外壁塗装で使うフッ素の相場などを伊勢市の塗装業者が徹底解説
外壁塗装を見積もりしてもらうと「フッ素塗料」というのは、ほとんどの会社が見積もりのプランに入れているのではないでしょうか?
実際にこの記事を見てくださっている方は、外壁塗装をお考えの方が多いと思いますので、「フッ素塗料」での外壁塗装をご提案されている方もいるかもしれません。
数年前まで、価格が高く中々手が出ない塗料でしたが、今は、各塗料メーカーが色々とフッ素塗料を開発していますので、昔ほど高くはなく、結構スタンダードな価格でご提案できるようになっています。
今日は、このフッ素塗料の特徴や相場・メリット・デメリットなど出来るだけ詳しくご説明していきますので、最後まで読んで頂ければ
「フッ素塗料」について詳しくなると思います。現在、外壁塗装をフッ素でお考えの方は必見です。
この他に、疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
目次
⑴外壁塗装で使うフッ素の相場や特徴・メリット・デメリット
では、外壁塗装に使うフッ素塗料の相場や特徴など詳しく書いていきたいと思います。良くありがちな特徴ですが、特徴を下記に書いていきます。
・耐久性
注意して頂きたいのは、同じフッ素塗料という名前の塗料でも各塗料メーカー・塗料・水性・溶剤によって耐久性や美観性が変わるという事です。耐久性は、12年~15年以上程度になります。シリコン以上、無機以下という位置づけになります。
・親水性
こちらもシリコン以上、無機以下の位置づけになります。フッ素の特徴ともいえる親水性。ウレタン塗料なんかでも親水性と書いてありますが、内容は全く異なるものです。
親水性とは、簡単に言うと汚れが落ちやすいといった特徴です。低汚染性などともいいますが、最近はさらに技術が進み、「超低汚染性」などともカタログに記載されているのをよく見ます。
・さらに防カビ性、防藻性
カビや苔・藻などが繁殖しにくいというものです。日当たりが悪い面・風通しが悪い面は特に、カビや苔が繁殖しやすいので、美観性を保つために欠かせない機能になっています。
⑵外壁塗装でフッ素を使うメリット
では、外壁塗装でフッ素を使うメリットやデメリットを詳しく書いていければと思います。まずはメリットを書いていきますね。
・トータルコストが安くなる
外壁塗装をフッ素で塗り替えするメリットは、生涯にわたり外壁塗装をする回数が減るという事が一番のメリットです。例えば、耐久性10年の塗料で外壁塗装を行った場合は、30年で3回ですよね。
それがフッ素塗料で外壁塗装をする事で30年で2回の外壁塗装で済むわけです。一度に支払う金額は、通常のシリコン塗料と比べれば、少し高額になりますが、トータルコストで考えると結局、安く済みます。
そして、今はフッ素塗料でもシリコン塗料のグレードの良いものと比較しても1缶あたりそこまで価格差が出なくなっていますので、私個人的には、2020年12月現在で「今一番おすすめの塗料」になります。
・信用性が高い
フッ素塗料は、販売されて長いですし、各塗料メーカーも改良を重ねて、昔より質の良いフッ素塗料がドンドン出てきています。ですので、塗料の不具合というのは出にくく、シリコン塗料と同じように信用性のある塗料と言えます。
⑶外壁塗装でフッ素を使うデメリット
外壁塗装でフッ素を使うデメリットとしては、フッ素の下のグレードのシリコン塗料と比べると工事金額が高くなるという事です。
⑷外壁塗装で使うフッ素の相場・費用
外壁塗装でフッ素を使う時の、相場は以下に㎡単価で簡単にまとめました。
※㎡は、1m*1mの事です。
シリコン | ㎡ | 2000円前後 |
フッ素 | ㎡ | 2500円~3500円 |
無機 | ㎡ | 4000円~ |
一般的な30坪ほどのお宅で外壁の面積は、窓の大きさ・多さによっても異なりますが、120㎡~140㎡ほどになりますので、上の㎡単価をかけて頂くと分かりやすいと思います。
⑸外壁塗装をフッ素でする注意点
外壁塗装をフッ素で施工する場合の注意点をいくつか挙げていきたいと思います。
・キチンと施工する
これはフッ素に限らず、どの塗料でも言える事ですが、フッ素塗料の最大のパフォーマンスを発揮するためには下塗り材を外壁材を見ながらキチンと選定して、しっかりと下地作りをして、塗り重ねる事が大事になってきます。いくら良い塗料だからと言って、下塗り選定・下地作りをいい加減にするとシリコン以下の性能になってしまいます。
・比較的に割れやすい塗料
フッ素塗料は比較的に割れやすい塗料なので、外壁塗装するお家の外壁をキチンと確認して、水性、溶剤、硬化性・微弾性を見極めて塗装する事が大事です。特に先打ちするならコーキング部分。
・質の悪いフッ素塗料もある
フッ素塗料というのはシリコン塗料や無機塗料と同じで、「フッ素樹脂が少しでも入っていればフッ素塗料と呼ばれます」この様に、名前が同じフッ素でも樹脂の量によって価格や耐久性・美観性が変わるという事も覚えておいてください。
高級な塗料に良くあることですが、これを悪用し、樹脂の極めて少なく安いフッ素を高値のフッ素を使い外壁塗装をするような見積もりを出す業者もいますので、気を付けてください。
⑹外壁塗装でフッ素を使うおすすめ塗料
では、外壁塗装の際に使うフッ素塗料はどこがおすすめなのという事についてお話していきたいと思います。ここでは、当社リペイント匠が数々のフッ素塗料を使ってきた経験をもとに3つご紹介していきたいと思います。
・ファイン4Fセラミック(日本ペイント)
大手塗料メーカー日本ペイントの弱溶剤2液のフッ素塗料になります。ファイン4Fセラミックは全国的にも多くの住宅の外壁塗装に使われていて本当に質のいいフッ素塗料になります。
・UVアクアコート(日本塗装名人社)
水性のフッ素塗料になります。通常のフッ素に遮熱性も加えたおすすめフッ素になります。
・フッ素UVコート(日本塗装名人社)
弱溶剤2液型のフッ素塗料になります。通常のフッ素に遮熱性も加えたおすすめフッ素になります。
どの塗料も「キチンと施工する」という事が非常に大事になります。そうでないと「シリコン塗料以下の機能」になるという事を、この記事で一番強く伝えたいと思います。
⑺フッ素塗料とシリコン塗料の組み合わせ
外壁塗装はグレードの良いシリコン塗料で塗り替えをして、屋根は外壁に比べて、紫外線を浴びやすく、劣化しやすいので、屋根だけフッ素にするという、
外壁=シリコン、屋根=フッ素、
この様なお家の部位によって組み合わせも最近は本当に多いです。でも確かに、外壁塗装と屋根塗装を同じグレードの塗料で塗装したら、どうしても屋根の方が先に劣化してしまいますので、シリコン塗料とフッ素塗料の組み合わせはおすすめです。
⑻まとめ
いかがだったでしょうか?フッ素塗料の様に高スペックな塗料を外壁塗装の際に使う事は勿論大事ですが、それ以前に「キチンとした職人会社が塗装する」事が大事です。そして、外壁塗装をする住宅に合わせて、微弾性・硬化性・溶剤・水性を使い分ける事も大事です。
価格的にグレードの高いシリコンと比べてもすごく価格が変動するわけではないと思いますので、外壁塗装の際には、一度検討してみてはいかがでしょうか?
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