外壁塗装の塗料は種類がいっぱい!伊賀市の塗装業者が徹底解説
外壁塗装の種類には大変多くの塗料があります。
グレード順で、アクリル→ウレタン→シリコン→フッ素→無機
とその他にも機能性を重視して尚且つ耐久性もバランスの良い、機能性塗料も多くあります。
この全ての種類を各塗料メーカで全てご説明するとすごい記事になりますので、大まかですが、私のおすすめ塗料も含めて色々と詳しくご説明が出来ればと思います。
外壁塗装を行う際の費用に関しても、この塗料の種類によって変わります。逆に足場代などはどんな塗料で外壁塗装しようが変化ありません。
ですので、外壁塗装の種類を知っていくのは大変重要なポイントになりますので、外壁塗装をお考えの方は、この記事を最後まで読めば外壁塗装の種類に悩むことはないと思いますので、長くなりますが、最後まで読んで頂ければ幸いです。
外壁塗装というのは種類によって耐久性・美観・価格が変わるという話を冒頭でもしましたので、実際に大まかにグレード順に分けてみましたので、見てみてください。ここで塗料の種類を判断する基準を少しご説明しようかと思うのですが、まずは
・艶
艶が多いのが好みなのか?艶はあまりない方が好みなのか?ここには正解はありません。派手な感じが好きであれば艶が多い塗料を選ぶべきですし、落ち着いた感じがいいなら艶消しを選ぶべきだと思います。
※ここでのワンポイントアドバイスとしては、一般の塗料は艶で親水性(汚れ対策)・耐久性を保持していますので、そのあたりはキッチリと塗装業者と話をしながら決めてください。中には、元から艶消ししかない塗料もありますので、艶消しで耐久性を維持したい方はその辺りの塗料を選ぶこともおすすめになります。
・耐久性
耐久性はグレードによって変わります。ですが、同じシリコンやフッ素でも、そのシリコン樹脂・フッ素樹脂の配合量によって耐久性が変わってきます。
中にはシリコンの中に無機塗料の樹脂が配合されたハイブリットシリコン塗料もあります。ですので、下記にある、グレードが全てではない、同じグレードでも樹脂の量によって耐久性が変わるという事を覚えておいた方がいいです。
・予算
予算に関しても、上で話した耐久性と同じような事が言えまして、各グレードによって塗料の価格というのは変わってくるのですが、同じグレードの塗料でも、樹脂の量による耐久性、塗料メーカー、塗装店の仕入れ値によっても変わってきます。
ですので、同じシリコンでも安いのは6千円~ありますし、高いシリコン塗料なら2万円~3万円ほどする塗料もあります。1缶で見ると小さな金額のように思いますが、これがお家全体を塗る塗料となると、外壁塗装の種類によって施工金額も大きく変わってきます。
そして、特殊な塗料ですと「専用下塗り材」などもあり、「この塗料を塗るなら下塗りはこれ!」みたいな塗料メーカーの基準もあります。大体、専用下塗り材というと通常の下塗り塗料に比べて高くなってしまいます。
ですので、塗装会社に予算と使いたいグレードの塗料を伝えて決めていく方が分かりやすいかもしれません。
この3つを判断基準にして頂ければ塗料も自分に合った外壁塗装の種類が分かるのではないかと思います。
・アクリル
「アクリル塗料」は安くて良くDIYなどで使われる事が多い事からホームセンターなどで多く販売されている
塗料になります。私たちの様な外壁塗装の職人直営店はまず使わない塗料です。
【アクリルの耐久性】
☆ 【アクリル塗料の費用】 ☆ 【おすすめ度】 |
DIYで定期的に色を変えたいなどの理由で塗装するという事であれば費用も含め検討の価値あり
・ウレタン
ウレタン塗料は上の塗料と同じように最近ではあまり使わなくなった塗料になります。費用も安いけど耐久性も
それなりという塗料です。しかし、しかし「出来るだけ安くで外壁塗装をしたい」「とりあえずの補修」という様な場合は、検討の価値があるかも知れません。ですが、今は安いシリコン塗料ならウレタン塗料とそれほど変わりはありません。
【ウレタンの耐久性】
☆☆ 【ウレタン塗料の費用】 ☆☆ 【おすすめ度】 |
私個人の意見ですが、費用のわりに耐久性が低いことからあまりおすすめはしません。
・シリコン
シリコン塗料は、種類も水性、溶剤、1液、2液、遮熱塗料、高耐久塗料、など一番種類が豊富で皆様に選ばれる塗料になります。
2018年~2019年の1年間で当社で一番、皆様に選ばれた塗料になります。その理由としては、種類が豊富なので、ある程度、色々な傷み具合の状況や外壁の素材に対応でき、尚且つ価格と耐久性のバランスがいい事が選ばれる理由になります。
