なことだと思います。巾木とは塀であれば全て塗装するのではなく、地面から15センチほど全て無塗装にして、水分が逃げやすい状態にする工程の事です。
そうする事で地面から吸い上げた水分もそこから逃れるようにあり、塗装の剥がれや膨れなど軽減されます。
⑸現在、塗装の剥がれや膨れ起きている場合は?
現在、お家の外壁塗装や塀の塗装が、上に書いたような状況で、剥がれていたり、膨れている場合は、応急処置的に穴を開けて、蒸気や水分を逃すか、しっかりと剥がしてから透湿性の高い塗料で塗装し直すか?
ということになります。この相談をされるたびに「もっと簡易的で耐久性の良い補修のやり方はないのか」などを考えますが、現在では、簡単に耐久性の高い直し方というのはない状況です。
このような膨れや剥がれやすい下地にも外壁塗装できる、内からも表面からも強い、様々なフッ素や無機などの塗料を作って欲しいと思っています。
⑹時間が経てば落ち着く
外壁塗装の剥がれや膨れなどは、防水と同じで夏場に起きやすい現象です。
そして夏場を過ぎれば、膨れは落ち着いてきます。その理由としては、塗料自体が完全に硬化していない状態で柔らかい状態なので膨れやすいのです。
・膨れや剥がれが起きている状況で最も外壁塗装をするのに向いている季節
上で話したように、塗料が完全硬化して、落ち着くまでには時間がかかります。
そのことを踏まえて考えると、現在、外壁塗装や塀などが膨れていたり、剥がれている場合もしくは、新しくコンクリート造の建物や塀に塗装する場合は、「秋が最も向いている季節」と言えます。
その理由としては、次の夏までに一番時間が残されている季節だからです。
⑺最初の塗り替えだ一番大事
一度、施工不良が起きている現場であれば、次の塗り替えの時は、本当は全て綺麗にケレン工事をしてからキチンと塗装することが望ましいのですが、全てケレンするとなれば相当な予算がいりますので、現実的ではありません。
実際に我々にご依頼いただく方でも「全てのケレンをご依頼をいただいた方は、この10年で見ても数回だけです」それだけ予算がかかる工事なのです。
そのことを踏まえると、最初の塗装工事がかなり肝心だと思いますので、コンクリート造のお家に住われている方で、初めての外壁塗装はキチンと知識、技術のある業者が望ましいと言えます。
【2021年】外壁塗装の剥がれや膨れ、浮き:まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は外壁塗装の剥がれや膨れについて出来るだけ詳しく書かせていただきました。このテーマで悩んでいる方は本当に困っている方が多いですので、相談だけでも、県外の方でも構いません。お気軽にお声がけください。
出来るだけ詳しく書いたつもりですが、他にもご質問やご相談などございましたら、いつでもお気軽にお問合せしてください。
この他に、疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
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