
外壁塗装に足場は本当に必要?費用相場と節約のコツを奈良市の塗装業者が解説!
外壁塗装を検討していると、よく耳にする「足場代」という言葉。
実際に見積もりを取ると、塗装費用に加えて足場費用が数十万円もかかることに驚かれる方も多いのではないでしょうか?さらに、「足場無料」をうたう業者もあり、一体どこまでが妥当な費用なのか、どんな業者を選ぶべきなのか迷ってしまうこともあるでしょう。
しかし、足場は外壁塗装の品質を左右する重要な要素であり、その費用を正しく理解することが大切です。この記事では、外壁塗装における足場の必要性と費用相場を詳しく解説し、さらに、足場費用を賢く節約するための具体的な方法についてもお伝えします。
※外壁塗装の費用全般について詳しく知りたい方は、『外壁塗装をするなら知っておきたい!費用と施工の流れを奈良市の塗装業者が徹底解説』で解説しておりますので、ぜひご覧ください。
目次
外壁塗装における足場の必要性とは?
外壁塗装を行う際、足場は単なる作業のための道具ではなく、塗装の品質や安全性を左右する非常に重要な役割を果たしています。しかし、「足場がなくても工事ができるのでは?」と思う方もいるかもしれません。
ここでは、足場が設置される理由や足場なしで工事を行う際のリスク、さらに足場が法律や規制によって求められる背景について詳しく解説します。
足場が設置される理由
外壁塗装を成功させるために、足場の設置は欠かせない重要な工程です。足場がない状態で作業を行うと、見た目には費用を抑えられるように感じるかもしれませんが、実際には安全性や施工品質に大きなリスクが生じます。
①作業員の安全を確保するため
外壁塗装では高所での作業が必須です。特に2階建てや3階建ての住宅では、梯子や簡易的な設備だけで作業を行うと、作業員が転倒や墜落といった事故に遭う危険性が高まります。足場は、作業員が安定した足場の上で作業を行えるように設置されるため、安全性を大幅に向上させます。
②作業効率を向上させるため
足場があることで、塗装作業は格段に効率的になります。足場がない場合、梯子を何度もかけ直したり、移動するたびに足場を組み替えたりする必要があり、これが作業時間の大幅なロスにつながります。一方、足場がしっかりと組まれていれば、作業員はスムーズに移動しながら塗装を行えるため、作業時間を短縮することが可能です。結果的に、効率的な作業が塗装の仕上がりにも好影響を与えるのです。
③塗装の品質を高めるため
足場の設置は、塗装作業の精度を大きく向上させます。足場がない場合、作業員は不安定な姿勢で作業を進めることになり、塗りムラや塗料がしっかりと定着しないといった問題が発生することがあります。足場を使用することで、作業員は細部まで安定して作業ができるため、外壁全体に均一で美しい仕上がりを実現することができます。
足場なしでも外壁塗装は可能?
外壁塗装を検討する際、「足場なしで工事を行うことはできないのだろうか?」と疑問に思う方もいるかもしれません。確かに足場の設置には費用がかかるため、それを省ければコストを大幅に削減できるように感じます。しかし、足場なしで施工を行う場合には、いくつかの制約やリスクが伴います。
足場を設置しないで外壁塗装を行う場合、条件付きで可能なケースもあります。例えば、平屋や1階建ての建物の場合、作業員が地面や低い位置から安全に塗装を行えるため、足場を省くことができることがあります。また、簡易足場や脚立などを使用して施工する業者も存在します。
また、近年では「ロープアクセス工法」と呼ばれる、高所作業用のロープを活用した塗装方法も注目されています。これにより、足場を組まずに工事を進めることができるケースもありますが、あくまで特殊な施工方法であり、すべての塗装業者が対応しているわけではありません。
足場が法律や規制で求められる理由
足場は、安全性を確保するためだけでなく、法律や規制の観点からも重要な役割を果たしています。外壁塗装の際には、高所での作業が伴うため、適切な足場を設置することが義務付けられている場合があります。
外壁塗装において足場の設置が求められる最大の理由は、「労働安全衛生法」に基づく安全基準を満たすためです。この法律では、建設業や塗装業を含むあらゆる労働現場において、作業員の安全を確保するための環境整備を事業者に義務付けています。
具体的には、高所作業(おおむね2メートル以上)の場合、墜落や転落の危険性がある場合には足場の設置が必要とされます。また、足場の構造についても細かな基準が定められており、適切に組み立てられていない足場は違法となる可能性があります。
足場費用の相場と内訳
