防水工事【通気緩衝】の工程・やり方をプロから徹底解説!
最近、防水工事のトラブルによるお問合せの件数が非常に増えています。「防水層が膨れてきた」「雨漏りがしてきている」などなど言い出せばキリがないほどのトラブル事例が多いのです。防水工事と一言で言ってもやり方は、数多くあります。FRP防水、密着工法や通気緩衝工法、シート防水、アスファルト防水などなどです。
ここでは、住宅などの屋上でも良く使われる「通気緩衝工法」という防水工事について詳しくやり方や工程、注意事項についてお話していきたいと思います。
出来るだけ詳しく書いていきますので、長文になりますが、最後まで読んで頂ければ、通気緩衝工法による防水工事で悩むことはないと思いますので、最後まで読んで頂ければ幸いです。
この他に、疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
そもそも防水工事の「通気緩衝」とは一体なんぞや?
と思われる方も普段聞きなれない言葉なので多いと思います。分かりやすくいうと上の図で見て頂ければ理解しやすいと思います。自分で作った図なのでクオリティーは勘弁してください笑
屋根下地と通気シートの間に空気層があると思いますが、本来は図のようにスカスカではなく、通気シートの裏面に上手く空気が逃げるように作られています。
その空気が脱気筒と呼ばれる基材から逃げていく仕組みになっています。
ですので、通気シートのジョイントや端部にはウレタンが中に入らないように特殊なテープをはります。
通気緩衝工法のメリットは
・下地が多少複雑でも施工可能
・防水工事で一番多いトラブルの膨れを防止できる
・軽量なため建物に負担がかかりにくい
などです。
⑴下地を綺麗にしてからプライマー塗布
「通気緩衝工法」の防水工事にたいするメリットや仕組みを説明した所で、工程ややり方についてお話していきたいと思います。
下地を綺麗にしたら、まずはプライマーを塗装していきます。通気シートとの密着をよくするためです。
⑵通気シート貼り
プライマーを塗布して、十分に乾燥させたら、次は通気シートを貼っていきます。ジョイントは1センチほど端部は5センチほど隙間を開けてしわが無いように貼っていきます。
⑶端部、ジョイントテープ、脱気筒設置
通気シートを貼ったら、次にシートのジョイントにジョイントテープ
端部には専用のテープをしっかりと貼っていきます。注意点として端部のテープは通気シートと下地に隙間が出来ないようにしっかりと貼ります。必要なところはコーキングなどを使い隙間がないよう埋めていきます。
この2つのテープの役割は冒頭でも説明したように、この後に施工するウレタン防水が通気シートの下に流れないようにするためです。
この後に、シートに丸く穴を開けて、通気シートのしたの閉じ込められた空気が逃げられるように脱気筒を設置します。脱気筒を設置するのは50㎡に1つほどです。
そして設置する時の注意点として、出来るだけ水上に設置しましょう。
⑷通気シートの押さえ
次に通気シートやテープなどローラーなどで転圧をかけしっかりと押さえていきます。
⑸ウレタン防水塗布
次に立ち上がりには強化メッシュを入れ、ウレタン防水を立ち上がり、平場と塗布していきます。
立ち上がりを塗布したら平場にウレタンを流していきます。
このウレタン防水を2回塗布してから、トップコートをしたら完成です。
⑹トップを塗装して完成
防水を2回塗装して、トップを塗装して完成になります。
工程をおさらいすると
1.下地を掃除、プライマー
2.通気シート
3.端部、ジョイントテープ、必要な部分は端部コーリング
4.脱気筒設置
5.ウレタン防水(1回目)
6.ウレタン防水(2回目)
7.トップ塗装
で完了になります。
通気緩衝工法の防水のまとめ
今回は防水工事の通気緩衝工法について詳しくお話させて頂きました。いかがだったでしょうか?
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