シリコンの中でも色々と本当に種類が多いのですが、大きく分けて3つあります。
1.普通のシリコン塗料
何か秀でたものは特にない従来の普通のシリコン塗料です。
2.ラジカル制御型シリコン塗料
チョーキングなどを押さえる塗料として開発されたシリコン塗料になります。またラジカル制御型シリコンは、マニアックな話ですが、酸化チタンに特殊コーティングして、ラジカルを発生させないというものです。その酸化チタンが入れられない関係から色によっても能力が変わる塗料になります。
3.無機ハイブリットシリコン塗料
無機ハイブリットシリコン塗料はその名前の通り、高耐久の高級塗料の無機の成分をシリコン塗料に配合させた、耐久性・親水性(汚れ防止)に優れた
塗料になります。
【シリコンの耐久性】
☆☆☆ 【シリコン塗料の費用】 ☆☆ 【おすすめ度】 |
価格をある程度抑えて、耐久性・親水性(汚れ防止)などバランスよく外壁塗装をしたい方におすすめの塗料になります。また種類も多いので、あらゆる外壁材、種類に対応しています。
・フッ素
フッ素塗料の特徴はやはり高い耐久性・親水性です。他にも色々と書いてありますが、ここが一番の違いかなと思います。
また紫外線による色あせなどの進行も遅いことも特徴の一つになります。耐久性は15年~18年程度と長く、また費用も数年前まで高くて、当社では決して多く売れる事はありませんでしたが、
2020年の今は、色々な塗料が作られていてフッ素もかなり安くなり、かなり皆様に選ばれるようになりました。耐久性・親水性(汚れ防止)という理由から、当社では、外壁よりも早く傷んでしまう、雨どいや雨戸、戸袋、小庇、水切りなどの付帯部は、選ばれえた外壁の塗料は関係なしに、全てフッ素塗料で塗装しています。
※一般的に外壁がシリコン塗料で塗装する場合は、付帯部もシリコン塗料で塗装する事が多いです。もしくは、付帯部だけウレタン塗料を使うという場合もあるようです。
【フッ素の耐久性】
☆☆☆☆ 【フッ素塗料の費用】 ☆☆☆ 【おすすめ度】 |
今はフッ素塗料も安く個人的にはシリコン塗料よりもバランスが良く、おすすめの塗料になります。ですが、艶が多い塗料になり、逆に艶消しなどを選ぶとフッ素塗料の良い部分が消えてしまいますので、フッ素塗料を選ばれる際は、艶の有無をしっかり考えておくことが大事です。
・無機
無機塗料は、無機質という意味で炭素を含まないガラスなどの無機物を配合した塗料です。
しかし、一般的にそれだけでは、追従性が無さ過ぎて、塗料にならないために有機、無機のハイブリットになります。耐久性が最大の売りで20年以上という超高耐久の塗料になります。その他にも低汚性にも優れています。
【無機の耐久性】
☆☆☆☆☆ 【無機塗料の費用】 ☆☆☆☆☆ 【おすすめ度】 |
デメリットしては、価格がまだまだ高い塗料になります。あとは、ひび割れがしやすいという点になります。ですので、外壁塗装で無機塗料を使う場合は、万一コーキング部分がひび割れしても分かりにくい様にコーキングも外壁の色に合わせて調色してもらう事をおすすめします。
・光触媒
光触媒は、汚れにくいという点が一番のメリットかと思います。セルフクリーニング塗料とも呼ばれ、雨水で汚れなどを落とすという塗料になります。
【光触媒の耐久性】
☆☆☆ 【光触媒の費用】 ☆☆☆☆☆ 【おすすめ度】 |
凄くいい塗料ではあると思いますが、全国的に色々なトラブルの報告を受けていて、実際の耐久性もはっきりしないので、私どもの会社ではお客様におすすめしていません。どうしても使いたい場合は一度、ご相談してください。
・機能性塗料
機能性塗料にも色々ありますが、機能性の代表的なもので言えば遮熱塗料になります。他にも、耐熱塗料や遮音塗料、断熱塗料など様々なものがありますので、用途によって使い分けましょう。
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次に塗料選びのチェックポイントについてお話していきます。
⑵塗料の種類を選ぶ際のチェックポイント
塗料を選ぶ際のチェックポイントとしましては、外壁塗装を行い種類を選ぶ際には、「外壁塗装を通して何を実現したいのか?」ここをしっかりと明確にしておくと選びやすいと思います。
・高耐久性を求めているのか?
・道路沿いで汚れが気になるのか?
