2月19日下請け時代の思い出
こんにちは!リペイント匠の久保です。もうすぐ3月で外壁塗装のシーズン期になりますね。
このコロナの中、今月も毎日沢山のお問合せありがとうございます。
『質問だけでもいいかしら』と気にされる方も見えますが、質問だけでもお気軽にお問合せしてください♪
現場近隣さんで・・・
先日、ある現場を見に行った時に近隣さんで一人で黙々と足場を組んでいる職人さんがいました。
『なんの工事するのかな?』といつもの職業病でみていると、作業着が塗装屋さんの作業着だったのでどうやら塗装工事っぽかったです。
トラックは〇ャパンレンタカーのリースでした。なぜそんなことが分かるのかというと、自分も下請け時代にトラックに急に困ったらそこからレンタルしていたからです。
今はハンマーで打ち込んで組み立てる一側足場を使われることが多く簡単で組立安いのですが、その足場は単管足場といい、パイプ、クランプ(パイプを連結させる道具)で組み立てる足場の材料で、今は住宅であまり使われなくなった材料で組立していました。
自分が16歳の時に足場を組み立てしていた時は、住宅なら、まだ丸太と番線(針金)で組み立てていましたが、今、丸太や単管で住宅を組み立てているというのはあまり見なくなりました。
その理由は先ほど言った、資材は高いですが、ハンマーで組み立てる一側足場が便利でみんなその材料に移行していったからです。
単管足場は特に一人で組み立てるのが本当に大変です。
ですが、足場屋さんに足場工事を依頼する事が出来ない理由があるのだろうと、自分も金額が安すぎるためよく一人で足場を組み立てしたことがありましたので、つらかった下請け時代を思い出しました。
自分も下請け時代の時は、自分たちの事を本当に大事にしてくれる本当に良い方ばかりの元請け業者様も数多く見えました。しかし、反対にいつも安い、何かあればお金を支払いしてくれない元請けさんもいました。
『そんな元請けの仕事しなきゃいいのに』と言われればその通りなのですが、その時も職人が多く、職人の顔がチラつくとつい『頑張ります!』と言っていました。
夕方に見てみると、ひとりでまだ組立していました。「見た感じ19時くらいまでかかるだろうなぁ」と思い見ていると会釈をしてくれましたので『こんにちは!』と挨拶すると元気に『暑いですね!』と笑顔でこの2月中旬に言っていました。足場の組立は2月でも一人でしていると暑くなる大変な仕事なのです。
話は変わりますが、最近、嬉しい事があります。
自分が21歳で独立して一番最初に入ってきた職人、太郎くん(仮名 当時16歳)が今は数人の社員を入れて独立して『今の環境をどうにか変えたいです』と頻繁に自分の会社に相談に来るようになりました。
その太郎くんが独立しているのは数年前から知っていました。
この太郎君以外でも、自分の元従業員で独立している子は数人いて、みんな何かあれば相談に来るのですが、この太郎君は現状に行き詰ったのか、去年の年末くらいにやっと会社に来ました。最初は変わりすぎてて『誰ですか?』と聞いてしまっほどです。
太郎くんの会社名も自分が最初につけたあだ名になってて面白かったです。
下請け時代には気づけなかったけど、今なら分かる『こうした方がいいんじゃない』とか色々とアドバイスしたり、太郎くんのためになるだろうなと思う人を紹介したりしていると『やる事が多くて、最近、仕事がメチャクチャ楽しいです』と楽しそうに仕事しているのが、自分事の様に楽しくなってきます。
『太郎くんも頑張れ!』
ではまた更新いたします!