外壁塗装の見積もりを見ると、多くの場合「足場費用」という項目が含まれています。この足場費用は塗装全体の費用の中でも大きな割合を占める部分であり、具体的な相場や内訳を知ることで納得感のある選択ができるようになります。また、「足場無料」とうたう業者の注意点についても触れ、適正価格を見極めるポイントを解説します。
足場代の全国的な相場
足場費用は建物の大きさや形状によって大きく異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
①2階建て住宅(延床面積30〜40坪程度)
足場費用は約15〜25万円が目安です。この金額には、仮設費用、撤去費用、人件費が含まれることが一般的です。
②3階建て住宅(延床面積40〜50坪程度)
3階建てになると足場の規模や組み立て作業が増えるため、20〜30万円ほどが相場とされています。
③平屋住宅(延床面積20〜30坪程度)
平屋の場合、作業の難易度が低いため10〜15万円程度で済むことが多いです。
さらに、地域によって費用が異なる場合もあります。都市部では作業員の人件費が高いことが影響し、地方と比べて費用がやや高くなる傾向があります。
足場費用の内訳
足場費用の内訳を理解することで、見積もりが妥当かどうかを判断する材料になります。主な内訳は以下の通りです。
①仮設足場の設置費用
足場そのものを組み立てるための材料費や人件費が含まれます。使用される足場の種類(単管足場、クサビ式足場など)によって費用が変わることがあります。
②撤去費用
施工が終了した後に足場を撤去する費用です。足場の撤去作業には設置と同じく人件費がかかるため、必ず見積もりに含まれます。
③運搬費用
足場を現場に運び込むための輸送費です。施工現場が遠い場合は運搬費が高くなる傾向があります。
④養生ネットの設置費用
足場に取り付けられる養生ネットの費用も含まれます。このネットは塗料の飛散を防ぐために必須です。
「足場無料」を掲げる業者の注意点
中には「足場無料」とうたう業者も存在しますが、これには注意が必要です。足場費用は塗装全体の費用の約2割を占める重要な部分であり、無料にできるものではありません。以下のようなリスクがあるため、慎重に見極める必要があります。
①他の費用が高く設定されている可能性
「足場無料」を強調する代わりに、塗装費用や工事費用全般を高くしている業者もあります。見積もり全体の費用を確認し、他社と比較することが重要です。
②手抜き工事のリスク
足場設置費用を削減するために手抜き工事を行い、施工品質が低下するケースがあります。特に塗料の塗布回数や仕上がりのムラなどが発生しやすくなるため注意が必要です。
③見積もりの明確さが欠けている
足場費用が含まれない見積もりは、費用の透明性に欠けています。施工後に追加費用を請求される可能性もあるため、契約前に十分な確認を行いましょう。
適正な費用を理解し、信頼できる業者を選ぶことが、満足度の高い外壁塗装を実現する鍵となります。
地元の信頼できる業者を選ぶ
地元に根付いた塗装業者を選ぶことも、足場費用の節約につながります。大手業者と比べて地元業者は、以下の点でコスト削減が期待できるからです。
- 移動コストの削減:施工現場が近ければ、足場資材の運搬費用を抑えられる場合があります。
- 対応のスピード:地域に密着しているため、迅速な対応が可能で、追加費用を抑えられるケースもあります。
- 価格交渉がしやすい:地元業者は口コミや評判を重視する傾向があるため、誠実な価格設定をしている場合が多いです。
地元業者を選ぶ際は、直接訪問して相談したり、施工実績を見せてもらったりすることで、信頼性を確認しましょう。また、地元住民の口コミや紹介を活用するのも有効な方法です。
まとめ~奈良市の外壁塗装・屋根塗装なら
本記事では、外壁塗装における足場の必要性、費用相場、そして節約のポイントについて詳しくお伝えしました。足場は単なる費用項目ではなく、作業員の安全を確保し、塗装の品質を高めるための重要な要素です。しかし、適正な費用を知り、工夫を凝らすことでコストを抑えることも可能です。
外壁塗装は家の美観と耐久性を維持するために欠かせない大切な作業です。足場費用を正しく理解し、信頼できる業者を選ぶことで、満足のいく塗装工事を実現することができます。
ぜひこの記事で得た知識をもとに、まずは見積もりを依頼し、納得のいく選択をしてください。最適な業者との出会いが、快適な住まいづくりへの第一歩となることでしょう。
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