・暑さを軽減したい。
この辺りを外壁塗装の種類を選ぶ際のチェックポイントとして、気を付けて頂ければより快適な生活が手に入ります。
・ご予算
費用も外壁塗装の種類を選ぶ上で大事なポイントになります。グレードの良いものを選べば勿論、外壁塗装の価格というのは高くなります。外壁塗装は大事な事ですが、無理をしてまで、いいものを使う必要もないと思いますので、価格とのバランスを考えてよいものを選びましょう。
・機能面
機能面では先ほど申したように、この外壁塗装で何を実現したいのか?をもっと明確化してその機能に
特化した塗料を提案頂くようにしましょう。そのためにも無料診断時に『外壁塗装をして〇〇〇を実現させたい』と
明確に伝えておくと塗装会社さんも提案する際に、その機能に特化したものを提案してくれると思います。
・色
色に関しては、外壁塗装をしたお客様で『イメージと違った』『思ったより明るかった・暗かった』などの失敗事例が無いように、気を付けましょう。
◆色での失敗『思ったより明るかった』
外壁塗装をする際に色の打ち合わせで必ずと言っていい確率で、塗料メーカーのカタログを見ながら色の打ち合わせをすることになると思います。
それか、メーカーの標準色で気に入ったのが無ければ日塗工という色カタログから決めていくことになりますが、全てが小さいサイズなので、ハッキリと色が分かりません。
そして人間の目の錯覚で「面積効果」というものがあります。それは、小さいものを見ると色が濃く見えて、それを踏まえてA4サイズの塗り板を塗装会社に依頼していくつか用意してもらいましょう。
▲メーカーカタログ
▲日塗工
▲塗り板
あとガイナを外壁塗装に選ばれた場合は、A4のカタログを外で見て頂くとわかりますが、セラミックが太陽の光で乱反射して室内で見るよりずっと明るく見えてしまいます。
ガイナの見本帳をみる時は必ず太陽が照っている外で見てください。
これで『イメージより明るかったは解消されます』
色での失敗『思ったより暗かった』
塗り板などを作ってもらったら必ず明るい昼間に外で外壁と重ね合わせて遠目から見るようにしましょう。室内で見ていますと、電球の色や明るさによって見え方が変わってしまうので、しつこいようですが、昼間の明るいうちに外で『遠目』から見てください。これで『イメージより暗かった』というのは解消されます。
『イメージと違った』
これは2トーンカラーの時によくある事なのですが、色というのは単色でおしゃれに見える事はありません。お家全体の『配色』でおしゃれに見えるのです。
ですので、配色を良く知るために、ご夫婦でご近所を色々な家を見ながら散歩したり、色々な事例を見たりととりあえず沢山の配色を見てみてください。そこで、イメージ通りの家の色合いがあれば参考にすることで『イメージと違った』という事は解消されます。
・耐用年数
耐久年数というのは、塗料のグレードによって変わってきます。しかし、高ければ耐久性が高いというものでもございません。
機能性塗料を選べばそれほど大した耐久性はないが、機能性が優れているために費用が高くなるという場合もございます。ですので、耐久性に関しては、将来あと何回塗り替えをするのか?を考えて長期的にコストパフォーマンスの良い塗料を選ぶことがいいかもしれません。
・外壁塗装は色が超肝心!?絶対に満足できる6つのチェックポイント ↑↑詳しくはクリック↑↑ |
⑶おすすめできる外壁塗装の種類は〇〇
私個人がおすすめするのは、遮熱、断熱塗料のガイナです。何がおすすめかというと、見た目・耐久性・機能性この3つでございます。
ガイナというのは見た目は艶消ししかありません。そして雨樋や他の細かい部分をフッ素で塗装すると、外壁が艶消し、他が艶有とメリハリがついてとにかくカッコいいです。
落ち着いたカッコいい雰囲気を出したい方におすすめです。
※屋根のガイナは汚れやすいので、色選びは慎重にしましょう。
次に耐久性ですが、15年以上と耐久性もいい所です。そして機能性ですね♪機能性は初めてガイナを屋根塗装した9年前に塗った瞬間から涼しさを体験して「これはすごい!」と思った時からです。他にも遮熱塗料というのは、数えきれないほどありますが、本当に効果があるのは、あまり体験したことがありません。
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⑷外壁塗装の種類のまとめ
外壁塗装の種類について細かく書いていきましたが、いかがだったでしょうか?
外壁塗装の種類選びをする際に、各グレードの塗料の特徴や、艶の有無、機能性の有無など、各家庭の立地などにより様々な思いがあると思いますので、『今回の外壁塗装を通して何を実現したいのか?』をまず考える事からスタートだと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!また何か疑問点や分からない事、ご相談、見積もり依頼などございましたら(0120-804-902)までお気軽に「ホームページ見たよ」とご連絡ください。
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